掃海・輸送機 MH-53E
- カテゴリ:その他
- 2013/02/12 07:58:23
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岩国基地の第111航空隊で運用されているMH-53Eです。CH-53Eは、シコルスキー・エアクラフト・ディビジョン社がアメリカ海兵隊の要望によって開発されました、重輸送を目的としたヘリコプター。CH-53 シースタリオン(S-65)の改良型でその後継機として作られた、現在西側諸国最大のヘリコプターです。愛称はスーパースタリオン(Super Stallion)、スタリオンは成長した種牡馬の意。社内呼称はS-80E。
CH-53の機体中央部左側に3基目のエンジンを増設した機体です。開発は1971年より開始され、1981年から部隊配備が開始されました。エンジンが増設されるとともに、各エンジンの出力向上も図られている。そのため、ローターのブレード数が6枚から7枚に増え、直径も2m拡大されました。テイル形状も変更され、テイルローターは左側に20度傾けられました。
アメリカ海兵隊やアメリカ海軍では輸送目的に使用しているが、派生型として掃海用のMH-53E シードラゴンがある。MH-53Eは機体両側に大型のスポンソンを取り付けられているのが、CH-53Eとの大きな違いです。このスポンソンは燃料タンクであり、燃料搭載量は3倍近くに増加しています。
MH-53Eはアメリカ海軍のほか、海上自衛隊、イラン海軍で使用しています。海上自衛隊は、FMS(対外有償軍事援助)によって1989年から部隊配備を開始して11機を取得。1995年に事故により1機が失われ、老朽化のため一部の機体が退役となり、2011年3月末時点の保有数は8機です。耐用命数時間は6000時間とされています。後継機はMCH-101に決定しています。イラン海軍のMH-53Eはイラン・イラク戦争後はもっぱら輸送任務に使用していると見られています。
全長(胴体のみ):30.19(22.35m)
高さ:8.46
幅:8.41m
主回転翼直径:24.1m
発動機:3基(名称:T64-GE-416/419、出力:4,380SHP×3(パワータービン出力回転数14,280rpm時))
機体重量(自重/全備) 15.071t/33.339t
速度(巡航) 150KIAS
上昇率(海面上) 664m/m
上昇限度(実用/限界) 5,640m/3,520m(地面効果付きホバリング限界)
航続距離 2,070km(空輸時)
乗員:3名