Nicotto Town


黒曜のアジト


ドルチェより甘い君に

ばっちり腐向け(白骸)で、微…裏…?
でももろなシーンはカット。
多分後にヤフーブログでねっちょり裏シーンありverを上げるけど、ニコタでは割愛。
ちょっとオチが甘いな。骸をもっとしゃべらせたかったし。



すたーと↓↓















日がどっぷりと沈み、夜のとばりが町を包み始めた頃、彼は現れた。
寂れた廃墟にずかずかと入る純白の男その見た目にふさわしく、名前を白蘭と言う。
不敵な笑みを浮かべ、扉を開ける。
「骸クン…いるんだろう?」
壊れかけた扉を開けると、ただっ広い部屋が姿を現す。
ぼろぼろのソファに横たわり、静かな寝息を立てて六道骸――彼は眠っていた。
白蘭が骸の、瑠璃色の髪の毛を指で梳くと、さらさらと何引っかかりもなく落ちていく。
かつて戦った力強さの面影は全くなく…
「ふふっ…カワイイ…」
そう呟くと、白蘭は自分が手に提げたバケツを見やる。
ジャックオウランタンを模ったオレンジのバケツには、彼自身も好む甘味が沢山入っている。
白蘭はずっしりと重いそれを骸の脇に置くと、おもむろにチョコレートの封を破る。
「今日はハロウィンだからね。あまーいお目覚め♪」
チョコレートのひとかけらを口に含むと、寝ている骸の唇に自らの唇を重ねる。
白蘭の舌が無理矢理骸の口を開き、侵入する。
すると、ようやく目を覚ました骸の肩がぴくりとはねた。
白蘭が口移しをしたチョコレートを存分に味わった骸は目を見開く。
「オハヨウ♪」
唇を離した白蘭は、悪びれもせずそう言った。

「おはようございます…じゃないですよ!普通に起こせないんですか?君は。」
体を起こし、息を整えるも骸は顔が薄紅に染まっていることを隠せていない。
「だってーその方が普通に起こすよりおもしろいでしょ?骸クンのカワイイ寝顔も見られたし大満足♪…それに…」
骸が淹れた香りの高いダージリンが入ったカップをことりとテーブルに置くと、骸に顔を近づける。
「…どうしたんですか?」
骸が訝しげに問うと。
「だって今日はハロウィンでしょ?」
そう言うと白蘭は、どこから取り出したのか猫耳をすっと骸の頭に着ける。
「…?」
何が起こったのか分からず自らの頭をぽふぽふと触り、悟る。
「何してるんですか。」
「んーもちろん仮装…?ってわけで悪戯しちゃおう♪」
若干ずれたことを良いながらも、白蘭は満面の笑みを浮かべる。
次の瞬間に、骸の体は抱き上げられ、ぼろぼろながらもふかふかのソファに運ばれる。

ドルチェより甘い君に――…とびっきりの悪戯を…

#日記広場:日記

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2012/11/01 14:05
最近、ふだんの日記を拝見させていただいておりましたが、まったく理解できないのでコメントもできないのでした。今回は小説なのでコメントできそうに思います。
タイトルといい、BLといい、ハッとしてGOOD! ・・・というか、BLとかやおいとかの趣味的な存在理由がようやく把握できたような気がしました。とてもかわいらしいものなんですね。

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2012/11/01 06:28
先輩…行くまえに先輩の小説が読めてよかった(☍﹏⁰)
早起きしたかいがあった(☍﹏⁰)←5時起き
白骸サイコー!!
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2012/11/01 05:57
やっぱ上手いね、小説w
今回も凄かった!w良かったらSerenoのヤフーブログのHPのURL教えて下さい((




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