プレーヤーで無加工の音を聴く メディア編
- カテゴリ:音楽
- 2013/02/05 22:25:46
無加工の音とはいわゆるビットパーフェクトですね。音楽ファイルのデータを1bitも変えずに
出力する事です。CD,DVD,BDプレーヤーは、たいていビットパーフェクトで出力可能だと思います。
結局たいていの、特に廉価なメディアプレーヤーは読み込んだデータを右から左に流すだけなので、
ビットパーフェクトなのは当たり前すぎる話です。むしろ高価なメディアプレーヤーは
アップサンプリングなどのオプション設定があったり、デフォールトでアップサンプリングしてたりの
可能性が高かったりします。w
さて、空冷ファンが嫌で使い勝手ももう一つだと思うので自分はオーディオ用で使おうとは
思いませんが、PS3はしっかりメディアプレーヤーでもありますね。これも ビットパーフェクト
出力出来るのは当たり前ですが、世の中的にはどうなのかしらんけど、その筋的には
アップコンバート(アップサンプリング)した動画や音の善さで人気です。 ビットパーフェクトでは
音の違いは出せないので、値段の高いプレーヤーは付加価値としてアップサンプラーを付けるのが
しばらくは流行ると思います。
て事で一応終わりですが、CDだけは規格の関係でビットパーフェクトにならない事があります。
例によってそれが原因で「CDは当てにならん」な都市伝説や、「高音質を謳う」SHM-CD,Blu-Spec CD
なるなんじゃもんじゃなものが出ています。
音楽CDの規格については"RedBook"でググるとよろしいかと。おおざっぱに言うと音楽CDのデータは
PCのファイルの様に1bitたりとも間違ってはいけないって事にはなっていない。「多少データ間違ってても
構わない」って事になってます。DVD,BDはパソコンでデータファイルが見えますね。ところが、
CDではデータファイルは見えません。"???.cda"てのはデータファイルではありません。それが証拠に
ファイルサイズがとても小さい。
ファイルだとメディアに傷が多かったりが理由で大きく読取失敗しても、大抵完璧に復元できるように
強固なエラー訂正の仕組みが出来ています。なので、読み込めたファイルが間違ってることはありません。
完全に復元できないときは読み込みエラーが出ます。完全に読めるか、全く読めないかのどちらかです。
それに引き替え、音楽データはファイルとして管理されていないので、大きく読取失敗したら
まあなんかそれっぽいデータでお茶を濁すようになっています。w
完全に読めるか、適当に読むかのどちらかなんですね。とは言ってもどの程度の読み取りエラーが
あるのかは確認可能なので、そんなにけなされるほどのものでもなかったりはします。下のHP参照。
http://champ.chips.jp/gazou/audiopage20.html
おまけで、メディアプレーヤーの測定をされた方のHP、他にも色々きちんと測定されてます
http://juubee.org/BJ/sokutei15_spdif2wav/sokutei.html
まあ、同人関係の物販でデータ販売ではなく、音楽CDを作る人が多いのは。
単純にプロへの憧れなだけで、あんまり意味は無いんじゃないかとは考えてますです。
さて、時系列でおおざっぱに書くと下の表。"redbook orangebook"でググると最初のページに出て来る下のHPがきれいにまとまってて、とてもよろしいかと思います。
●CDの規格の時系列
1、 音楽CD Red Book 音楽データのファイルではなく、データ列を保存
(CD) データ列なので、完全にデータ復元出来なくても許される
2、データCD Yellow Book データファイルを保存
(CD-ROM) データファイルなので、完全にデータ復元出来ないと読み取りエラーとなる
3、書込みCD Orange Book プレスによるマスプロではなく、個人でデータの書込みが可能
(CD-R,RW) データファイルも音楽データ列も書込み可能
●CDの規格についてのHP
http://www.ccssinc.com/index.php?main_page=cd_color_books
関係あるでしょうか・・・・
データの焼けるCDというのは、
ここで言うデータのあいまいなCDの部類でしょうか。
それともデータの部類でしょうか。