Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【ゴーイングマイホーム】

ゴーイングマイホーム 最終回
フジテレビ 火曜夜10時~
【あらすじ】栄輔の葬儀が営まれ、栄輔の弟にあたる叔父や良多の同級生など懐かしい顔ぶれが集まる。「親父さんとは仲直りできたのか?」と問われ、「ケンカしてたわけじゃないからさ」と答える良多。しかし、父との間にまだ、何か言葉にならぬものがつっかえたままだったことを、自分でも感じていた。沙江栄輔との約束どおり精進料理を作り、萌江時子はそれを手伝う。菜穂も長野からやってきた。

【感想】Σ(゚Д゚;エーッ! これほんとに最終回だったの? なんかいつもの通り淡々と過ぎる日常を描き、次週の予告があっても不思議じゃないくらいでしたよ? 栄輔が死に、その葬儀が行われたけれど、ごくごく普通の葬儀で、その後敏子は家を売ってマンションに移り住むんだろうなぁとか、良多の家族はあのままずっとつかず離れずの微妙な関係で家庭生活を続けていくんだろうなぁとか、菜穂も大地も特に変わらないし、多希子も相変わらず夫に毒を吐きながら生きていくんだろうなぁとか、つまり栄輔がいなくなっただけで、後は何も変わらないという。クーナも何か知りきれトンボだったし。庭で萌江と大地が何を見つけたのかも描かれてなかったし、大々的に始めたクーナのイベントももう使わないことにしちゃったし。私はですね、このドラマは淡々とした日常を描きながらも、もうちょっとストーリーは動くもんだと思ってました。例えば良多の家族が長野やお父さんの家に引っ越したりとか、クーナが見つかったりとか、菜穂が再婚したりとか、最終回にはもっと話が動くと思ってたんだけど、当てが外れたなー。ただ本当に、父親が倒れてから死ぬまでの、周囲の人々の日常生活を切り取っただけでした。YOUさえいなきゃいい環境ビデオだったんだが、YOUのせいで毒に当てられたから、最後まで見てなんか損した気分w 唯一最終回では、良多が父と過ごした幸せな記憶を思い出し、涙するところはちょっとうるっときましたけどね。落涙まではしませんでしたね。思えば今回はあそこが一番の山だったんだなw 私は治が栄輔にもう長野に来るなと言ったことを後悔しているのではないかと前回書きましたが、全然そんな様子はありませんでしたねw でも老い先短い人物との最期の別れがあの会話なら、私だったら絶対後悔すると思うの。後悔は愛があった証しというなら、治は栄輔のことを好きじゃなかったんだなw まぁでもね、後悔もそんなきれいなものばかりではないと思うんですよ。例えばいつも通る道にある宝くじ売り場で1等が出た! 買っときゃよかったー! とか、安いからつい買っちゃったけど結局使い道がないよー! なんてのは、愛はないですよね。日常を淡々と描くというのが、このドラマのテーマだったんだろうけれど、ドラマチックという言葉があるように、やはりドラマには何か人を惹き付ける起伏のあるストーリーが必要なんだと思います。それを考えるとこのドラマはドラマとは言えないんじゃないかと思います。ドラマ枠でドラマでないものを放映していたのだから、視聴率は取れなくて当然ですね。スタッフは諦めの境地にいるみたいだけれど、どう考えても発表する形態を間違えたとしか思えません。これが2時間くらいの映画だったら、ここまで酷評されなかったと思うのですが。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.