Nicotto Town ニコッとタウン

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ツイッターストーキング 2


 灰汁子(あくこ)は病院に勤める独身の看護師だった。
他の看護師からはベテラン看護師主任として尊敬の目で見られ慕われていた。
そんな彼女に悪魔見習いのゴキ魔が目をつけたのだ。
あく子の勤める病院はベッド数150近くの一般病院で、看護師と準看護師を合わせると70人程の白衣の天使が交代で勤務していて、その内の内科病棟を受けもつ30人の看護師の頂点にあく子は立ちかけていた。
うまくいけば内科病棟の看護師長になれるのだ。
しかし、あく子は出世のために看護の仕事を頑張っている女性ではなかった。
あく子にはトラウマになっている幼い時の経験があり、その精神的な傷を癒し看病をしてくれた看護婦さんに憧れ、看護師の道を選んだ純粋な動機を持っている看護師だったのだ。
今でも、彼女は母といっしょに車に跳ねられ車のボンネットに叩きつけられ後のことを覚えていた。
それは一瞬の出来事だった。
母に抱かれながらアスハァルトの道路を転り、母の胸に押さえつけられた自分の耳に母の骨の折れる音が聞こえた。
その後のことはなにも覚えていなかった。
気が付けば病院のベッドで寝ていたのだ。


「うぅぅぅ」
あく子は自分のうめき声で目を覚ました。
「へんな夢、久しぶりに見ちゃった。疲れているのかしら」
あく子は一人、そう呟きながらベッドの枕元のスマートフォンに手を伸ばし寝ている自分の顔の前に持ってきた。
夜勤明けの睡眠だったので時間は13:10を表示していた。
スマートフォンのツイッターアイコンに指で触れた彼女はツイッターのホームページから非公開のリストの一つを開きツイートを読んだ。
このリストには病院のあく子の部下の看護師達の非公開のツイートが表示されるようになっていた。
部下達のたわいも無いただの呟きだが、あく子にとっては重要な情報源になっいた。

『看護一号@smlle「今日も仕事が始まった。スマイル、スマイル」』
『看護四号@aun「305号のクランケのジイジィ・機嫌が良いのか朝の挨拶をしてくれたわさぁ」』

など、たわいも無いことがつぶやかれていた。

あく子はツイートに一通り目を通すと病院では何も起こっていないことに安心したのか再び眠りについた。






#日記広場:自作小説

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2012/10/28 22:42
【自作小説倶楽部からのお知らせです】
(お読みになられましたらご消去くださいませ)

 くまのすけさんが入会されました。
 宜しくお願い致します。
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2012/10/28 19:45
これからが事件ですね



【気になったところ/ここは短いセンテンスがいいかも】

今でも彼女は母といっしょに車に跳ねられ車のボンネットに叩きつけられ後、母に抱かれながらアスハァルトの道路を転がった時、それは一瞬の出来事だったが母の胸に押さえつけられた耳に母の骨の折れる音が響いたのを覚えていた。
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2012/10/26 15:43
つまり……
これから何かが起こるのですね(・∀・)
アバター
2012/10/26 01:58
入院患者もツイッターしていたら、凄いよね。
看護師と患者、両方を購読している人がいたら、と想定すると。。
中には、患者を装った看護師の書き込みがあったり、
その逆の看護師を装った患者の燃料投下の戦いで、
病院のサーバーが炎上するとか。認知症のつぶやきが神ですね〜
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2012/10/26 00:06
研究不足でウソを書いているかも
許してぇ~ ネ



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