Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


モンスターハンター  騎士の証明~42

【邪悪な顎】

「みな、城へ急げ! だが慌てず、前の者を押しのけるようなことはするな。歩ける者は、歩けぬ者を助けてやってくれ!」
 王城へ列を作って歩む市民を励まし続けながら、ジルは馬上で閉ざされた街門を振り返った。今も勇敢な赤い騎士は、たったひとりで強大なモンスターと対峙しているのだ。
 しかし民にはああ言ったが、避難場所となる王城では、城を開放する決定が成されていないのが現状だった。イビルジョー襲来の報を聞き、謹慎を2度も破って屋敷を飛び出したジルだが、まったくあてはなかった。頼りは、彼の腹心の部下のリトルだ。日中、ジルがロジャーとボルトを荒野へ追いかけた時に身代わりとなってくれたのも彼である。ジルが混乱する兵や市民を勇気づける間に、リトルが城を解放するよう進言する手はずだった。
 だが、もしも、民を引き連れたその先で王門が閉ざされているままだったら。民は絶望し、押さえつけていた王権への不満が爆発するだろう。
 今となってはジルにもわかる。王が宰相と、その他少数の臣下とともに、この国で何かを企んでいようことは。その意図は察することはできない。だが、その目的のために多くの民の心を押さえつけ、ないがしろにしてきたことは確かだ。
 彼らが必死に押さえつけてきた何かがたわみ、歪んで、中に隠してきたものが露わになるのがこの時だとしたら――。
 ジルはかぶりを振って、それ以上考えるのをやめた。今はとにかく市民の安全を確保することが第一だった。たとえ城に避難できても、モンスターが城下に侵入してきては、ひとたまりもないだろうが――それでも、少しでも全員の心をひとつにはできる。そして、最悪の事態にだけはならないであろう、予感めいたものもあった。
「ロジャー殿……」
 イビルジョー出現の知らせを受けたものの、邸宅で何もできず苛立ちを募らせていた時、部下のひとりがもたらした「赤い服の騎士が単身城下に向かっている」という報を聞いて、どんなにうれしかったことか。あのロジャーがただ逃げ出すはずがない。そう確信して、懐刀のリトルとともに市民を逃がす決断ができたのだ。
 そして、その予想は正しかった。ロジャーはどこまでも理想の騎士であった。
 ジルもリトルも、職を賭しての行動だ。騒ぎが鎮まれば、ジルは将軍の地位のみならず特権階級の身分も剥奪されるかもしれない。それでも、自分は人を守りたくて軍人になったのだ。その信念は死んでも曲げたくなかった。
 祈るような気持ちで民とともに前へ進み、そしてジルが目にしたのは、大きく開かれた城門と、その前で手を振っているくせっ毛の眼鏡の青年――リトルの笑顔だった。

 凍りつくような緊張が場の空気を支配していた。相手の想像以上の強さに、ロジャーは呼吸を整えるのに必死だった。
(飢餓状態の個体と対峙するのは初めてだが、ここまでとは……)
 手にしたふたつの剣を握り直し、イビルジョーの次の行動を見定める。敵の攻撃に当たりさえしなければ、罠などなくともこちらに勝ち目はある。回避は運頼みではなく、実戦にもとづく経験がものをいう。
 だが先刻の体当たりは、さしものロジャーも危なかった。瞬時に安全地帯の尾の先へ跳び免れたものの、当たっていたら全身の骨が砕けていただろう。イビルジョーの攻撃でも最も避けにくいとされるのが、この単純極まりない体当たりである。長大な巨体が横幅となって襲いかかってきた場合、結果は言うまでもない。
「くっ……」
 額に脂汗がにじむ。背後に背負ったエルドラの街が、ロジャーに重くのしかかっていた。落ち着こうとどんなに意識していても、呼吸が自然と浅く速くなっていく。震えそうになる両手にぎゅっと力をこめて、ロジャーは剣を構え、モンスターへ挑みかかった。
 ゴァアアッ……
 大きく首を巡らして、イビルジョーのブレスが周囲をなぎ払いにかかった。雷火をともなう黒い光とも煙ともつかぬものが襲いかかる直前、その隙間をぬって懐に滑りこむ。そしてありったけの力で、もう幾度斬りつけたか知れない両脚に刃を叩きつける。
 グァア!
 分厚い皮膚が裂け、ようやく切っ先が筋肉にめりこんだ。イビルジョーが悲鳴をあげ、たたらを踏むように横へ飛びのく。だが、その長い首がぐんと伸びたようにロジャーには見えた。次の瞬間右肩に白煙が立ちのぼり、焼けつくような激痛が走る。
「うああっ!」
 ジュゥ、と肉が溶ける嫌な音と臭いがした。かろうじて身体をそらし、食いつかれるのは避けたが、その顎から垂らされた唾液がロジャーの肩を溶かしたのである。
「あうぅ、ぐぅっ……!」
 降りかかった唾液は、強力な酸であった。ロジャーは右手の剣を遠くへ放ると、肩を押さえてその場から跳んだ。直後、食らいついてきた顎がばくんと閉じる。
 皮膚を溶かして降りてくる突き刺すような激痛を歯を食いしばってこらえ、ロジャーは急いでポーチの蓋を開けた。
 さまざまな事態に備えて、強化薬の類は一通り持ってきている。その中から忍耐の種を取り出すと、口に放り込んでひと息に噛み砕いた。食べれば一時的にだが、皮膚を鉄のように硬化させる特殊な実で、酸で溶かされかけた皮膚の浸食を止めることもできるのだ。
 徐々に痛みが引いていき、ロジャーは荒い息をついて肩を強く押さえた。獲物が動きを止めたと見るや、すかさずイビルジョーは両脚で跳躍してきた。
「っ!」
 龍気をまとう巨体が頭上に降り立つ寸前、からくもロジャーは横へ跳んで逃れる。両手から地面に滑りこみ、膝をついて即座に起き上がった。転がるように地面へ放した剣へと走る。ドォンと地響きが起こり、振動が地表をさざ波のように走った。
 イビルジョーが吼えた。地面すれすれまで顎を落とし、反動で天を仰ぐように逸らす。顎のトゲが地面を深々とえぐり、巨大な岩塊が飛んできた。
 からくも軌道を読んでかわし、ロジャーはそこから疾駆した。手放した双聖剣ギルドナイトの片割れが、乾いた地面で清冽な光を放っている。走り寄りその柄をつかむと、ロジャーは短く息を吐いて気息を整えた。こちらに気がついたイビルジョーが、赤光に彩られた目で振り向く。何度見てもおぞましい姿だった。
 自らの縄張りを守るという誇りもなく、同族さえも喰らう忌まわしき生き物――。
 どうして人間がここまで彼を忌み嫌うのか。ふとよぎった答えに、ロジャーは胸の内でかぶりを振った。
(同じじゃない。人間は、あいつとは――モンスターとは違うんだ)
 脳裏に閃光のように過去がよみがえった。かつてイャンクックをいたぶっていた愚かなハンター達の姿。
 違う、とロジャーは声に出して言い聞かせる。
「違う。僕は違う。あいつらとは違う――」
 激しい雄叫びをあげ、ロジャーはモンスターに斬りかかっていた。

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2012/12/10 16:25
イカズチさん、レス感謝です。

運どころか、小説のままの装備じゃ、たぶん無理じゃないですか~?いくら愛があっても^^;
どんなに上手な人でも、砥石高速化は必須で持ってるし。
…いや、ネコ火事場で終焉クリアできる人なら可能かもしれませんよね。

でもまあ、あれは小説だから良いんです!ww
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2012/12/10 00:52
うわぁ……あの装備で『終焉』を。
まずその根性に拍手を。
確かにグロムの勝利は、かなりの『運』頼みですよね。
実際には私がクリアした装備レベルを二段階くらい下げ、オトモももどり玉も持ってやっとと言う所なのではないでしょうか?
運で無けりゃ『愛の力』
師弟愛、隣人愛、兄妹愛、友情、そして男女の恋愛。
これだけあれば少しは説得力が……無理かなぁ。
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2012/12/03 08:45
イカズチさん、コメント感謝です。

本当にあのグロム装備はすごく無茶ですよ…(笑)
下記にもありますように、通常型のガンスは砲術に頼るより斬った方が良いのと、オトリなしで砥石を研ぐのは相当厳しかったです。閃光玉も第二戦に向けて温存しなきゃだし。

と言えるのも、実際にその装備とアイテムなどでクエに挑戦したからです。
小説の名シーンを再現してみたかったので。
で、ジョーに拘束されたり、ティガ・ナルガペアに追い込まれたりという部分は再現できましたが、勝利までは至りませんでした。3落ち連発、良くてタイムアップ。私の手には余りますww

ちなみに、火事場、砥石高速、しびれ肉、けむり玉解禁でボロス一式+イシュタルで挑んでみたけどダメでした。これは装備がどうというより、私の腕が未熟なせいですが。
でも何度もやってたせいで、ちょっと腕が上がった気がします。
失敗も糧になる、そこがモンハンの良いところですね^^

GRさんくらいの実力者なら可能でしょうか。
とはいえ、やっぱり砥石高速と罠肉、けむり玉は欲しい!とおっしゃられるかもしれませんね^^;

しかし、「勇気の証明」での終焉グロムはカッコよかったですよ。
おっしゃる通り、それほどの状況じゃないとピンチが演出できないですよね。だからこそ物語にのめりこんで読むことができたわけで。
さすがにこの回のロジャーは、そこまで苦戦はしませんけど…(全体の流れの関係で、ここで最高にクライマックスにすると後がもたない)
でも相応にピンチにさせないと、ですね。じゃないと読んでて面白くないですし。

ガンナーにとっては、属性の知識は必須ですね。
属性弾は、いわゆる魔法攻撃の立ち位置なんですよね。
属性付き武器は、FFでいえばフレイムタンみたいな武器ですよ。通常攻撃+追加属性ダメージ、という。
だから属性が通らない相手にそれを撃ちこむことは致命的なんですね。
ただでさえ、弾一発の威力が剣士より劣りますからね。

前にお話しされてた、イカズチさんに散弾撃ちこむ相方さん、可愛い方じゃないですかww
むしろ愛情を感じます。うらやましいですよ~(^w^)
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2012/12/02 19:30
確かに。
『勇気の証明』ラストのグロム装備は、基本、私がクリアした装備を2ランクほどダウンさせて、オトモ、もどり玉なしと言う無茶な設定でした。
それくらいにしないと納得できるピンチを演出出来ないし、ギリギリ感も出せないと思ったからです。
アレで『終焉に行って来い』と言われたら脱ウルクススのように逃げますね、私なら。

属性の重要性、特に対象を絞ってクレバーに戦うガンナーには重要ですね~。
いえ決して近接に考慮は要らないと言っているわけではなく、特にガンナーにはという事で。
ブルースもそうですがガンナーさんは遣り込むと『寡黙な職人さんハンター』になる人が多いですよね。
まぁ、私の相方のようにいつまでも寄生虫しているガンナーも居ますが……。
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2012/11/30 09:23
小鳥遊さん、レス感謝です。

普段平然としてるキャラがこてんぱんになる様子を書くのはある意味快感に等しく…いえ、変な意味じゃないですよ?w
仮に変だとしても変態という名の紳士だよ!
(↑ギャグマンガ日和の名探偵ウサ美ちゃんのクマ吉のセリフより)

冗談はさておき…。
下記のコメでさらに誤解を招くといけないので捕捉しますが、
「すごく上手なプレイヤーがイビルジョーに挑んだ場合は、属性武器はそんなに重要でもない(こともある)」
ですよ^^;

実際に無属性で戦うと、大変なのなんの…。
毒の追加攻撃があれば少しでも体力を削れるので、まだ許容範囲なんですが。
しかもイカズチさんが小説でやっていた、あのグロムの装備とスキルなどの設定で行ったら、中級者はクリア不可能です。
属性付きの武器がこんなにも重要だとは!と思い知るクエストです。
通常型のイシュタル(毒付加)に砲術王って…砥石高速化の方が実用的じゃないか?
ランクを砲術師に下げて火事場+2で行けばなんとかなりそうだが、やってみたら火事場の維持が難しい。
こんな条件でしかも、ジョーを拘束+空腹状態解除ができる罠肉や、オトリのオトモがないというのがまた厳しい。
グロム、お前はよくやったよ…尊敬するよ…orz

…という感じで、イビルジョーはとても手ごわいモンスターなんです^^;
ロジャーも、罠なし肉なしオトモ(味方)なし属性もなし、の厳しい条件なので、相当苦戦するはずです。
小鳥遊さんの応援が心強いです。次回もガンバって書かせていただきます^^
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2012/11/29 12:04
あにゃにゃにゃにゃっ……!
この戦いでも、存分に痛い目に、ですって?!
蒼雪さんの最後の笑いが、なんとも……w
モンスターを通して自分との闘いと向き合うロジャーさんを今後も応援しています><

↑冒頭、うっかり我を見失ったコメで失礼しました^^;
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2012/11/29 11:19
イカズチさん、レス感謝です。

あぁ、誤解があるといけないので念のため申しますが、ジョーに対しては属性武器があまり重要じゃないかもってことで。
ほかのモンスターにはその限りではありません^^;
固い金銀夫婦や、水に極端に弱いアグナなど、属性がないと立ち回れない奴らがいっぱいいますから。

もちろん、ジョーにも弱点である雷や龍属性が有効なのは確かです。
属性がついている方が、無属性よりも少し早く倒せますし。部位破壊や怯み具合も違ってきます。
ロジャーの剣は弱点を突いてないので、そのあたりは若干不利でしょうね。
耐震のスキルもないし。まさにガチ勝負というところです。

それと、本文で「体当たりが一番避けにくい」と書きましたが、これは蒼雪の主観ですね^^;
人によっては別の攻撃が苦手だろうし。ただあの獣竜種タックルは、本当に苦手です。
最近ようやく、タックルの時に足の下をくぐって避けられるようにはなりましたが。
あとはフレーム回避で咆哮を無効化するのが目標だなあ。がんばるぞ~。

ジョーで近接、特に双剣での戦いは、慣れてくると楽しいですよ^^
シュッと鬼人回避して足を切り、転ばして畳みかける…やみつきになります。
まだ練習中なので、狩りが終わるころには回復薬をほとんど使い切りますがww
ジョーは意外と楽しい奴です。気が乗れば、イベの2頭狩りに行ったりしています。
でも3Gの凶暴の宴は、見ていてもきつそうで。あれはいやだなww

リトルはゲストキャラなので、あんまり出張らない予定ですが、いい感じでお話を引き立ててくれると思います。ご本人にもお喜びいただけてうれしいです。
設定した性格は…小鳥遊さんに限りなく近いですww
でも、こういう快活なキャラがちょっといなかったので、私も彼の活躍が楽しみですよ^^
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2012/11/29 11:05
小鳥遊さん、コメント感謝です。

話の区切り方は、意図的です。続きが気になるように、毎回終わってます^^
そのために、書いた文章を削ったり付け加えたりして、3000字に合わせる作業がなんとも大変…でも楽しいです。
続きが楽しみとのこと、うれしいです。ありがとうございます^^

小鳥遊さんモデルのリトル、勝手に出してしまいましたが、お喜びいただけてうれしいです。
こちらもありがとうございます^^
字数と流れの関係上、リトルのセリフは今回ありませんが、良いところで出てるでしょ?w
彼の手腕がさりげに発揮されてるんじゃないかと。自分でもこのシーンは気に入っています。
登場キャラクターの人数がけっこう多いので、入り乱れて大活躍とは参りませんが、こんな感じでアクセントになる名キャラ…それがリトルです。
また次に登場するのをお楽しみいただければ幸いです。よろしくお願いします^^

ロジャーの戦闘を書くと、つい自己との向き合いになってしまいますね。
余裕といえば、そうなのかもしれないww
とにかく強くてギルドにこの人ありの男なので、まだ本当のピンチじゃありませんね。
それに、前回のボルトのバトルシーンが迫力あったので、今回も同じように書くと、書き手も読み手も飽きるんですよ。一本調子になってしまう。
このシーンでロジャーがわざと剣を手放していますが、この手法も今後は使えません。ボルトに続いてロジャーもやってるので、次にやったら「またかよ」と思うでしょ^^;

全体を通してみると、戦闘シーンはいつも同じに書くわけにはいかないので、バランスを見て、ロジャーは心理戦にしています。モンスターを通して、自分との闘いなんですね。
彼がトラウマを払しょくして全力でモンスターに立ち向かうのは、ばらしちゃいますけど最後の戦いのときですね。
でもこの戦いでも相応にピンチになってもらいます。存分に痛い目に…ふふ…。いかん、変な笑いが^^;
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2012/11/29 05:03
確かにジョーやジエンはHPmaxの相手ですから『如何に早く体力を削り取るか』が勝負となります。
その意味で双剣は打って付けの武器かもしれません。
でも……怖いんですよ、アイツに近付くのが。
緑色だし、息が臭そーだし。
鬼神化最中に右足振り上げられでもしたら……と考えるとホイホイと討伐になんかいけません。
オヤツにされてしまいそう。
おのれゴーヤめ、俺のガンスでチャンプルーにしてやるぅ。

小鳥遊さん、モデリングの件を喜んで頂けているようで良かったですね。
これからリトルがどんな活躍をするのか、それ以前にどんな性格なのか?
私も楽しみです。
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2012/11/29 00:18
蒼雪さん、2話同時掲載ありがとうございます! そして、お疲れ様でした。
前回、続きが気になるところで終わっていたので一気に読めて嬉しいです。
とはいえ、また良い所で終わってる……続き、楽しみに待ってますね^^

ジルの「自分は人を守りたくて軍人になったのだ。その信念は死んでも曲げたくなかった」という部分、ぐっときました。ここまでの流れを振り返ると、本当にじーーんときます。
そして、そんなジルと一緒に読者も祈るような気持ちで前に進めば……城門が開かれている!
リトルの笑顔が眩しかったです。
ところがこのリトルが、まさか……下のコメントを読ませて頂いてビックリするやら、嬉しいやらです。
名前をもじって頂けて光栄です。えぇ、もう、痛い目に遭ってもへっちゃらですw

孤軍奮闘のロジャーですが、彼の強さが窺い知れる戦いぶりですね。
だからなのか、戦いの最中に考え事の余裕があるようで、過去のトラウマが甦ってしまってますね。
ここからが戦い本番なのでしょうか。
モンスターとの戦いを制しつつ、自身のトラウマとの戦いも制してほしいです。
またまた続きが楽しみでなりません^^
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2012/11/28 11:21
イカズチさん、コメント感謝です。

こちらも、読まれるみなさんの負担を考えて、2話同時掲載はやめておこうと思ったのですが、勢いがあるうちに書いて、早く見てもらおうという欲求に勝てませんでした^^;
いつも時間を割いて読んでいただき、本当にありがとうございます^^

双剣での攻撃は、属性攻めが命とされていますが、シリーズによってはそうでもない…みたいですね。
前作までの2Gでは、属性双剣が非常に強力でしたが、3rdでは双剣の属性が下がっているので、剣士による属性攻撃自体はあまり重要視されていないようです。

実際、王牙双刃「土雷」と、ホーリーセーバー両方で(3Gないので、3rdで恐縮ですが)討伐に当たりましたが、ほとんど時間が変わりませんでした。私の腕がまだ未熟なせいもあるかもしれませんがww

3Gの怒り喰らうジョーを双剣で討伐している動画もいくつか見ましたが、毒の双剣で早く倒している人もいたりして、こちらもあまり属性は重視されていないようです。
それよりも、イカズチさんもおっしゃる「最大瞬間攻撃力」が要になるんですね。

ロジャーは達人ですから、普通に戦っていれば相手が怒り喰らうジョーでも余裕で勝てると思うんです。
でもそれでは話が盛り上がらないので、過去のトラウマがフラッシュバックしてキレる、という展開にしてみました。

それと動画を見る限りでは、さすがの上級プレイヤーでも、やはり一度は落ちたりするほどの相手でもあるので、今回ロジャーが珍しく被弾しています。
彼が痛がる描写は書いてて楽しかったです…いえ、変な意味ではなくww

でもそういった描写があるなしで、キャラの魅力が大きく変わりますね。
イカズチさんがおっしゃるように、「人間臭い」部分が出てくる。
上級者の動画でも、あまりに完璧なプレイより、みんながやってしまうようなミスに見る人が共感していますよね。
ロジャーもまた、ジョーの半端ない攻撃力に翻弄されつつ、そして過去に振り回されつつ、なんとか倒すのだろうなあ。

リトルは小鳥遊さんモデルですが、ひどい目には遭いませんw
ご本人の承諾なしで出してしまったもので。ゲストとして、華を添えてもらう予定です。
ボルトは主役の一人ですし、まだまだ活躍の予定です。
本人許可が出たから遠慮なく…って冗談ですよ!w
アバター
2012/11/28 05:19
リアルで夜も遅い……と言うより既に明け方なので41話までにしようと思って居たのですが、ついつい読んでしまいました。
読まずに居られないストーリー展開、罪な小説ですねぇ。

ロジャーの使う双聖剣ギルドナイトは属性が水。
対してイビルジョーの弱点は……。
ううむ、これは有利と取るかどうか。
双剣は攻撃力こそ最強ですが最大の弱点が存在しますよね。
この点をどうカバーするのかが注目です。

あれだけの達人になっても過去に囚われ迷うロジャーには逆に大きな魅力を感じます。
蒼雪さんの描き方が上手いのでしょうが『欠点がキャラを魅力的にする』良いお手本なのではないでしょうか?
人間臭いとでも言いましょうか。


おお、リトルは小鳥遊さんがモデルですか。
そりゃあ下手に酷い目には逢わせられませんなぁ。
痛い目に逢わせるならボルトの方で。
何されてもモデルは怒りませんよぉ。
アバター
2012/11/27 16:58
作中のジルの副官の名前は、いつもご感想をいただいている小鳥遊さんの名前からいただきました。
日頃の感謝とお礼をこめて。名前の由来は、ことりあそび=リトルバード、から。
そのまんまで申し訳ない^^;
このシーンではセリフがないですけれど、のちのち、リトルの出番もある予定です。ご期待くだされば幸いです。



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