最高のもてなしだったイブのパーティー
- カテゴリ:グルメ
- 2012/12/25 19:09:28
イブをどう過ごそうかと思っていたところ、思わぬところからの招待で、M先生の自宅でのパーティーに参加する事に。 と、言うより、M先生は私達がイブを過ごすのにどうしようかと迷っているのをお見通しだったのだ。 かくして私達仲良し3人組とボーイフレンド(と言うほどでもない男共)計6人がお相伴する事になった。 M先生曰く、「いつも2人で静かに過ごしていたけどたまには賑やかなのもいいから。」と言うことだけど、感謝感激ナノダ。 準備が大変なんでお手伝いするつもりだったけど、どうしてもとの義理バイトに駆り出され、招待時間ギリギリにM先生宅に到着。 ジョージアンタイプの洋館の玄関は大きな2枚ドアで、その片側には大きめのリースがかけられていて、街中より高台にあるためか門から玄関までのアプローチは雪が溶けずに銀世界、如何にもクリスマスの雰囲気充分。 奥様に出迎えられて、吹き抜けのホールから居間に入ると、M先生はちょうど暖炉に火を入れる所で、いいタイミングだった。 東京の両親の住んでいる家の暖炉は硝子戸が付いたストーブを埋め込んだものなので、焚きつけと薪を一緒にくべてもあまり問題はないが、ここの暖炉は開方式なので、いきなり燃やそうとすると部屋の中が煙だらけになってしまう。 だから、初めは焚きつけを少しづつ、炎が煙突を通って気道が出来てから炎を大きくして薪をくべるノダ。つまり、これは儀式でもある。 まきに火が付いて炎が大きくなるとパチパチと音を立てて時々火の粉が弾ける。それを避けるためチェーンを編みこんだカーテンを閉じると、大きな火の粉はそこで遮られるが、ガラス戸と違って空間が隔てられない。 この方が暖炉としてのムードは優れている。これは最高のご馳走なのだ。 間もなく悪友共も到着、パーティーの始まり。 8人なので暖炉の前に並べた座卓に皆が座って、奥の6人掛けの大きさのテーブルの上には手作りのお料理がいっぱい並べられている。 サラダは2種類、トマトとモッツァレラのカプレーゼと思いきや、深めの器にミニトマトとモッツァレラをコロコロに切ってバジルではなくパセリをあしらって、香り豊かなオリーブオイル、塩だけかと思ったがクレージーソルトだ。 もう一皿はアボガド入りグリーンサラダにチーズとナッツが入っている。 サービスボードには大きな手羽と腿肉が、あまり見たことが無かったが、ホロホロ鳥だ。七面鳥の様なパサつきはあるものの美味しさでは問題にならない。 それと固まり肉はアイスバイン、塩気のきいた肉にドライフルーツの甘みが何とも言えない。シャンパンとベストマッチ。 それらの固まり肉はM先生が慣れた手つきで薄く切ってサービスしてくれる。自慢のオーディオから流れる音楽と、目の前では暖炉が炎を揺らめかせ、皆で騒ぐどころかただうっとり。 これではと思ったのか「やっぱりクリスマスはこれで無いと。」と言いながら奥様がクリスマスソングに切り替えるとなんか賑わって来るんだヮ。 その後はスープよりボリュームがあるからと言うので出てきたのはクリームシチュー。1から手作り、最高の素材が煮込まれたそれは、一流のレストランに引けを取らない。実においしい。ここでは白ワイン、ロゼも出たけど若干甘さもあって私は白だけを呑んだ。 さっぱりした蛸と帆立のカルパッチョ、バルサミコが実にいい、ツンとくるトゲトゲしさは全くない。かなり上等のものに違いない。 メインはローストビーフ、本来は鳥を食べる日だけど、ホロホロ鳥を食べたから、あれ以上は普通の鳥ではレベルダウンになってしまうので、自慢の仙台牛のロースト、初めて見る男共は感嘆の声、ソリャそうじゃ、霜降り肉のローストビーフは見るのも初めて。だろうし、香りがそこいらのものとは全く違う。口に入れれば濃厚ながらいくらでも食べられる感じで、これはたまらない。 もちろん自家製、時間もかかるがお金もかかる。大きな塊を切り分けてくれる皿にはおろし山葵と塩だけで充分。なまじなソースなど必要ない。 アメリカやイギリスだと各家庭ご自慢のグレービーソースが登場するが、これで美味かったためしがない。ソースが味を台無しにするし、とはいっても肉も大した事ないからそれはそれでバランスがとれているかも(いっぱしの評論家気取)。 一緒に食べる温野菜はじっくりローストされていて、お野菜の甘みが濃縮されていて最高。 その他にパンが2種類、カップでコンソメスープも出たりでお腹いっぱいになってしまったが、この後ケーキもフルーツも食べるのだ。 その間、シャンパンから始まって、白とロゼはブルゴーニュ(良く覚えてない)、赤はボルドーはモンペラ(「神の雫」で有名になったヤツ)でキャンタージュでこんなに美味しくなるとは思わなかった。ブルゴーニュはヌフパブ(省略名)あと、カリフォルニアのカレラも出たけど、これもとびきり、RYANと書かれていたから高い方だ。 デザートの時には美味しい紅茶・ノエルを飲みながら、甘いソーテルヌも開けてくれた。 途中で男共が「ビールを飲みたい。」と無作法をヌカしおったが、笑って出してくれたりで、至れり尽くせりの数々、ましてや私達は学生なので、ここまでやってくれる人は殆ど居ないと思う。居酒屋レベルでも「これで充分持て成してやった。」と思う人が大半だと思うから、ここまでしてもらえたら感謝感激ナノダ。 私達女性3人は、温泉巡りでも贅沢コースを堪能するけど。男共は「こんな贅沢初めてだった。」と言ってた。 おまけにお土産まで貰って、お礼の言いようもないだけもてなして貰ったが、喜んでもらえるのが何より嬉しいとは、ご夫妻が神様のように見えたのは私だけではあるまい。 イブの夜は更けて翌日にならんとするところでおいとましたのだった。
あけましておめでとう♪
2012年は色々ありがと~(*^_^*)
今年もよろしくね☆
では、良いお年を~(ノ≧∀≦)ノ・‥…━━━★ ピキューン!
お腹がいっぱいで、これ以上はムリと思った所で
「これが本日一番の贅沢な料理だよ。」と言って出てきたのが
暖炉から取り出した『焼き芋』でした。
皮が少し焦げて中はホコホコで口の中で甘さが広がる最高の物でした。
暖炉は見てるだけでもごちそうです。
その中から出てきた物は最高の贅沢な物であることは当然だと思いました。
結局、感嘆の雄叫びとともに完食でした。
暖炉の話だけでも長いブログを書けそうです。
「結婚して住む家には絶対暖炉が欲しい」
そんなこと言ってるから
「お前が望む相手なんかこの世に居ないよ!」
と言われる事はわかって居るんですがネ。
でも年に一度のクリスマスだから
いいよねー♪
楽しく過ごせてなによりでした^^
なんども素晴らしいクリスマスだな~ ^^
ホロホロ鳥は食べたことない!!
本当にゴージャスです
楽しい思い出になってよかったですね~(ノ∇≦*)
もう、読んでるだけでなんともいえない(^O^)
実際のものとは思えない。ドラマか小説のようだ♪
いいクリスマスが迎えられたのは、普段れいさんががんばっているからですね♪
よかったですね(〃^▽^〃)
1度でいいから こんなもてなしを受けてみたい(●^o^●)
先生のお宅で至れり尽くせりですか、私はこんな合成のお話は聞いたこともないですから、凄かったのですね。
今回は、先生のお宅で賑やかに迎える事が出来て、お疲れ様でした。