う、うーん…。

　やっぱり日本語のおかしな人の書くものはおかしいわけでして。
　自分も間違えるし、Typo程度で全部突っ込むのは無粋ではあるのだけど、文章の骨組みがおかしい人はやっぱり何かおかしい。

　本人は、Tipsの投稿のつもりらしいのだが、だいたいのディスプレイサイズと解像度の羅列。

　…これで誰かが助かるとは思えないのだが…。

　というより、コンピュータ自体が、規定された動作の繰り返しと、それらの組み合わせ、積み重ねで出来ているので、条件と、結果を明示しなければその中身を推論で導くことが出来ない。

　「縦長」なのが何であるかを規定しないと、後から目にする人が「何が」そうなっているのかを判断できないのは自明で、それをどうつかうか？も書かないと意味がない。
　LCDは、CRTと違って、1ピクセルの大きさと形状が決まっている。
　だから、解像度がその縦横の画素数と一致するか、半分や四分の一など、割り切れる解像度以外を、拡大して表示すれば、当然表示するときに無理やりつじつまを合わせている以上、表示される1ピクセルの形状が歪むので、にじんだりするし、スクウェアからワイド、その逆であっても、ピクセルの形状が違うので、必然的に歪む。
　そもそも表示するときの縦横比が違うので、表示するものによっては歪むのもまた比率が違うのだから当然だ。
　開いたときのウィンドウサイズ、コンテンツの表示、文字や画像、全画面表示の時の比率。さぁ、「縦長」だけで何がそうなっているのかわかるだろうか？

　何かの情報として成立するためには「何が」「どうだったとき」に「どうしたら」「どうなったのか」を規定しなければ「経験則の提示」ですらない。
　マジナイの類で実は効果があるものというのもあるので、何でもガラクタ扱いをしてはいけないのだが、それだって、使える対象なのかどうかは、最初に定義されなければ判断が出来ない。

　また、ヘルプにあったのは多分「大体このサイズは今のご時勢こんなもん」って書いてあるだけで、「見るべきは仕様表とかカタログとか、取扱説明書」じゃないのかと思うんだ。
　だって、それが「今までとおなじっぽい画面」でも「高解像度なものを買ったのにそうしちゃったら」もったいないし意味がないわけで。
　で、その情報が第三者から取得しないと路頭に迷うような人はそれをどう使うべきかに到達できるとも思えないのだよね。
　それをどう利用して適用したのか？を書かないと、きっとそれを必要とする人には意味がない。
　基本的にはディスプレイも昨今のOSならPnPで自動判別する解像度が「おおむね適切で正しい」んだけどね…。額縁ができちゃったり、明らかに歪んでれば別だけど。

　いい大人がこんなの垂れ流してりゃ、子供の読解力、表現力なんて良くなるわけがないわな。

　お友達は「わぁとってもべんきょーになりました。くわしいんですね」って言ってあげるんでしょうか。いやーな顔されないで、なんていえば、角が立たずに伝わるでしょうねｗ

　とまぁ、こんな有様でも、新しいOSを批判しちゃったり経済を語っちゃったりするのですな。
　うーん。その指標を示すものがない自作名人様って、自称するだけで済むから楽よねｗ
　でも、何でだろう。趣味「パソコン」とか「自作」って人に論理的な思考が「極端に出来ない人」が多く含まれるのは。

　広義の「ネトウヨ」ってこういう思考をとめたまま、大きな声で叫ぶことで生まれて増えるんじゃないかと思ったりする。
　正しいかどうかっていう判断や思考が伝播の過程に存在してなくて、右から左に劣化コピーしてれば、そりゃいろんなものが歪んでいく。
　そして、そんなのに「くわしいんですね。すごいですね」ってエサくれてやったらねぇ？