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シン・ドラマ汁


ドラマ【八重の桜】

八重の桜
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】大火に見舞われた会津。山本家では八重の姪・みねの姿が見えなくなり、大騒ぎ。結局みねは角場で寝ており、日頃厳しくしつけている母のうらは、叱るかと思いきや、みねを抱きしめて無事を喜んだ。うらは、覚馬に何かがあった時、山本家を継ぐのはみねになると思い、厳しくしつけていたのだ。一方都では、征長の決意を表明した慶喜が、掌を返すように休戦を唱えたため、会津藩士たちはいきり立っていた。そして長州との和議を結ぶため、勝海舟が呼び寄せられる。

【感想】サブタイの遠ざかる背中とは。まず1つは、大火事の中、八重が見た尚之助が立ち去ろうとする姿。もしこれが今生の別れとなってしまったら…と思うと、矢も盾もたまらなかったのでしょう。そこでついて行ってしまうのが八重らしいですね。まぁ、2人ともここで死ぬことはないので、ここは安心して見ていることができましたけどね。もう1つは、会津への帰藩を前に、孝明天皇から頭を下げられ、全身で感動する容保が見送った、去っていく天皇の姿。こちらはこれが今生の別れとなってしまいました。こないだ特番で見たのですが、容保役の綾野と照姫役の稲森が、容保の実の子孫に会いに行った時、容保が肌身離さず布製の筒に入れて持っていたという、孝明天皇の宸翰と御製の本物を、見せてもらっていました。これはすごい…。なんでも鑑定団に出したらいくらくらいになるんでしょうねw まぁ家宝だから家が潰れたり、盗まれたりでもしない限り、手放すことはないでしょうけども。ちなみに宸翰とは天皇直筆の文書であり、御製とは直筆の和歌のことです。容保はこれをずっと身につけていましたが、そのことは死ぬまで誰にも明かさず、死亡後に発見されたそうです。それだけ孝明天皇を崇拝していたのでしょうね。思うに容保は、藩主というよりも、孝明天皇の騎士的な存在だと言えるでしょう。孝明天皇のため、自らと、自藩の領民たちを犠牲にしたのです。最初京都守護職に就いたきっかけが、家訓にある将軍家を守護すべしという条文だったことを考えると、彼は一生を忠誠に捧げたと言えるでしょう。本人はそれでよかったかもしれませんが、犠牲になった領民はたまったもんじゃないですね。ただ領民は容保を恨むでもなし、ひたすら敵となった長州や薩摩を恨んだところを見ると、その誠実な性格から、容保は領民に愛された藩主だったんですね。さて再び会津に目を転じます。今回、中野竹子という新キャラが登場しました。文武両道に秀でた美女という設定ですが、早速八重と対立しましたねぇ。刀や薙刀には武士の魂が宿っているけれど、鉄砲は単なる道具だと豪語していましたが、まぁこの時代の武家にはありがちな考え方なんでしょうなぁ。鉄砲が日本に伝来してからというもの、この道具を使いこなした人物が天下を取ってきたことは、あまり重要視されていないようですね。まぁ、空爆してくる米軍に竹槍で立ち向かったりするようにな民族ですから、仕方ないのかなw




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