親切ってなんだろw
- カテゴリ:パソコン/インターネット
- 2012/11/01 05:17:30
8出すよって言ってから、ずいぶんたっているってことも大きいのだろうが、当初は「軽くなるんで、XPからの人もぜひどうぞ」だったわけですが、ふたを開けてみれば、ベータの最後のあたりから、「必要要件」のCPU欄がひどいことになっている。
>PAE、NX、SSE2 をサポートする 1 GHz 以上のプロセッサ
…もう32bit対応やめちゃえばいいのに。
それを必要とする人たちの大半がバッサリ切られる条件になっている。
むしろ、それ以外よりこれが最大の敵で、色物とかちょっと古めのものとはいえ、パフォーマンス的には実用範囲内にあるものもしっかり切り捨てられる条件だ。
困ったことに、これって、Intelがへんな売り方をしたので、スペック的には似たようなものなのに実は条件を満たさないなんてケースが存在する。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20110914/1036822/
少なくとも去年は「条件は同じ」と報道されてしまっていて、うっかり報道を「中途半端に追いかけている人」がトラップに引っかかる可能性がある。
http://www.publickey1.jp/blog/11/windows_8windows_7.html
とまぁ、太ってばっかりじゃありませんよってアピールもしてきたわけなのですが、軽くなっても動かないのでは意味がないわけで、実際チューニングはされているので、動作傾向は変わってきてはいます。
が、条件のレベルでプアな環境を切ってしまった場合、XPのアップグレードパス(というか、セキュリティー的なサポートを得るための移行)としては使えないケースも出ます。
Windows7へは置き換えが進んだので、結果としてXPの人向いて色々画策しなくてもいいかって判断も有った可能性はあります。
よそはどうかって言うと、Ubuntuも、PAE使えない人はさようなら宣言がされたわけですが…偽善じみたクソ理念を掲げる割には、毎度優しさとか思いやりなんて微塵も見られないつくり散らかしを続けるのですよね。
それでも、「面倒見がいい」ので、どれが楽?っていうと他の人に推す事にはなっちまうわけですが。
都合のいい和訳がないので、原文ですが、
>Our work is driven by a philosophy on software freedom that aims to spread and
>bring the benefits of software to all parts of the world.
これだけでも実際の実装とは乖離があると思うのですが、
>Every computer user should be given every opportunity to use software, even if
>they work under a disability.
経済的な枷って世界を考えた場合意外と大きいわけですが、あのおせっかいのために太ったシステムと、作り散らかす「自称」素敵で新しいインターフェイスとか、どこにそんなポリシーがあるんでしょうかね?
設定させりゃいいのにオプションなしで自動設定する百害あって一利なしのスクリプトとか、むしろ「他者への理解」が聞いてあきれる実装しか見たことないんですがw
「理解」は「押し付けられたものに追従させられる側」に求められていることのようです。
っていうか、足きりするなら、とっとと64bitのみにすればいいじゃん。
パフォーマンス的にも3Dベースのインターフェイスに、ハードウェア支援がなければソフトウェアで頑張るってことになってしまいました。
…CPUが脳筋じゃなければ、レスポンス的に厳しいにもほどがあると思うのですがね…。
もう、作りたいものつくり散らかしてるだけだろうと。
サポートの範囲が広がるという面では、「条件を限定する」のは楽なことだと思いますが、「有ったら使える素敵拡張機能」というオプション扱いじゃないと、「必要がなくて、他の機能が使いたい」人も使えないという状況になります。
他人に優しいとか、親切ってどういうことなんでしょうね。
能動的に何かを生み出すことを否定はしません。しかし、ほざくせりふがふざけた偽善なら、ニコニコとスゴイネーなんていうほどいい人ではないのですよねw
トンガッタ機能を実装しまくりで世界の最先端へ行くぜ!ってシステムが保守的な実装をするのも頭大丈夫かと思いますが、誰にでもコンピュータの恩恵をっていうのなら、高齢者に厳しい、インターフェイスの変更は「違うこと」を誇示することは出来ても誰も喜ばないんですよ。
言うことと対極にある実装をするのって、どうかと思うのですよねぇ。