約束された、ぼろもうけの発明
- カテゴリ:人生
- 2012/12/04 23:03:14
こないだからあちこちで、特許取ったら儲かる、発明したら儲かるって話を聞いて
お前ら、そんな簡単に儲かったら世話は無いんじゃ~~!
と思ったので、ちょっと書くます。
これは嘘っぽいのですが、ドクター中松がフロッピーの特許で儲けたとか。割と最近だと、青色LEDの発明者が結局は会社から何十億も貰えたとか。一般的には何か発明出来たら即利益に繋がるかのように思ってる人が多いです。
でも、最低でも”使い物になる発明”でないとダメだし。”世間に需要”がないとなかなか利益には繋がりません。自動車黎明期に何百人って人が独自に自動車を発明しましたが、名前が残ってるのはダイムラー、フォードくらい。このお二方は相当儲けましたが、やはり ”使い物になる発明”が出来たからってのは大きいと思います。
そして、青色LED。もともと青色LEDがあればと ”世間に需要”や要望があった中での発明でした。世界中の何百という機関が研究競争してる中での一番乗りだったからこそ利益を出すことが出来たのです。アーク灯に代わる安全な照明としての白熱電球を発明したエジソン。モールス信号なんか覚えなくても誰でも遠隔地とコミュニケーションできる電話を発明したベル。持ち運びが簡単な高性能爆薬を発明したノーベル。皆需要・要望があるので、これを発明出来れば絶対もうかるって中で、一番乗りを果たした人達です。
今は自家用車への設置が義務付けられている”エアバッグ”ですが、瞬間的にバッグを膨らませるために自動車への搭載が禁止されている火薬が必要です。その為日本政府は海外で ”エアバッグ”が流行り始めるまでは、日本での装着を許しませんでした。 ”エアバッグ”を発明、特許取得した日本の方は結局 ”エアバッグ”法制化のはるか前に貧乏の為に自殺してます。合掌
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0
さて、 ”世間に需要”や要望があってなおかつ個人でもひょっとしたらと思えるの題材を一つ書きましょう。
・虫歯プロテクトの歯のためのコーティング剤
一歩許して
・ホワイトニングできる歯のためのマニキュア
”世間に需要”があるので、青色LEDよろしくだいぶ前から色んな機関が研究してますが、未だ 善いものが出て来てません。 ”使い物になる発明”が出来ればぼろもうけ間違いなしです。w
要するにそういう話ですよね~。
まあ、現実を知らずに夢を見てる人は、この件に限らず世の中には多いって事です。
成功確率がかなり低いですよ。企業は特許の抜け穴を探してきますし。
自分でその技術を事業化して商売で儲けるぐらいの覚悟がないと無理でしょう。
でも、元手がいるし、経営の能力も必要。
そんなにいい話は転がっていないものです。
宝くじをあたった人は宝くじを買っている。
だから、宝くじをかって俺様は億万長者なのだ!は偽。
でも、「がっぽり」が目的ならそれを現金化するってプロセスがないから、「取るだけ」じゃ駄目なのは当然なんだけど。
いってることの精度はそれと大差がない。
企業が握ってるそれは、自分のところの商品を独占的に販売し利益を発生させる要素だから儲かることに繋がる。
ただ、種明かしが必要で、かつ、期限があることから、門外不出で、特許もとらないって企業もあるよね。
無洗米なところとか。守る方法もそれぞれ。
いや、駄目とはいってないけど、守るためのものでありながら、誤動作すれば「かなりいたい思いをする」ってこと。
安全装置が、「相対的に守られる」だけで、何もないところで発動したらどっちかといえば「危険な代物」ってことも特許=金持ちじゃないけど、あるんじゃないかなぁと。
だから、「ためしに」なんて考えないほうがいいアイテムだよねとw
日記で言ってることのポイントは”既に世間に需要があるものを提供できれば儲かる”ってごく普通の事ではないかな。自分的にはそう思って書いたつもり。
「役所と戦う」と「ビジネス能力が必要」のどちらが短絡的か、即物的かは何とも言えないけども。なんでも発明すれば儲かるのではなくて、要するに
儲けるにはビジネス能力が必要
と言うこれまた身もふたもない話なんだと思う。
青色LEDの人は何十億が得られましたが、「ハリーポッター」シリーズの日本での版権を得て、自分で訳した人はそれ以上の金額を得てはります。また、一代で世界一の金持ちに成り上がったゲイツさんは自分の事を”ビジネスマン”と言いますが。Windowsと言う素晴らしい製品を作ったから、金持ちになれたんじゃなくて。ジャンジャカ売りまくれたから金持ちになれたんだと思わない? まあ、そんなような話です。
たった一人の為に「お前ら」なんて言葉使わない。w
何故だかここんところ特許とか発明って話が良く出て来るのよ。そして、発明=儲かるのイメージを持ってる人の立ち位置は大抵こう。
私には発明なんて無理ですが
何か発明したらホロ儲け出来ますよね
真剣に考えたり、身近にそんな人が居ないからか夢見てるんだよな。上の行も下の行も間違いなので、二重に間違ってる。
エアバッグは「死ぬ」を「死なずに済む」レベルに抑えるものだから、それだけで素晴らしいのよ。w 「死なずに済む」を「無傷で済む」まで持っていければ、それこそ大儲け、ノーベル賞ものだと思うぞ。
無念です。
この話のポイントは、物の発明や文明の進化を日本でやるときは
役所と戦う必要があるということでしょうか。
アメリカ製のホワイトニングマニュキュアって
けっこうあったきがしますが、
使えないですか?
中松は「大儲け」でしょ?発明者じゃなくて、特許の紛争を避けるための契約を「誇大広告」に使えるようになっただけでもwろくなものつくってねーじゃんあのジジイ。あいつの特許に抵触しない類似品は有名だけどさ。
作り散らかして、結局金払わず失効した物も多いし。大事なのは数と肩書きだけなんだよな。
やってないもんをやったって吹聴できるって、名誉欲の強い爺さんには金以上の儲けだと思うが。
小堀氏がそうであるように、結局失効するまで誰かがりようしなければ、儲けにはならないし、特許として認められるってことは、それを公示しないといけないので、種明かしが必要になる。
だから、期限を切られるリスクより、競合製品を同様の独創的な技術によって作られるリスクが大きいときの防衛策の側面のほうが大きいように思う。
少なくともそうしておけば利用料が入らないまでも、利用した製品の販売によって利益が得られる。
何かを作ったときにそのコアになる技術を一定期間保護し、競争力を確保するっていう形じゃないと、とりあえず基礎研究しました。抑えました!じゃ金にはならんのですな。
でも、エアバッグって、世間のイメージよりも暴力的なアイテムなんだよな。
硬い物にぶつかるよりましだろ?っていう代物なので。
優しく守ってくれるんじゃなくて、ハンマー片手に瓦礫から乱暴に助けてくれる人みたいなw
ありがたいけどもうちょっと丁寧に…ああむりですか。みたいな。