全然違うけどクラリス
- カテゴリ:映画
- 2012/11/09 21:25:08
メルトくんのルパンと無理やりクラリスのれんかちゃんの背景がアルプスの山なのは、「カリオストロの城」のラストシーンがこのような山の景色だから。
この時のクラリスはなんの飾りもないシンプルなウェディングドレスなんだけど、そんなの持ってないんでとりあえず白い衣装にしてみた。
命をかけて必死に自分を救おうとしてくれるルパンを好きになってしまったクラリスは、別れの時に素直に自分の想いを伝えるのだが、その時のセリフが本当にクラリスの純粋さというか純潔さを感じさせる。
「私も連れてって。泥棒はまだできないけどきっと覚えます! 私・・・ 私・・・ お願い、一緒に行きたい!」
抱きついてくるクラリスにルパンは、抱きしめたいのを必死にがまんして、君の未来はこれからじゃないか俺のように薄汚れちゃいけないんだ、と告げる。
そして、この映画の最高のシーンが映画の幕を下ろす。
去って行くルパンたちを見えなくなるまで手を振って見送るクラリスのところに銭形が現れる。
「くっそー一足遅かったか! ルパンめまんまと盗みおって!」
「いいえ、あの方は何もとらなかったわ。私のために戦ってくださったんです。」
「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。」
「(・_・) ?」
「あなたの心です。」
「! (〃▽〃) はい!」
初めて見た時、ここで私は思わず「わぁーーー(◎▽◎) 映画みたーい!」と声を出してテレビの前で感激したものだ。
この後、銭形チームもクラリスに笑顔で手を振って去って行くのも非常に印象深く、しかもそれについてクラリスのお屋敷で庭師をしていたおじいさんが
「なんと気持ちのいい連中だろう」
と、見てる側の私たちの気持ちをハッキリと代弁してくれるのも本当に納得で、別れは切ないけど必ず笑顔になれる。
ルパンがクラリスを抱きしめなかったのは、大人としての責任をはたしたことになるのではないかと思うのだが、違うかな。私は多分、何歳になっても「連れてってやれよ」とは思えないと思う。
命がけで自分を守ってくれて、自分を現実に引きずりおろすなんていう見返りも求めずただただ宝物のように大切にしてくれる、そんなヒーローが女のロマンなのかもしれないなあと、このルパンを見ていて思う。
http://www.youtube.com/watch?v=-HF-Q8i_cFs
「炎のたからもの」~カリオストロの城~ ボビー
「カリオストロの城」のダイジェスト映像になっているので時間がある時にどうぞ。
ってかカリオストロくらいちゃんと見ろ!
だよねー。でももしかして私たちが女だから、そういうヒーローをロマンとして求めてるから
「連れてってやれよ」っていう現実には心がなびかないのかもしれないなあとも思う。
この映画は案外、年齢や性別で感じ方が違うのかもしれないおもしろい映画かもね!
そんなヒーローは要するに「父親」なんだよねー。
他人の男がそんなんなるわけないもーん。
あ、ましゅにもれんかちゃんにもヒーローいるね!(・∀・)
2人ともそのヒーローの奥さんになれてよかったね(〃▽〃)❤
いつもはずっこけ銭形警部もいきなりうまいこというから最初あのセリフを聞いたときは
「え?とっつぁんどしたの??(・_・)」と思ったわぁ
>>命がけで自分を守ってくれて、自分を現実に引きずりおろすなんていう見返りも求めずただただ宝物のように大切にしてくれる、そんなヒーロー
いないねぇ(。-ˇ.ˇ-。)そんな人・・・確かにそれはロマンだわぁ(◕ω◕❀)(-ω-❁)(◕ω◕✾)(-ω-✿)ウンウン