パソコンで無加工の音を聴く windows編
- カテゴリ:パソコン/インターネット
- 2013/01/23 21:24:24
無加工の音とはいわゆるビットパーフェクトですね。音楽ファイルのデータを1bitも変えずに出力する事です。Windows Vista SP1以降なら、まあ可能になってます。ソフト的にはこれが一番判り易い、使い易いのではないかなと思います。
http://code.google.com/p/bitspersampleconv2/wiki/PlayPcmWin
他にも、WASAPI対応のビットパーフェクトプレーヤーを見つけたのですが、今ググっても出てこない! orz う~ん、結構面白そうなHPだったのに。どうやって辿り着いたんだろうか。
さて、間違いなくビットパーフェクトにするにはCD音源の場合、上のHPの画面の様に
WASAPI排他 44.1KHz 16bit 2ch
になってないといけません。DACの関係でそれでは音が出ないシステムもあるでしょうが、そのシステムはCDを無加工の音で聴く事は絶対に不可能です。
巷で有名らしいこのソフトは、MCIを使ってるそうなので、必ずビットパーフェクトに出来るとは限りません。
http://www.wadatokki.co.jp/WP/about/wave-file-player%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
referenceの方ですね。そんでも、win2000でも使えそうだし、限りなく無加工に近いとは言えると思います。
何もこんな専用みたいな特殊なソフトを使わなくても、一般的な音楽プレーヤーソフトで無加工の音を聴くことは出来ますが。いずれにしてもきちんとした設定が必要なので、設定方法をきちんと押さえるためにも、一つの基準ととして紹介しました。
部屋やスピーカーの状況、音楽的な好みに合わせてイコライザを掛けたりすることは、まったく問題ないと思います。ただ、無加工な状態からどのように変えてるかは、はっきり意識しておいて欲しいなと考えてこんな日記書いとります。例えば、上でCD音源の場合の表示を書きましたが、DVD音源の場合はきちんと設定を変えないといけないのを、ちゃんと調べて理解して欲しい。
僕はライブに行ったりミュージカル行ったりもするけども、演奏や歌に感動することはしょっちゅうだが、箱(ライブハウスや劇場など演奏場所を指す言葉)の音響特性や音質。PA装置の音質に感動することはほとんどないな~。
善い演奏ならラジカセで聴いたって善いって判るし、音に拘ってるからと言って音楽から受ける感動が人より少なくなってるとは、これっぽっちも思っていない。単により良い音質で聴きたい、音質でも感動したいと考えてるだけなんだ。
正直言うと、システムが高解像度になり、音質が良くなって来てしまうと。Mixで凄い編集されまくった音源は、聞くに堪えない騒音になる。受け取り間違えないように言い直すと、酷い音になるのではなくて、ひどいMix/編集だというのがあからさまになるので、気持ち悪くて聴くに堪えなくなってしまう。当然のことながら、それでも違いがまったく判らない人もやっぱり居てますわな。酷い音源聴いて、「やっぱり音凄いね~」とか言われると、ちょっと悲しかったりする。orz
そゆ意味ではラジカセ程度が、何聴いたって粗が見える心配ないので、非常に安心できる存在ではある。やっぱり一般に浸透してるのは、それなりの理由があると思わんでもない。w
なので、そっち方向に努力してる人はちゃんと居てますよ。
「無加工の音を聴く」シリーズは比較視聴するための前段階として、ビットパーフェクトなデータを如何にDACに渡すかって話なので、道具立てとしては最低限度下に書くくらいが必要。そゆことも含めて、「このソフトさえ使えばOK」みたいな書き方ではなく、きちんと周辺機器のセッティングが必要なのでちゃんと勉強しろと書いてある。
・最低限度な道具立て
音源データ
PCとかMacとかメディアプレーヤーとか
------------------------------ここまでデジタル
DAC
------------------------------ここからアナログ
良く出来た? 違いの判るw アナログアッテネータ
良く出来た? 違いの判るw アンプ
良く出来た? 違いの判るw スピーカー
良く出来た? 違いの判るw 試聴者
まあ、DAC/アナログアッテネータ/アンプは個別に必要ではなくて一体型でも良いんだけどね。この順番でないとビットパーフェクトにはならんわな。それだけの話だ。
まぁ、「無加工の音」と、「加工せずに出力した結果」を「文盲系さん」が区別できるのか?っていうところがあって、「無加工ならすばらしい」っつー「何とか原理主義」的な発想でゆがみそうだなぁと。
というか、「文盲系」さんが演説ぶちまけるのやめるだけで、オカルトは激減するんじゃないか?
区別できる人は「読まなくても知ってる」って感じのきがしまする。
外付けは…気分だけのときと、「元が酷すぎること」があるので、なんともね。
耳に自信がなくても、デジタルノイズだなぁとかね。
まぁ、変化がない、あってはいけないっていう「部分」はあるんだけど、それ以外の部分の動作には変化が起こりうるしなぁ。
そういう意味では「データになる前」の時点で、パーフェクトうんぬんどころのはなしじゃないこともありえますしねぇ。
というぶぶんでは「どんな変化が普段無意識に中間処理でおきているのか」を知ることは出来ても、それ以上の何かが、あるかなーというと、疑問符が浮かばなくもない。
ぶっちゃけ、「良し悪し」じゃなくて、あれこれ気に入るように設定して、好きな曲を好きな形で聞けたらそれが純粋に幸せで、あれこれ考えて、眉間にしわ寄せちゃうのは不幸なんじゃないかとw
設計する側はそうも言ってられないだろうけど。
まあ、外付けのDAC使ってなくてこの作業をしても実際に出てきた「音」の違いを聞き取れるかどうかは謎ですし。
外付けDAC使ってても、「音」の違いを聞き取れるかどうかは環境しだい、本人しだい。
言いたい事は、今ではビットパーフェクトのデータで鳴らす事はそんな大変ではなくなってきたって事ですね。
ぶっちゃけ外付けDACを通した後にアナログでボリュームを絞らないと絶対にビットパーフェクトには出来んしな。
そう言う事も含めて親切な説明じゃなくて、わざわざ勉強しろよと書いてる。
最終出てきた「音」で基準に出来るものってのはスピ-カーから出せるわけない。自分的になにか「音」としての絶対基準にするなら、部屋で生で歌うなり演奏するなりしてもらうしかないと思う。生録したのをスピーカから音出しして「生音」との違いを聞いてみるだな。部屋で生録したのは部屋の響きが入ってしまってるけども、スタジオで録音しても所詮スタジオで録音した音だし。部屋での「生音」を基準にするしかないのじゃないだろうか。
ふつーのPCはノイズの海ですし、あんまり音とは親和性が高くない。デジタル出力してしまうことも出来るんですが、今度はその先でどんな処理だっ手問題が。
あと、作業としての音と、鑑賞のための音って違うような気がしますし、PC自体のノイズ処理って問題もある。
かといって民生品だと、世間の好みの公約数がデフォルトって感じですが。
ですから、「基準として意識できる『音』」の必要十分条件はそろってないような。
でも、実際に「音」に戻したときのリファレンスになりそうなものってなんだろうって思ってしまうけど。
生業にしていなければ、薀蓄は兎も角、設定いじって、自分が好きなような設定しちゃえばいいようなきがするんですけどね。ただ、それが「工夫されていることによって」結果として、意図したギミックが無効になるとか、おかしな音になってしまうこともままあるので、「余計な設定は切って聞いてみる」のは悪いことじゃないでしょうけど。
ディスプレイの1.5W+1.5Wとか、一応なってるのはわかるし、曲や声は認識してるけど良し悪しを語る以前の代物ってのもありますしねぇ。