宇宙ゴミになったクズト 8
- カテゴリ:自作小説
- 2009/07/21 21:38:29
クズトの生命維持システムのバッテリーの容量は後一時間ぐらいになっていた。
バッテリー切れは、宇宙服内部の温度、換気、気圧の調整ができなくなることを意味し死につながることを暗示していた。
宇宙は静かだ。
その静けさがクズトの肉体を宇宙に溶け込めさす感じを与えていた。
この限りない大宇宙では、人間同士の能力や才能、地位や富み、有名無名、人種などの人間が作り出した価値と肉体の差が小さなものに思へ、その差にこだわり続ける人間のはかなさをなにか感じさせた。
自分が宇宙での微細な存在であるという認識が、死への恐怖を脳から遠ざけていた。
「こちらクズト少佐、宇宙船ミルキーウエイ応答ねがう」
バッテリーの事を考えクズト少佐は無線の使用を控えていたが最後の望みをかけて5分に一度交信を続けていた。
宇宙船ミルキーウエイでは、船長リサ大佐の心に大きな変化が起こっていた。
クズト少佐は事故で宇宙に飛ばされたのだと思っていたが、チロウ中佐のうわごとが本当だったら故意の殺人事件である。
クズトを事件から助けなければならない。
このままクズト少佐をほっておくことはチロウ中佐の殺人に手を貸したことになる。
殺人ほう助になるかもしれない。
船長リサ大佐はクズト少佐を助けるためのクルーの安全より優先する理由を見つけたような気がした。
治療室では、チロウ中佐を無言で三人が囲んでいた。
チロウ中佐はおとなしくな眠っているように見えた。
船長リサ大佐、メディカル・オフィサー・ノウセ少尉、宇宙飛行士ノキオの三人である。
船長リサ大佐が最初に話だした。
「ノウセ少尉、チロウ中佐の話をどう思いますか?」
「私には理解できません」
「ノキオはどう思いますか?」
「私にも解りません。チロウ中佐が自分のことを『この男チロウ中佐』なんて言うこと事態理解できません」
「ノウセ少尉、人間が自分の事を話す時にあたかも誰かの事を話すかのように話す心理状態はどんなものですか?」
「よくわかりませんが、祈とう師に霊が乗り移ってよくトランス状態になる事があります。そうして祈とう師が他人の言葉を話す事があります。でもそれとはまた違うみたいです」
「霊が乗り移るですか。そんな事は信じられないし、ありえません。もっと科学的な答えは無いのですか」
「精神鑑定で言うと、精神疾患です。原因としては心因・外因・内因のすべてが考えられます。心因としては、長期ミッションによるストレスに加え船長とクズト少尉のSEXを見たという精神的ダメージです。外因としては、ウイルスなどによる脳炎や薬物乱用。あと内因としては統合失調症や躁うつ病です」
「そうですか、外因と内因については検査や訓練を受けているので考えにくいです。あと残るのはSEXを見たという精神的ダメージとストレスですね。私達のSEXがそんなに彼にショック与えたたとわ」
船長リサは、首を横に数回振った。
ノキオがそんなリサ大佐を見て口をはさんだ。
「チロウ中佐は前からリサ大佐の事が好きみたいでした」
「ぜんぜん気が付きませんでした。チロウ中佐には奥さんがいるはずです」
「そうですか」
「ノウセ少尉とりあえず検査をして下さい。脳波検査とMRIでいいでしょう」
「了解です」
ノウセ少尉は船長リサ大佐にそう答えるとMRIのスッイチを入れようとした。
その時、また今まで静かに寝ていたチロウ中佐が目を開いて、突然話しを始めた。
チロウ中佐の頭の中をゾルビが完全に支配していた。
ゾルビはチロウ中佐の記憶と思考を読み取りチロウ中佐に告白させていたのだ。
「この男、チロウ中佐は無線のプログラムにも細工をしている」
三人は耳を疑った。
皆で顔を見合わせ、出来事を確認し合った。
そして、お互い納得してチロウ中佐の顔を三人別々にのぞきこんだ。
チロウ中佐がまた言葉を口にした。
「私、チロウ中佐は無線のプログラムに細工をしました」
船長リサはこの言葉にすぐ反応した。
「チロウ中佐、今の話は本当ですか?」
「私、チロウ中佐は細工しました」
「チロウ中佐、何を細工したのですか?」
「私、チロウ中佐は無線のプログラムを細工した」
このチロウ中佐の言葉を聞き、船長リサはすぐに無線係のトシオに船内放送で連絡を入れた。
「こちら船長リサ大佐、無線係のトシオに言います。チロウ中佐が無線のプログラムに細工をしたそうです。無線のプログラムの点検をすぐに行ってください」
「無線係のトシオです。無線のプログラムをすぐに点検します」
「お願いします」
無線係のトシオからはすぐに返事があった。
つづく

























チロウ中佐の事は考えていません。
やだねー、男の嫉妬、
エイリアンが更正させるのでしょうか?
産みの苦しみを経て 日の目を見るのです
よろしくね^^ 楽しみにしてます^^
ゆっくりでいいからね・・・ビールのみながら
ニコット楽しんでください^^
笑顔置いてくね^^v (◡‿◡✿)ポッ❤
「自分でかきなさい。あはは」
ですね。
無線に詳しくないのが壁です。
練習だと思い頑張ります。
医学の進歩を期待して未来によみがえるっていうのはどうでしょう
50年後に よみがえったクズトの前に現れた美女は かってのリサ大佐との間に生まれた子供
な~~ンていう設定なんかいかがでしょう。。。うふふ っていうか・・・リサ大佐そのものでも良いなぁ~
クズトと一緒によみがえるために 自ら希望して クズトのあとを追って冷凍カプセルに入ったとか・・・
あはは 色々と楽しい妄想しちゃいました ありがとう~
~~で、どうなるのかなぁ~~~楽しみ^^v
おねえさまのするどさにブルブル震えです。
ぶつっといきたかったのですが、どうしよう。
考えます。
すべてゴキブンちゃん次第ですね!
あぁ~ゾクゾクしてきました
すべてのクルーにゾルビが入り込まないことを祈るだけです
無事 地球に帰ってきて めでたしめでたし・・って思った矢先に
急にクズトが変なことを言い出すのでは・・
その時点で・・あとは読者にお任せで
話が ぷつっ!と終わるのでは・・・なんてことない様祈ってます^^;
ゾルビは寄生した生き物の脳を利用して思考します。
チロウ中佐の思考の回路を利用してなにするんでしょう。
お楽しみに。
ゾルビの目的は液体維持です。
クズトの体にも宇宙微生物がついているかも。
地球まで話を続けると長くなりすぎで気が遠くなります。
ああ、宿主が自殺衝動とか、それに近い行動をとっていたら、その告発は、理にかなっているのかなあ?
良かったです。
でも、単に精神的なものとされたら、ゾルビが付いた
チロウを連れて帰る事になりますよね。
大丈夫なのでしょうか?