本『「かわいい」論』
- カテゴリ:日記
- 2009/07/15 00:02:54
2006年1月、四方田犬彦、ちくま新書
●アメリカ…cuteの語源は「鋭い」という意味。最初は「利口な、気が利いた」という意味合いであった。未成熟であることを肯定的に受容することが変質者の病的行為であると見なす文化。
●日本…「かわいい」の源流は「顔がほてる、キマリが悪い」の「かほ・はゆし」。「同情の念を抱かせるもの」、無邪気さ、子供っぽさを表す。永遠に子供であり続けることに公的な物語的価値を認める文化。
なんだそうな。しかしながら、アジアは言うまでもなく、アメリカやフランスにおいて、日本のロリっぽい漫画やキティちゃんなどが受けている状況を見ると、日本流の「かわいい」の魅力は普遍的ではないかとも思えてくる。
ただ全面的に可愛いを押し出せるのは日本ならではのことかもしれない。女の子は大人っぽいよりも可愛くしてるほうが広く愛される。「わっかんなぁ~い。キャハッ」とかしてると、何かと助けてもらえる(ただし若いうちだけね)。
Nekoが20歳の頃は折りしも女子大生ブーム。ウソ泣き聖子ちゃんのようなぶりっ子が愛でられた時代。だから質実剛健のNekoたちは合コンで「あんたらは女子大生じゃない」と罵られ、「キャピキャピしてない!」って怒られた。はあぁーー
アメリカでも強い女性に辟易した男性が大和撫子を求めて日本人を狙う人がたくさんいたが、残念なことに、アメリカに行っちゃうくらいの日本人女性は米国人に負けず劣らず強かったりして。。。
ちなみに、
リカちゃんは11歳(小学5年生)
バービーは17歳(ファッション・モデル)
という設定になっている。
日本のほうが幼いね。Nekoはリカちゃんの顔でバービーの身体がいいな。可愛い&セクシーがいい。欲張りだ。でもこれってもしかすると典型的な日本のロリアニメと同じ趣向なのかな。ネコ耳かわいーいよー。若い頃はぶりっ子を嫌悪してたけど、最近は年甲斐もなく妙に可愛いもの好きになってるNekoですわ。
ぶりっ子は似合う人と似合わない人がいるね。あと、好きな人も嫌いな人も。。。