キチジ鍋は高級料理?
- カテゴリ:レシピ
- 2013/03/22 00:31:29
キチジ、漢字だと吉次、宮城県だけの呼び名かも。一般にはキンキ、地方によってはキンキンと言うところもあるけど、北でしかお目にかからない金眼鯛のようなお魚なのだ。
あまりポピュラーでないのは値段が高いから、本日は「どうしても食べたかったから。」と仲良しのエリカが買ってきたのは、大して大きくも無いのが2匹、これで5千幾ら円との事なので、新鮮な生ものはスーパーでは殆どお目にかからない。
当然、リエも嗅ぎつけて3人となるはずが、友達も連れて来たので4人になった。
キチジ鍋の女子会となってしまったが、こういう時の場所は、決まって私のところになるノダ。
シカモ私は最高の料理人でもあるから(自慢ナノダ)どうしてもこうなってしまう。実はエリカも料理は上手なんだ。リエはマルっきりだけど。
さて、メインのキチジ鍋、私流では出汁は昆布だけが望ましい。お店では鰹出汁が多いようだけど、キチジ本来の味を大事にするなら、北海道流で、塩だけで茹でて食べると言うのも有とは思うけど、本来の味を殺さないでコクを出したければ昆布ナンダ。
さて、昆布を入れた水を煮立てると昆布の臭みが出て来るので沸騰と同時に大量の日本酒を、再び沸騰すると鍋火が点くぐらい入れて、昆布を取り出す。
日本酒は料理酒ではなく、本当に飲んでおいしい純米酒がお勧め、料理の味は素材なのだ。因みに、出汁の昆布は利尻のものを使用。
味付けは塩が基本だが、今回は秋田の『しょっつる』も用いた。塩は男鹿の藻塩で、これだけでもなかなかの味になるんだわ。
取り出したキチジは既に2枚おろしになっているので、念のため残ったウロコを丁寧に取さり、背びれと尾を切り落とし、ムナビレから頭を切り分け、残った身は2等分にして鍋に放り込むと、表面に魚の脂が浮いてくる。
キチジは脂の多い魚なんだけどその繊細な味は他にたとえようもないほど美味しい。
だからこそ、鍋の具もネギ以外の味の出るものは出来るだけ避けたいから、今回は、白ネギの良いのが無かったので(時期的に難しくなって来ているから)九条ネギ、それに絹ごしだがしっかりした地元のお豆腐、ドンコのシイタケのみ。
鍋に入れない代わりに、キャベツと人参、パプリカの温野菜は土佐醤油で食べるのだ。他には弱めのこってり系のつもりで煮豚とピータンにポン酢と辛子で、さらに特製モヤシ炒め(詳細略)で、献立は出来上がった。
そのキチジ鍋は、脂っこいお魚なんだけど、非常にあっさりと、シカモ出汁がよく出て、たまらなく美味しい。鯛の様に濃厚でもないし、金眼鯛だとこれほど上品な味わいにはならないし、骨も一緒でも身離れが良いので食べにくい訳ではない。
他の具は、火が通ったら直ぐに食べることで、上品なスープと相まってそれぞれが実に美味しい。
飲み物は、白ワインとかシャンパンとか言ったわりにはビールで乾杯の後、青森の日本酒になっってしまった。
日本酒は酔い方が他のお酒と違うので危険の要素をはらんでいるが、案の定女だけだと、つい進んでしまう。
へべれけになっても食欲はあるので、「このスープ、ご飯にかけると美味しいのよね。」と誰が言ったか分からないが、お腹いっぱいになって誰も食べなかったご飯を仕上げで食べる事に。
キチジの出汁の良く出たお汁をご飯にかけて、途中で干岩ノリをかけるとこれはたまらない。お店ではオジヤにする事もあるが、卵を入れると繊細な味が損なわれるので、断然この方が良い。
酔ってお腹がいっぱいになると眠くなる。うとうとして、誰かがなんか喋ってるけど聞いて無い。
復活は早かったものの、皆が帰って、台所にかたずけたものは明日洗う羽目になってしまった。
寒い時の鍋は格別ですネ。
春めいて来ましたけど、まだカキ鍋とか食べたいです。
熱い時のキムチ鍋もグーですけど。
ヒマな時期(春休み)なので
何時もパーティみたいな事しています。
来年社会人になったら
もう出来ませんから、懸命に楽しんでます。
食べる専門でも、味の分る人歓迎ですよ。
お近くだったら良かったのに。
食事は、特に鍋料理だと一人より複数の方がですから
楽しい時間が過ごせて良かったです。
で、本日も、「洗い物残したから。」とか何とか言って、お昼頃
やって来て、自慢のラーメンを食べる事になりました。
ちなみに 料理は全くダメで食べる専門ですw
幸せなことだよねー♡
しかも仲のいい仲間とだったら
最高だ^^
洗い物は…おつかれさま、れいさん^^;
何時も読んで頂いてありがとうございます。
このお魚は吉次(世間ではキンキと言った方が分る人は多いです)ですよ。↓
たまに食べてますが、普段は他のお野菜を入れたりもします。
今回は、持ち味が最も生かされたと思います。
お片づけは付き物ですからね。
でも、チキジ鍋は旨いのですね。今回ほど美味しいものを食べた事はないでしょう。
私も、一度は食べて見たいものですね。