本『日本人の知らない日本語』
- カテゴリ:日記
- 2009/07/26 00:31:08
2009年、蛇蔵&海野凪子、メディアファクトリー
カイさん、strayfoxさんもお勧めのこの本、図書館に予約してようやく先週手に入った。
~外国人学生の日本語・珍問奇問、みだれうち!! 日本人もびっくりの日本語“再発見”~
印象に残ったエピソードご紹介
★ 助数詞
・キングギドラは頭が3つあっても1頭ですか?
・人間は1匹ですね。だって辞書に「男一匹」ってありますよ。
― ひぇ~ こんなのどう説明するんだ??
★ 「がんばれ」は本来目下の者を励ます言葉、目上の方には「お疲れの出ませんように」というべき
― 初めて知った! 英語では「がんばれ」と言わずにGood luckかRelaxとかEnjoy yourselfなんかがいいと聞いていたが、「お疲れの出ませんように」はそちらに近いのかな。でも英語で言うとやっぱり上から目線に響くね。
★ レストランで「こちらパスタになります」
「パスタになるんですか!? じゃあ今は何?」って突っ込まれるぞ。正しくは「パスタでございます」
― バイト用語は乱れに乱れている模様。あまりにも多くの人が使っていて、間違いだけど正統派になりつつある言葉もいっぱいだね。
★ 漢字クイズです。鳩と蚊と鴉と猫の共通点は何でしょう。
鳴き声。鳩はクー、蚊はブンブン、鴉はガー、猫は中国語の苗(ミョウ)
― これも知らなかったなー
アメリカで大学院修了後コミュニティーカレッジで3ヶ月日本語を教えたけど、この本に載っているような困る質問は受けなかったなあ。みんな初心者だったしアニメもまだ浸透してなかったし、日本語の教科書くらいしか見てなかったからかな。
日本語が話せても外国語として学ぶ人の疑問にすべて答えることは難しいよね。もちろん日本の文化・歴史もすべて解説できるわけもなく。だから実際に質問されたら困るけど、違う言語・文化で育った人の発想は興味深い。
*** 本格的な夏の到来を体が告げてきた。汗の出方がハンパない。45分レッスンにタオル2本、水筒2本を持ち込んでいる。あせもなのか、タオルで擦りすぎたせいなのか、額が赤くなってヒリヒリ。
おう、着替えもね!