Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


めしがすすむおかずは


青ガチャで栗ごはんばかり出てしゃもじがでない蒼雪です。

今回のお題は「ご飯がすすむおかず」
去年も同じお題が出ていました。
たしかその時は…イクラごはんが食べたいなとか書いた気がします。

今年も同じことを書くのもアレなので、映画のお話を少し書きます。

その名も「南極料理人」

深夜映画放送で偶然見つけました。今まで見たいと思っていたので、大チャンス。
さっそく録画して見てみました。

この映画、なんとあらすじがありません。
一応セールス用に用意されたあらすじがあるけど、本編はいたって単純。
主人公の料理係の西村(堺雅人)が、個性的な観測隊員たちのためにひたすら毎日ごはんをつくり、それを隊員たちが食べまくる話です。

映画に出てくる南極観測隊員は、自分で志願したのではなく、ほとんどが一般企業や自衛隊から左遷ともいえる形で派遣された男ばかりです。
生物が存在しない極寒の地で、彼らの娯楽と言えば麻雀や酒、女性のレオタードが拝める体操番組くらい。
家族を日本に残してきた西村や、遠距離恋愛に励む雪氷サポート(学術標本にする氷を掘る手伝い)の兄やんなどは、折に触れて大切な人を懐かしみます。

けれど、自分にとってかけがえのない人たちは、あまりこちらを大事には思ってないみたい。
西村の妻や、反抗期まっさかりの小学生の娘は、南極に行く西村を心配してもくれない。
雪氷学者の本さんの奥さんは、本さんの誕生日にも電話に出てくれない。
極めつけは兄やんで、数日ごとに高額の国際電話で恋人と連絡を取るのですが、彼女との会話にだんだんズレが生じてきます。
相手がこちらの話題に無関心になるのですが、でも相手は自分の感じる親しみ度と同じと思って話しかける兄やん…。
この会話のやりとりは、誰もが一度は経験があると思います。それほどリアルに、さりげなく、人との心の距離が描かれています。
そういうシーンを通して、「自分にとって本当に守りたかった大切な人の価値」について、見る人は考えさせられます。
率直にいうと、距離が離れたとたんに関係がずさんになる彼女たちっていらなくね?
それよりも、今こうして毎日寝食をともにしている隊員たちのほうがよほど家族だ、と。

しかし、映画も後半で、南極隊員たちへの子供たちからの中継インタビューの企画が出てきます。隊員たちの姿は子供らに映って見えるのですが、隊員たちは音声のみしか伝わっていません。
そこで、西村が娘の友香と知らずにインタビューに答える場面があります。
「お母さんが、お父さんが単身赴任してから元気がありません」
「それなら君がお母さんにごはんを作ってあげればいいよ」
「えー、なんで? それでいいの?」
「もちろん」
友香も、西村の妻も、とてもうれしそうでした。
…これまでのシーンの積み重ねで、見る人に「家族なんていらねえよなぁ」「形だけの恋人なんて意味ないね」と思わせていましたが、ここですべてが救われます。
あ、結局兄やんは彼女にフラれましたが、最後は電話交換の女性とうまく知り合っておりました。
映画のラストでは、見捨てられていたかのような隊員たちをたくさんの人が空港へ迎えにきてくれていて、心温まります。

こんな感じのヒューマンドラマが、実は本編のおまけです。
主役はとにかく料理!
海上保安庁の巡視船で料理担当だった西村は、和食からフランス料理、ケーキまで作れる万能コック。
彼のおかげで、隊員たちは毎日豪華な料理を食べさせてもらえるのですが、ひとことも「おいしい」って言わないんです。ただひたすら貪り食う。それを、毎回西村は、演じる堺雅人特有の貼りついた笑みを浮かべて見守るのです。
しかし唯一隊員がこれ以上なくうまそうに食べるシーンが、西村がラーメンを手作りしてふるまう場面。
約2名の隊員が毎晩、好物のインスタントラーメンを盗み食いしていたために、一年分のラーメンが短期間で底を突き、犯人のタイチョ―は日々なげき悲しみ、共犯の頭もじゃもじゃは仕事をボイコットしてひきこもりになるありさま。
人間、いかに豪華な食事でも心が満たされないという証明でしょう。
ラーメンを作ろうにもかん水がないという西村に、ベーキングパウダーに塩と水を入れてかん水になるという助言がもたらされ、西村は手もみ縮れ麺しょうゆ味を作ることに成功するのでした。
これを食べる隊員たちの顔のうれしそうなこと。具はチャーシューとネギ、炒めたホウレンソウ? そんなそぼくな具も日本の古き良き郷愁をそそります。
思わずこちらもラーメンが食べたくなりました。
あ、そうか、ラーメンはノスタルジーを表しているんですねw

西村の作る料理を中心に、いい大人の隊員たちがテンション高く毎回バカ騒ぎする2時間半、あっという間に観てしまいました。
娯楽がないと、ふとしたことでノイローゼになる危険を、あえて細かいことに一喜一憂してテンションを保つ大切さが示されています。
隊員のお誕生日会、節分などのイベントはもちろん、日常でも独自の工夫で閉鎖環境を乗り切るたくましさが見ていて面白おかしいです。
そうやって心身をすりあわせるようにして過ごした1年あまり、最後はなんだか西村がみんなのオカンになっていた姿が笑えました。
そのありようが人との共同生活の理想形――つまり、家族+仲間の楽しさなんだろうな、と。

最後になりましたが、お題ブログのシメとしてひとつ料理を挙げさせていただくなら、
私は「チキンラーメン」を推薦いたします(^w^)
子供のころは化学調味料全開な味つけが苦手でしたが、最近とみにおいしく感じられるようになりました。
これもノスタルジーなのでしょうかね?w

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2014/06/23 18:30
いいえ、なんだかすごく心配になったので、ささやかながらお見舞いを差し上げた次第です。
こうしてコメントをいただけて、ほっとしました。
何を喜んでくれるか悩んだのですが、ハルさんに気に入っていただけて、こちらも嬉しいです(*^_^*)

病気はつらいですよね。痛かったり苦しかったり、自分との闘いでもあるから。
長引かないように、こちらもお祈りしています。早く元気になりますように…。

南極料理人、私も西村淳のエッセイを買いまして、爆笑しましたw
映画の料理担当の飯島さん、女性の方。やさしそうな人ですね。
糸井重里の主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトがあるのですが、そこで映画「南極料理人」に登場した堺雅人と一緒にインタビューを受けてました。あれを見て、映画にも興味を持っていまして。
おいしい料理を作れる人は、思いやりも深いんだなぁと思います^
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2014/06/23 16:40
あああ…途中で投稿してしまいました^_^;
すみません☆
これだからスマホは〜…(笑)

ようやくなんとかインできました(*^◯^*)
ひどい病状は回避できたようです♬
でもまだ左の腎盂が腫れてるらしく、抗生剤打ちながら様子見してる感じです☆

蒼雪さんのおかげで、少し元気出ましたよ♬
誰かが応援してくれているというのは、心強い、本当に…
がんばりますね♬(*^ヮ^*)
そして、あのかわいこちゃんは大切にしますね♬


あ、南極料理人も好きです♬
この映画のお料理を担当しているフードコーディネーターの飯島さんが大好きで、本も持ってるくらいです(笑)
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2014/06/23 16:11
こんにちは(*^◯^*)
さっきニコタにインしてびっくりしました!
素敵なものをありがとうです♬
超うれしい♬
このところさすがにちょっと気持ちも弱よわになっていたので、とても元気づけられました^_^
あんまり頭も回らなくてうまく書けないけれど、ともかくめっちゃくちゃ!うれしかったです♬
優しさを、ありがとう、蒼雪さん♬
ちょっと病状も落ち着いてきて、ようやく
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2012/11/07 10:15
軸さん、コメント感謝です。

おお、そんな番組があったんですね。見てみたかったです^^
映画でも、娯楽がないと簡単に人は頭がおかしくなるってことが、演じる人たちの様子で伝わってきました。
映画もマンガもテレビも、人が生きていくうえで必要ないなんて言われがちですけど、いかに芸術と娯楽が人間を人間らしくさせるかっていう良い証明になってましたね。
ヒューマンドラマが一応セールスポイントになってますが、西村の作るごはんをめぐって隊員たちがドタバタする、それだけのコメディとして楽しめます。
きっとご覧になって損はないと思いますので、機会がありましたらぜひ^^

ところで、ふりかけと栗ご飯は苦肉の策ですww
栗があったらふりかけ要らなくないですか?^^;
しゃもじでなくて…。確率低すぎですね~。
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2012/11/06 23:23
テレビで、この映画の紹介と、実際の料理人が出演して話してたの見ました。
料理にいろいろな工夫をするだけでなく、ゲーム性を取り込んでたとかw
ちょっと忘れちゃったけど、一人だけハズレ的なものがあったみたい。
そうでもしないと、南極生活は「笑い」がまったくなくなってしまうらしいです。
ヒューマンドラマ…興味あるなぁ~~。
今度、見てみようかな^^

モモゾーふりかけ、イベント終わったら使うことないかな?と思ってたけど、
エプロン・栗ご飯と合わせると、すっごくいいですね☆ 今度やってみよっと^^
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2012/10/31 10:17
アイマールさん、コメント感謝です。

お、青い文学ご存知ですか!私もあのシリーズ好きなんですよ。
最初観たときは、全作品の主役が堺さんの声では合わないんじゃない?と思ってたんですが、ふしぎと似合ってました。
「人間失格」の葉蔵の役がマッチしてましたね。独特のハスキーな声と人物がぴったりでした。

南極料理人は、雑誌の映画紹介の記事でストーリーを見て以来気になってました。
で、ようやくこのたび見ることができたのですが、ストーリーが面白いというより、キャラが楽しいんです。彼らがバタバタやりとりしているだけで、ひたすら笑える。
アイマールさんのおっしゃる「昭和の小中学生」という評、同じ感想を抱いてる人も多いですよ。w
いい年こいても、男はいつまでも子供なんだなっていうか、まさに「男の合宿」なんです。

麻雀で遊ぶにも、垂れ幕に「中国文化研究会」とあったり、医療担当のドクターがカクテル作りを始めて小さな居酒屋スペースが基地(プレハブ小屋)にできてたり。
問題のレオタードは、朝のラジオ体操かわりに使用しているビデオですが、ちょっとレオタードの空き背中が見えただけで「おぉ~!」と歓声をあげたりね。ほんとにおかしいww

もしビデオ屋さんなどで見かけましたら、ぜひともご覧いただきたい作品です。あっという間に2時間半過ぎていきます。
せっかくビデオ録画したのに、容量食うから消してしまったのが惜しいです。もう一度見てから消すんだった^^;

なるほど、ラーメンの好みは、親の与える食生活にも大きく影響するんですね~。
家ではなぜか、カップラーメンは体に悪いと言って、ラーメンはなぜか袋ラーメンばかりでした。化学調味料を使うという点では、どちらも同じだと思うんですがww
最近はそれに気づいたのか、両親も自由にカップラーメン食べてますけどね^^;
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2012/10/31 00:19
堺雅人さんが主演ですか、見てみたいですねぇ!^^
私、堺さん結構好きなんですよ~。
この人、声優やらせても結構上手いんです!
「青い文学」っていうアニメで人間失格の主人公の声やった時は、スゴイ良かったんですよ~。

一瞬、「南極料理人」ってタイトル見た時は、南極で発見した生物を料理するのかと思っちゃったんですけど。
なんだ、違うんですねぇ。(当たり前だ!www)
でも、なかなか面白そうなストーリーじゃないですか。
ちゃんと観測隊の濃いドラマが描かれているのに~、メインはあくまでも料理!www
うん、斬新♪ (^m^*)
逆に見てみたい好奇心をくすぐられますね、この演出上手いなぁ! メモっとこう…! 〆(。 。*)
あと、「女性のレオタードが拝める体操番組くらい」ってのが、涙を誘いますねぇ…。 (T ∀ TA;)オヨヨ…
いい歳した大人なのに、こんなのオカズにしなきゃいけないなんて悲しすぎる~。www
昭和の小中学生かっちゅ~の。www
この映画、機会があったら絶対見てますよ~♪

私もチキンラーメン食べたのは、大人になってからですねぇ。
子供の頃は、金ちゃんヌードルかカップヌードルばっかりでした。
ウチの親が好きだったんですよ…。^^;
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2012/10/30 14:51
あびにゃんこさん、コメント感謝です。

ラーメンは、今はすっかり日本食になってますね。ご当地ラーメンもできるくらいですから、それぞれ好みの味があっていいと思います!w
なるほど、あびにゃんこさんは塩と味噌派ですか~。
具材がバリエーション豊かなのがお好みなんですね^^
じつはなかなか、うまい醤油ラーメンってお目にかかれないんですよね。私は頑として醤油派なんですけどね。煮干しダシのシンプルな細麺とか、なぜか昔から醤油ばかり食べてましたww
もちろんほかの味も好きですけどねw
醤油味はダシが一番ものをいうから、ちゃんとダシを取れていないとおいしくないです。
化学調味料でごまかす店も多くて、そういうところは、いくらチャーシューがうまくても2度と行きたくないなって思いますね。
これからの季節、ますますラーメンが恋しくなる時期になりましたww
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2012/10/30 11:05
ラーメンやカレーはもはや中華やインド料理じゃなくて日本文化のひとつですよね。
それぞれの家の味があり、それぞれの人にこだわりがある。
そして、皆が笑顔になれる料理だと思う^^
私も美味しいラーメンが食べたくなりました♪
あ、ちなみに! 
私はバター炒めした野菜てんこ盛りの塩ラーメンか、コーンたっぷりのみそラーメンが好きですw 
チャーシューとメンマとねぎだけが具の醤油ラーメンはイマイチです。
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2012/10/27 21:44
じゅらさん、コメント感謝です。

チキンラーメンのおにぎりですか?w
あ、砕いてごはんに貼りつけるんですね、きっと!^^
たまに無性に食べたくなりますよね~。私も最近好きになりました(^w^)ww
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2012/10/27 21:15
ちっきんらぁめん ちょっぴっとだけ かってってとってってとってっと♪

(*‾◡◝ *)むふっ♥ 

チキンラーメン ゚。+゚☆ダ-ィヾ(*´Θ`*)ノ 好き☆゚+。゚w

チキンラーメンおにぎりは ちょっと しょっからかったです。。。(๑⊙ლ⊙)ぷっ!



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