金沢二日目
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/02/07 09:24:04
能登半島の形は、思い浮かぶでしょうか。
右に向かって口を開き、島を咥えているような形ですね。
鉄道ですと、JR七尾線で金沢から下あごの七尾まで、
そこから能登鉄道で上あごの奥歯の位置、穴水まで行けます。
半島の上半分はバスで行く事になりますが、本数が少ないです。
乗り継ぎに失敗すると帰って来れない^^; ので、
行かないほうが安全との忠告をいただき、そうする気でした。
が、天気予報で晴れがこの日だけと知り、行くなら今日だ!と
突然気が変わって金沢駅東口のバスターミナルから急行バスに
乗り込みました^^ 突発的です。
10時半東口発、能登道路を飛ばして、全ての電車線を越え、
その先の珠洲市鉢ヶ崎まで一気に行きます。かなり先の方。
2時間以上乗りっぱなしで、2630円。
いやー能登道いいですよ、美しい!
市街地を出ると、半島西側の海辺をしばらく走りますが、
その海の美しさと言うか、雄大さと言うか。
沖からの波が打ち寄せて白波を立てる頃、その後ろから
次の波が追っかけてまた白波を作り、その後からまた別の・・・
海の中に棚田を作るのです。白波が段々になっていく。
その沖の方では、海の彼方が薄水色の空と混じりあって、
無限に高く伸びて行く錯覚、その無限さにクラッと来ます。
かと思えば内陸に入り、枯れ木と緑の交じり合う丸い山並み、
それが急に開けると、谷には絨毯のような田園、古い農家。
本当に山を切り分けたみたいに、すっぱりとそこだけ平らに。
そういう谷が所々にあるんですね。
メルヘン街道じゃ無ければ、民話街道と言っても良いのでは^^
鉢ヶ崎は半島東の岸辺で、夏なら海水浴場もある地域です。
でも今はとても静か。雪などはありませんが、人も居ません。
空気は冷えてます。ここからバスで緑剛崎の狼煙灯台へ。
少し小さな地元路線バスで、ひなびた町の細い道を、
曲がりくねりながら進みます。時折海を望みます。
板壁の家々が懐かしい雰囲気ですね。
狼煙で私が降りると、バスは空になって走り去ります。
すぐ前に道の駅があり、細い道路沿いにはうどん屋や喫茶店が
っと思ったら、3~4軒の店が全て閉まっています^^;
後で聞いたら、やってる時「も」有るそうですが、よくわからん
と、帰りのバスの運転手さん談^^
そこからわき道に入ると灯台に行けます。看板もあります。
やや高台を登る小道を行くと、開けた丘の上に、二階建て程度の
白い灯台がありました。目の前は、もちろん全て海です。
その高台からすぐ足元が海。それは、白く泡立つ海。
波によって岩場が侵食されてガリガリな岩がごろごろしています。
そこに打ち上げる波は、岩に当たって白く砕けて、泡になる。
波打ち際が洗濯場のように白く寒々しく泡立って見えます。
無数の波の音が共鳴して、周囲が、ごおお~っと轟いています。
それと波の動きが、何だか、ゆっくり、ねっとりして見えます。
まるで、寒さのせいで、凍りかかったシャーベットみたいに。
とろーんと打ち寄せては、ふわわっと泡になって散る。
白い波打ち際・・・
しばらく、その厳しい美しさに、放心させて頂きました。
いやぁ、来て良かったです>v<
帰りは終バス終バス終電車の綱渡り^^;
すっかり夜になりました。
帰ってこれて、良かったぁ(苦笑;)
本当にねー、乗り継げてよかったです。
書きませんでしたが、バス停がどこにあるのか分かりにくくて、
地元のおばちゃんに聞いたり、ちょっとあたふたしましたよ。
観光ルートの外れまで行くのは、楽しい事も多いのですが、
不便な点も少なくないですから、なかなか行けませんよね。
寒いです^^;
それに関しては、間違いありません。
この時期にわざわざ海辺に行く観光客は、他にいませんでしたから^^
素敵ですね♪
金沢には3回ほど行ったことがあるのですが、
本当に金沢駅周辺しか回っていません^^;。
終電終バスの綱渡り、上手くいってよかったですね。
白い波なんて、メチャメチャ寒そうですぅ~。。。
ありがとうございます。うまく伝わるといいなって思いながら書いてます^^;
工芸品もいいですね。
やっぱり、塗り物でしょうか。それに、金の箔。
使ったら悪いような気になる品が沢山並んでいました。
あと、自分の影を追って、また同じ所に行ってみるのもいいと思います。
自分だけの思い出の場所って言うのは、けっこうきゅんと来るものですよ。
車窓からの眺めって言うのは、本当に贅沢な物だと思います。
ただ座っているだけで、海も山も見えちゃいます。
疲れたら、うたた寝していればいいんですし、ね。
能登半島のひなびた町にいると、この路を無限に歩いてみたくなって、
ちょっと困りましたよ^^
今は、山がちな地域で若干残り雪があるくらいでした。
雪国らしさは無かったです。
変な言い方ですが、安全な遠くから見てるのと
荒れれば危険という海や山のきわで見るのとは印象が違いますね。
肌に迫る迫力って言うか、畏れのような物があって、ドキドキします。
意外と、そう言うものですよ。
私も、東京で働いていた時は東京見物なんて、した事ありません。
反省して、今、地元を散策するように努めています。
やつこさんも、今住んでみえる地域を見て回るのはどうでしょうか。
能登半島の路線バスに比べれば、名古屋までの鉄路は
ザイルのように太かったですw
食べ物狙いじゃ無かったから、そちらが手薄になっちゃいました。
いい所いっぱいの金沢・能登で、一度に全ては無理って事でしょうね。
実は、念のためと思って、カロリーメイトひと箱だけ、
持っていました。バスの中でかじりました。
あちらとしては比較的静かな海だったと思いますが、
静かな迫力に押されて、怖いくらいでした。
おかげさまで、楽しめましたよ♪
夏はきっと、活気があるんでしょうね。
海は季節ごとに色々な物を見せてくれそう。
でも、帰って来られないのは、困りますからね^^
わびすけさんのお話で忘れてた能登の街並みや海がよみがえってきましたよ~♪
波が泡立って風で飛んでくる風景は『日本海の荒波』ってこういうことなのね
なんて思ったり
工芸品もきれいだし。。。
機会作ってまた行ってみたくなりました(#^.^#)
旅のだいご味ですね~!
ぼーっと同じ景色を見ているのも良いですが
乗り物に乗っていて
景色がどんどん変わっていくというのも、最高です♥
いつの映像かわかりませんが、田んぼに雪が残っていました。
白波も見えましたよ^^
でもやっぱり実際に行ってみたいです♪
読んだら行っておけばよかったと後悔しました;。;
行った事がないのですが、きっと食べる物も美味しいのでしょうね^^
お店が閉まっていたのはザンネン~
お家までの帰りは綱渡りになりませんようにww
お店が閉まってたという事は 空きっ腹で移動してたんでしょうか?
波に魅入られて うっかり落ちなくて良かったですww
日頃見る景色と違うから 色々新鮮だったのでしょうね~^^♫
満喫してらっしゃるようで何よりですw♫
情景が、はっきり浮かんできました。
夏に行ったんですが、海水浴場のあるところ辺で
真っ黒に日焼けした若い人たちが、海の絵を描いてたんです。
そういう綱渡り的な旅行って、楽しいですよね。
でも、帰れてよかったですね*^^*