Twist and Shout
- カテゴリ:音楽
- 2012/10/29 20:56:29
The Beatles 「Please Please Me」から
Facebookでなぜかすごーく年の離れた若者に友達申請されました。知らない人。興味半分OKしてみたら、「ビートルズ好きですか?」と。まあ幅広く聴くからそればっかりじゃないけどひととおり通ってきてはいるよねって話したら、「聴き始めたばっかりですけど、今は『Lady Madonna』をよく聴いてます。」と。
何だか良いなあ…この人にとっては今ビートルズってものすごく新鮮な驚き以外の何者でもないんだろうなあって考えたら…聴きなおす以外ないわけですね。
「Please Please Me」というアルバムが、スタジオの都合でたった12時間で録音されたということ、その結果、最後のこの曲はジョンが風邪気味だったこともあってガラガラのひどい声…それがこの迫力につながったということは有名な話ですが、じゃあそれもぜひやってみようと。
車で片道5時間のドライブ。その往復+αでビートルズ全アルバムを車中で歌ってみました。もちろん、うろ覚えの歌詞は適当にごまかしながら。ビートルズを歌うなんて何年ぶりだろう。…やたらハイになって、後半はのどもガラガラでしたが、気持ち良かったなあ。
で、改めてビートルズというバンドのものすごさをまさに体感したわけですね。何しろ、「Past Masters」2枚と「Yellow Submarine」も入れて全15アルバム(うちいわゆる「White Album」は2枚組)、まったく途中でダレるところがない。すべての曲に詰め込まれたアイディアと、そのアイディアを実現するための試行錯誤や工夫で満ちあふれているわけです。いろんな音楽を聴いて分かったようなつもりになっていた自分が恥ずかしくなりました。まだまだ、どんな音楽もこの20代の青年たちが「発明した」音楽を乗り越えてなどいないのだと、実感。
パワフルな音が欲しかったからギターをコンソールに直結…その音のパワフルさなんて、どんなアンプもエフェクターも絶対に再現できないくらい突き刺さってくるのです。機械を作った人、仰天しただろうし、壊れないかどうか不安だったろうなあ。
さて、じゃあ今度は「Anthology」と「Live At The BBC」も引っ張り出そうかな。
http://www.youtube.com/watch?v=pVlr4g5-r18
http://www.youtube.com/watch?v=cG2gNvqGJVU
↑「Strawberry Fields Forever」はリンゴのドラムの中で一番好きな曲なのですが、「Anthology」の(Take7 & edit piece)後半のドラムソロを聴いたときにぶっ飛んだのを覚えています。レニかと思った。この独特のタメがあるドラム、ビートルズをビートルズたらしめている抜群のタイム感。
高校のとき、友だちとチャリ2ケツで歌っていたのです。コーラスしながら。
何の前フリもなく突然「ミスタ~~~~!」と始めるのですね。
そうすると突如ハモりながら街を駆け抜ける怪しい2人組が登場するわけです。
何か…アホですね。でも大切な思い出です。
ワタシは高校のときですね。
ちょっと聴いてみようかな…と「ヤァヤァヤァ!」を買ったのです。
…気付いたらお年玉全部つぎ込んで、1週間後には全部そろってました。
ほんとに、一生付き合っていくに足りる、いつでも新しい発見がある音楽だと思います。
サークルともども、末永く付き合っていきましょう。
大人になってSomethingが好きになりました。
いつでも彼らの音楽に触れることができるって、なんて幸せなんだろうと思います。
60min のカセットテープ。
それ以来、全部聴きあさって
何万回(それ以上?)聴き続けてることか。
これから先も、一生つきあってやる。(笑)