沼津駅 東海道本線
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2012/10/23 08:41:13
沼津駅は、静岡県東部の主要都市である沼津市の代表駅であり、同市の市街地に位置しています。JR東海の旅客駅とJR貨物の貨物駅が同居する駅であり、東海道本線を所属線として、御殿場線を加えた2路線が乗り入れています。東海道本線では沼津駅は路線の中間に位置する中間駅の扱いですが、御殿場線ではその終点であり、小田急線に直通する特急あさぎりも2012年(平成24年)のダイヤ改正まで沼津駅まで乗り入れていました。いずれの路線も、JR東海が第一種鉄道事業、JR貨物が第二種鉄道事業となっています。
停車する旅客列車は、東海道本線で運行される寝台列車「サンライズ瀬戸」・「サンライズ出雲」を含めた当駅を経由するすべての列車です。
駅の開業は1889年(明治22年)。開業時より国有鉄道の駅でしたが、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海・JR貨物の2つの事業者が運営する駅となりました。かつては、旅客駅・貨物駅に加え機関区や貨車操車場が併設され、駅からは沼津港駅までの貨物支線(沼津港線)も分岐、駅前には路面電車の停留場(沼津駅前停留場)がある鉄道の中心地でした。静岡県沼津市大手町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅です。
駅南口は静岡県東部を代表する商業地区(「沼津仲見世商店街」など)となっており、百貨店や商店街、映画館やボウリング場が入居するジョイランド沼津などがあり多くの人で賑わう。また、地域経済の中心としてスルガ銀行本店や静岡中央銀行本店を含む多数の銀行があります。沼津市内各地や伊豆半島方面への路線バスの発着場所になっています。しかし、1990年代以降は、駅前にあったニチイや丸井などが次々と撤退、富士急百貨店も規模を縮小しました。南口側の百貨店は富士急百貨店と西武百貨店のみとなったが、再開発ビル「イーラde」が2008年3月20日に完成しています。なお、沼津市役所などの市の中心的な公共施設も南口になります。
駅北口では、広大な旧国鉄沼津機関区の跡地を利用して、催し物開催施設である「キラメッセぬまづ」が設置されています。また、イトーヨーカ堂沼津店を含むショッピングモールイシバシプラザが近い。風俗店が多く、人通りは南口に比べてそれほど多くないが、2006年4月15日にシネマコンプレックスを含む大型商業施設、BiVi沼津が開業し、今後の発展が期待されています。
弁当販売権は桃中軒が持っていて「鯛めし・とり重・さとやまのさち・港あじ鮨・富嶽あしたか牛すき弁当・伊豆龍馬飛翔会席膳・伊豆の思い出・文士の玉手箱・清流うな重を販売しています。
ホーム・駅構内
東西に伸びる島式ホーム3面6線を有する地上駅である。のりばは南側から1番線、2番線の順で、6番線まであります。
2番線が駅の下り本線、4番線が上り本線であり、残りの各線は副本線(待避線)です。なお名称は、1番線が下り1番線、3番線が中線、5番線が御殿場本線、6番線が上り1番線である。また貨物列車などが使用する着発線が、6番線の北側に2本(上り2番線・上り3番線)、1番線・2番線ホームの西側にあたる場所に2本(下り2番線・下り3番線)あります。貨物設備に繋がる側線は、下り2番線・下り3番線に接続しています。
駅構内には複数の側線があるほか、駅東側の御殿場線沿いには沼津運輸区の電留線が広がっています。かつては構内北側にも機関区(沼津機関区)が置かれていた。機関区の跡地は既に再開発されています。
各ホームは、ホーム西側にあり北口・南口に繋がる跨線橋と、東側にあり南口に繋がる地下通路で連絡している。
沼津駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1・2 ■東海道本線 下り 静岡・浜松方面
3 ■東海道本線 上り 熱海・東京方面
■御殿場線 - 御殿場・国府津方面
4 ■東海道本線 上り 熱海・東京方面
5 ■御殿場線 - 御殿場・国府津方面
6 ■御殿場線 - 御殿場・国府津方面
■東海道本線 上り 三島・熱海・東京方面 御殿場線からの直通と一部の始発
駅舎は構内北側と南側の2か所。2つの駅舎は跨線橋で繋がり、その跨線橋で各ホームにも連絡しています。駅舎と跨線橋および、跨線橋とホームを結ぶエレベーターが整備されています。
改札口は、南北2つの駅舎の中にある北口・南口と、跨線橋から駅ビル「アントレ」に直結するアントレ改札口の3か所。各改札口には自動改札機が導入されています。駅舎内には、みどりの窓口や自動券売機が設置されている。また1・2番線にはライナー列車の乗車整理券券売機が2台設置されています。
ホームの発車標は、以前は反転フラップ式が使用されていたが現在はLED式が使用されています。各改札の発車標は以前からLED式が使用されています。この他跨線橋と北口の改札には各方面行きの先発列車の発車番線を案内するLED式の案内表示機が設置されています。
沼津駅は有人駅。また、駅長配置駅(直営駅)に分類され、管理駅として沼津市内にある東海道本線の2駅(片浜駅・原駅)を管理している。
東京方面へのアクセスは東京駅を発着する普通列車(1日上下20本)があります。かつては、東京駅発着の普通列車が1時間あたり1-2本乗り入れていたが、2004年10月のダイヤ改正で東日本旅客鉄道(JR東日本)とJR東海の境界駅である熱海駅で普通列車の運転系統をほぼ分ける形となり、朝夕の通勤時間帯と夜間を除いては熱海駅での乗換えが必要となりました。
また御殿場線・小田急小田原線を経由して沼津駅と新宿駅を結ぶ特急「あさぎり」が1日4往復乗り入れていましたが、乗車率低迷や新型車両への置き換えにより2012年3月17日のダイヤ改正で御殿場駅発着となり沼津駅への乗り入れは取りやめられました。
駅の高架化計画
沼津市が進める「沼津駅周辺総合整備事業」の中核事業として、沼津駅の高架駅化が計画されています。静岡県が事業主体となり、1991年(平成3年)11月から基本構想の策定に着手、2006年(平成18年)11月に高架事業の認可を取得しました。
計画案によれば、沼津駅の高架駅化、東海道本線の大岡団地付近 - 小諏訪付近の約3.7kmと御殿場線の大岡団地付近 - 沼津駅付近の約1.6kmを高架化が実施され、それによって13か所の踏切が撤去される。駅に併設されている貨物駅と車両基地は、沼津市原地区(原 - 東田子の浦間)、沼津市片浜地区(沼津 - 片浜間)にそれぞれ移設される。新貨物駅には着発線荷役方式(E&S方式)が採用される予定です。
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