和泉府中駅は、大阪府和泉市府中町一丁目にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）阪和線の駅である。和泉市の代表駅です。阪和線・関西空港線の途中駅では三国ケ丘駅・鳳駅についで第3位の利用者数です。かつては和泉市以南の泉州地域内の区間では最も乗車人員が多く、1日平均で20,000人を超えていた時期もありましたが、1995年4月1日に泉北高速鉄道和泉中央駅が開業して以降、和泉市中部・南部の住民が通勤や通学にあまり阪和線を利用しなくなったため、乗車人員が減少しました。それでも、和泉府中駅が和泉市以南の泉州地域の駅としては最も乗車人員が多い。周囲には和泉市役所などの各公共施設や、国道480号のアンダーパスや再開発ビルのフチュール和泉があります。和泉府中駅の所在地は和泉市ですが、すぐ西側は泉大津市であり、同市穴師地区を中心に通勤・通学の足として和泉府中駅を利用する者が少なくありません。

島式ホーム2面4線を持つ、待避設備を備えた地上駅です。平屋のコンクリート駅舎は下り線東側にあり、ホームとは天王寺寄りの跨線橋で結ばれています。
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として北信太駅 - 和泉橋本駅間の各駅を管轄しています。みどりの窓口がありICOCA利用可能駅です。

和泉府中駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 ■阪和線 下り 熊取・関西空港・和歌山方面
3・4 ■阪和線 上り 鳳・天王寺・大阪方面

2・3番のりばが本線、1・4番のりばが待避線である。日中には特急待避の有無に関係なく1・4番のりばから発車する快速があります。1番のりばからは天王寺方面への発車も可能で、以前はこのホームから折り返しての当駅始発列車もあったが、2010年3月改正ダイヤでは該当する定期列車はない。23時20分ごろに当駅止まりの運用（折り返し鳳行き回送列車）が設定されています。

快速停車駅であるが、2003年（平成15年）3月15日のダイヤ改正により一部の特急「はるか」が停車、また2004年（平成16年）10月のダイヤ改正により朝と夜の1往復のみ特急「スーパーくろしお」が停車しており、2011年（平成23年）3月のダイヤ改正により朝の上り2本のみ特急「くろしお」「スーパーくろしお」、夜の下り1本のみ特急「オーシャンアロー」がそれぞれ停車している。これらは2012年（平成24年）3月17日のダイヤ改正により「くろしお」の名称に統一されました。

現在、身体障害者向けトイレやエレベーターといったバリアフリー関連の設備は皆無といってもいい状況である。また、駅舎が天王寺方の端にあるためホームまでの動線が長く、駅西側（泉大津市側）に出口がないという欠点を抱えている。和泉市の中部には泉北高速鉄道の和泉中央駅があるが、同じ和泉市内の駅として両駅を比較した場合、設備面で大きく劣っていると言わざるを得ない。和泉市では都市計画の一環として、2012年（平成24年）をめどに和泉府中駅周辺の再開発を現在進めており、これに合わせて駅舎を和歌山方に移動させて橋上駅舎に建て替える予定です。

1929年（昭和4年）7月18日 - 阪和電気鉄道の部分開業の終着駅として開業。
1930年（昭和5年）6月16日 - 阪和電気鉄道が阪和東和歌山駅（現在の和歌山駅）まで延伸し、途中駅となる。
1940年（昭和15年）12月1日 - 会社合併により、南海鉄道山手線の駅となる。
1944年（昭和19年）5月1日 - 山手線が国有化され、国有鉄道阪和線の駅となる。
1978年（昭和53年）4月1日 - 貨物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
2003年（平成15年）11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始。
2009年（平成21年）10月26日 - 駅近くの民間駐車場、パーク24「タイムズ」和泉府中駅前第2と「パーク＆ICOCA」を開始。
2010年（平成22年）1月27日 - 改札口上にて異常時情報提供ディスプレイの使用開始。

電報略号 イフ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度- 15,492人/日（降車客含まず）
-2010年-
開業年月日 1929年（昭和4年）7月18日
備考 直営駅（管理駅）
みどりの窓口 有