モンスターハンター 騎士の証明~69
- カテゴリ:自作小説
- 2013/05/03 13:19:20
【それでも狩人は前に進む】
「あなたの言いたいことはわかります。でも、それこそが狩人の資質を分けるものでもあるのですよ」
「……どういうことだ?」
「ハンターを志す動機はさまざまです。しかし、いかなる動機であろうと、結局は私が先ほど言った結論につながります。すなわち――」
人類がこの世界で生きていくために。
ロジャーは再び、ユッカ達が狩りをしている方角へ目を向けた。
「この世界では、戦わなければ生き残っていけないのですよ。モンスターはその最たる具現者です。我々人類もまた、生きるための努力をしていかなくてはならない」
「それはわかる。だが、私がタンジアの港に立ち寄った時は驚いたぞ。ギルドで働く若い娘が軽々しく、ハンターにならないかと通りをゆく者達を勧誘していた」
眉間にしわを寄せたガレンに、ロジャーはさすがに苦笑した。
「まあ、あれは極端な例で……。あのギルド嬢の性格なのでお許しを。ですが、都会で行われるハンターのショーでショックを受けているようでは、何人(なんぴと)も狩人には向かないということです」
「……どうやら皮肉が込められているようだな。我が国への」
それは無知をとがめているのだろうと、ガレンが言葉の裏にひそめると、ロジャーはまた微笑した。
「あなたのような国は、珍しくはないんですよ。ハンターズギルドは、国家の調停役ではありませんから。たとえば、東の大陸の樹海に暮らす少数民族は、独自にナルガクルガを狩って生活していますが、彼らはギルドのハンターではありません。しかしギルドは彼らに関与しません。彼らが必要以上に狩りをせず、自然を守っているからです。要は、折り合いなんですよ。世界の自然バランスが崩れないなら、ね」
ガレンの顔色が、やや青ざめたようだった。
「貴殿の言い方では、まるで我が国はその禁忌を犯しているように聞こえる」
「それは、この先に行けばわかるでしょう」
ロジャーはそれきり口を閉ざした。ガレンも黙り、足元を見やる。目が合って、アンデルセンが、みゅっと笑った。その無垢な笑顔に心が癒されたが、未だガレンは、勇気を持つことはできなかった。
真実を知る勇気が。
どおっとベリオロス亜種の傷口から濃い血が吹いた。貫通した弾丸は、ベリオロス亜種の脳も貫いたはずである。だが、驚異的な生命力でモンスターは立ち上がった。
そして吼えた。上体を高くのけぞらせ、叫んでいた。
まだやれる。俺はまだ戦える!
ユッカは思わず微笑んでいた。目は笑っていない。武者震いが全身を波のように駆けて行った。
狩りは、こうでなくちゃ――。
右の聴力が失われた分、そそけるように肌が敏感になっている。わずかな風の動きがモンスターの次の動きを伝えてくる。
感覚が、どんどん研ぎ澄まされていくのがわかった。ユッカは再び貫通弾を装填し、真正面からベリオロス亜種を捉えようとする。
だが。
「ユッカ!」
ベリオロス亜種が飛びかかってきた瞬間、ランマルが身を挺してかばったのだ。
「ランマル!」
ユッカは呆然と、小柄な体がモンスターの巨体に弾かれるのを見ているしかできなかった。次の瞬間、地を蹴っていた。片腕の棘が失われたせいでバランスを崩し、ベリオロスが着地に失敗して地面に滑り込んだ。絶好の攻撃チャンスだったが、それどころではなかった。
「ランマル、大丈夫!?」
先ほどの高揚感は失せ、焦りしか出てこなかった。ユッカは倒れたランマルを急いで抱き起す。
「バカもん、俺に構うニャ! オトモに気を使う奴がどこにいる!」
「バカはどっちよ!」
逆に怒鳴られ、ランマルはきょとんとした。
「ユッカ……」
「あなたがどんなつもりか知らないけど、そんな捨て身は許さない。――わたし、決めたの」
体制を立て直したベリオロス亜種が飛びかかってくる。ユッカはランマルを抱きかかえたまま、必死に跳んで攻撃をかわした。
どっと肩から地面に落ちて苦しげにうめくが、それでもランマルを離そうとはしない。
「わたしはもう、誰も傷つけない。ショウコも、ランマルも――大切な人を失いたくない! そのためならなんだってする!」
きつく抱きしめられ、ランマルはぽかんとしていた。ついで、ふっと笑いがよぎる。
(ほんの少しの間に……見違えるように成長したニャ、ユッカ)
今までとは違う心の強さを見た気がした。かつての主の声が蘇る。
――オトモにまで心を砕くハンターは、そうはいないよ。その優しさが、ユッカの強さなのかもね……。
(間違っていたのは俺の方だったか)
何かを犠牲にしてまで得たものなど、意味がない。ユッカは全身でそう訴えかけていた。ランマルの胸にわだかまっていたものが、すっきりと抜け落ちる。
「それは俺も同じニャ!」
するりとユッカの腕をすり抜けると、ランマルは金碧の剣を振りかざした。
「悪かったニャ、ユッカ。俺の背中(せニャか)お前に預けた!」
うん、と力強くユッカはうなずいた。
「わたしもよ、ランマル!」
「しかしこの竜巻の群れでは奴に近づけないニャ。俺がお前の耳になる。お前は俺の動きを追え!」
「うん!」
ランマルは巧みにいくつもの竜巻を避けながら、暴風の元凶である風牙竜へと突っ込んでゆく。
ユッカは跳ねるように駆けていくランマルの後ろを迷わず追いかけた。その軌跡を追うように竜巻が揺らめいて近づくが、襲いかかる前に1人と1匹は乾いた大地を駆け抜けていた。
襲いくる竜巻をものともせず、やがてふたりは風牙竜の正面までたどり着いた。
文字通りランマルは動く耳だった。声で伝えるのではなく、動作で示す。その動きには迷いがなく、だからユッカも信じて動くことができたのだ。
「ニャー!」
怒号を上げてランマルがベリオロス亜種へ斬りかかる。その渾身の剣閃がモンスターの弱点である頭部を切り裂き、下顎まで伸びる長い牙を打ち砕いた。
「今ニャ!」
「――っ!」
ユッカの貫通弾Lv3が立て続けにモンスターの全身を貫く。額から尾の先まで鋭い弾丸が何発も体内を走り、ベリオロス亜種は悶絶した。
ギャアアオ!
ぐずぐずに脳漿をまき散らし、ベリオロス亜種は断末魔をあげた。地面に伏しても、最後の瞬間まで立ち上がろうとして、やがて――力尽きる。
「――終わったニャ。よくやった、ユッカ」
剣を収め、歩み寄ってきたランマルを、ユッカは無言で抱きしめた。かすかに肩が震えていた。全身全霊で狩りを終えたとき、ユッカはいつもそうする。
(甘ちゃんだニャ)
声を殺して悲しみに耐える主の頭を、ランマルはそっとなでてやった。やさしくほほ笑んで。
「よっしゃあ!」
「やった!」
ベリオロス亜種が倒れた瞬間、ボルトは右手を振りかざして快哉をあげ、ブルースは拳を固めて力強くうなずき、
「狩った!」
狩り場から遠く離れた飛行船の甲板で、ロジャーは閉じていた目を開き、輝くような笑顔を浮かべた。
「よくやった。……おめでとう、ユッカ君、ショウコ君」
何事かと不思議そうなガレンに気づいて、ロジャーはちょっと照れくさそうに笑い、帽子の鍔を引き下げた。アンデルセンが、みゅうと幸せそうにほほ笑む。
達成時刻は予定より早く、太陽はまだ天空にあった。
のちの報告によると、彼女達の達成時間の記録は、歴代でも5本の指に入るものであったという。
また閃光の狩人(マンガ版)の話になりますけど、物語の中で主人公たちが身体を張ってポッケ村を守ろうとする場面で、「ハンターはビジネスだろ、英雄じゃない」って言った男がいましたよね。
あのエピソードは実にモンハンの世界をよく表しているなあと思いました。
驚異的なモンスターに立ち向かうハンターを統率し、仕事の世話をする狩人組合ですが、ギルドマスターが古代の英知を受け継ぐ竜人族であることからも、ただの営利目的の組織じゃないんだなとわかります。
普通の人は自然を大事に、なんて考えてませんよ。だから道端に平気でごみを捨てる^^;
自然破壊がどういう結果をもたらすのか、竜人族はちゃんと理解しているんでしょうね。
かといって、ギルドは正義の味方でもないらしい。依頼内容を見ると、眉をひそめたくなるような依頼もありますし。
だったら全体数さえ合えば何やってもいいのかと…うーん、考えさせられますね。
ユッカの回はここでいったん終了しましたが…小鳥遊さんやトゥさんのご感想をいただいて、もう一回書き直したい回でもあります^^;
でも先に進めてしまったので、加筆がこれだけになってしまいました。ああ、後悔。
この当時はそこまで頭が回らず…はぁ(ため息)
必要な部分は絞り込んで書けたとは思いますが…1人と一匹の絆を感じていただけたら幸いです。
3rdのオトモはまだ動きが未熟ですが、4ではこのランマルくらい活躍してほしいですよね。
チャチャとカヤンバみたいに、長く付き合えたらと思います。
最初にモンスターを狩った時の気持ち…ああ、もう思い出すことができません。あのモンスターは苦労した、という記憶はあるけれど。
私が初めてアオアシラを倒したとき、どんな気持ちだったっけなぁ><
でもどうしても勝てなくて、武器を変えていろいろ挑戦したことはまだ覚えてます。
でもイカズチさんのイャンクックへの感想は、きっと全国のハンターが通り抜けてきた気持ちですよ。
力ずくでは通らない、だから知恵をしぼる。最初にかなわなくて、装備を整えるところからやり直す。モンハンならではのドラマです。
アンデルセンの笑顔は、絵に描いてお見せしたいですが、やめておきます(w)
人が心に思い描いた絵に勝る絵はありませんから。(私の絵が下手だというのはさておき)
アンデルセンは癒し系ですよね^^
ギルドの目的は人間をモンスターから守る事でもモンスターを絶滅させる事でもない。
ギルドは調整役。
モンスターと人間の?
いえいえ自然のですね。
そりゃ、大規模な危険が迫った地域に退避勧告を出したり、討伐のハンターを派遣したりしますが。
それでも調和を重んじ、決して絶滅など起こさないようにする。
大変なんだろうなぁ。
ユッカ、頑張りましたねェ。
ランマルも。
「オトモに好かれるハンターは良いハンター」
どこかのモンハン漫画に有った台詞ですが、その通りだと。
この一人と一匹の絆は強く結ばれているのでしょうね。
私のオトモは……まぁいいか。
トゥさんがコメントで仰った『初めて狩りをした時の気持ちを持ち続ける』
……これを読んで思い出してしまいました。
そう、私が初めて大型モンスターに挑んだ時の事をです。
小型モンスターの狩猟クエを連続で成功させ、調子に乗っていた私はロクに装備も整えず挑んだのです。
大怪鳥イャンクック。
直に相対しても
「変な名前に変な顔。ちょろくね? 俺の大剣(当時は無強化のアイアンソードしか使ってなかった)の錆にしてやんぜ」
みたいに思って正面から何も考えず突っ込んで行きました。
回避やガードの重要性も知らなかった当時の私は……そらぁもう、けちょんけちょん。
悔しかったなぁ
回避しよう、ガードもしよう、罠を仕掛けて爆弾を使おう、装備を強化しよう……。
謙虚になりましたなぁ。
今後も初心を思い出して、慢心する事無く、精進したいと思います。
『アンデルセンが、みゅっと笑った』
この表現、好きです。
ってか、その微笑みを見てみたいっ。
こちらこそ、すぐに読みに来てくださって逆に驚いておりますww
字数や順序の関係で、お2人のご要望に完全に応えた形の改稿とはなりませんでしたが、大雑把に終えた前回と比べて、もう少し密度が上がったかなと思います。
それでもお褒めいただき、本当にありがとうございました。
狩りのシーンは、やっぱりダラダラ長く書いてもいけないけれど、短すぎてもいけないんだなと勉強になりました。
長いだけの狩りのシーンって、ほんとにつまらないんです。一度読んだらもう読む気がしない内容…というのが。
自分の作品もそうなっていないか?常に自問自答であります。
考えてみたら、前のボルトやロジャーの狩りのシーンは自分でも気に入っているんですよね。
それは、自分が書きたいイメージを全力で書けていたからでしょう。
私は頭の中で完全に作りこんでから書くのですが、このユッカの回では、書き始めてもイメージがあいまいなままだったんです。それでちょっと大雑把なやっつけ仕事になってしまったという^^;
こうして読者のご意見を頂けて改善できたことは幸いでした。
今後ともどうぞ忌憚のないご意見をよろしくお願いいたします。
ロジャーの帽子の仕草ですが、ギルドナイトの象徴である帽子は彼のトレードマークになってます。
スマートな彼ですが、照れることもあるんだと。これは計算ではなく、自然と思いついたものです。書いていてちょっとカワイイなと思いましたww
アンデルセンは絶対「みゅぅ」ですよね、鳴き声。一緒に暮らしたら癒されそうです^^
女性ハンターさんをトゥさんもご存じだったとは、なら私の知る人物と同じかな?
狩ったものへの感謝と祈り、昔はほとんどの人種・民族で持っていたものです。でも時代が進むにつれて薄れていきました。
しかしドイツの狩猟犬サークルで、狩りを終えた後に感謝の祈りを捧げたりしているので、全く失われてはいないんですね。自然に対する畏敬の念がない国ほど荒れてる気がします。
ユッカの武器の手入れについては、そこまで考えてなくて。トゥさんのおっしゃるイメージで、またユッカの新しい横顔が見えてきたようです。
ユッカに嫌いなモンスターなんていないでしょうね。全てに愛情を持って接していそうです。狩りを通じて。
なんて迅速かつ丁寧な対応なんでしょう。
しかも、改稿……お疲れ様でした!
蒼雪さんの真摯な姿勢、見習いたいです。
ランマルの描写。ユッカとの絶妙なコンビネーションが素晴らしい。
吹っ切れたランマルの活き活きとした表情が目に浮かぶようです^^
そして、一読者のワガママにも応えて頂きまして、有難うございました~。
まさに、こんなシーンが読みたかった! という感じで感無量です。
帽子の鍔を引き下げるロジャーが人間くさくて良いですね^^
彼は、この『帽子』が何かと印象的です。
しかも、最後、アンデルセンのみゅうに完全にノックアウトされましたw
今から改稿は……と仰りながらもしっかり改稿なさっているではありませんかw
そういうところ、さすが蒼雪さんです。自己研鑚を怠らない姿勢、以前にも書いたかもしれませんが本当に見習いたいです。美徳だなあ、ぱちぱち。
ランマル、なんだか活き活きとしていいですね。
余談ですけれどお返事に出ていた女性ハンターさんのこと、わたしもちがう媒体で読んだことがあると思います。
それで、やっぱり素敵だなと思って。いつか体験してみたいとすら思いましたw
狩猟を生業にしている方のほうが、全然残酷なんかではなく生き物と一緒に生きているんだなとも感じます。必要以上は獲らず、感謝尊敬の気持ちも忘れず。
ユッカは装備の手入れをするとき、とてもやさしい顔で触れそうですね。
まだ足りない部分もあるかと思いますが、ちょっとは中身に充実感があると良いなと^^;
今度は字数が足りなくて悪戦苦闘したため、冒頭のロジャーの説明セリフを少しはしょりました。
また何か不足がありましたらお教えいただければ嬉しいです。
あはは、やっぱり見抜かれてましたか。やっぱランマルについての描写が足りなかったか…大いに反省しております。
…うーん、どうしようかな。さらに手を加えた改稿を今から載せ…たらだめですね、順序が前後になってしまうし。
ロジャー達へのご指摘もありがとうございました。すいません、この回ってちょっと雑でしたよね。
実は字数も何百字か余ってる状態で、自分でもあれかなと思ってたんです。
ロジャー達が快哉をあげたセリフは、あえて誰と描写を入れなかったんですが、やっぱり読みたい部分でしたか。
これもまたまた反省です。
なので、この回は今一度改稿し直したいと思います!
前にも書きましたが、その日の気分で筆のノリが違ってくるので…この回の時は、気分が乗りませんでした。
ユッカ達が狩った重要なシメの回にもかかわらず^^;
最近モンハンのプレイも倦怠期で、気持ちが奮い立たずに困っております。
もともと私、飽きるのが早いので、その悪い傾向がここで出てしまったのやもしれません。
ともかくは、この回直しておきますので、また後日に読み返してくだされば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、それを書いてきた蒼雪さん……本当にお疲れ様でした^^
というのも、下のコメントのやり取りを拝見させて頂いてしまったのですが、
>すいません、ぶっちゃけいうと早く終わらせたかったんです。
これを読んで、やはり?! と思ったりしまして^^;
狩りのシーンばかりが長引くのはちょっとなぁ~、と思っていらっしゃるのではないかと感じていたんです。
蒼雪さんは、登場人物たちのアクションも丁寧に描かれますが、それ以上に、それぞれの心の動きであったり、登場人物たちの会話だったりを大切に丁寧に描かれますから^^
私としては、この回で狩りに決着がついて、次回からはクドでのお話で満足しています。
それに、大変な狩猟をやり遂げたということも、ちゃんと伝わってきていますし。
ランマルについては、確かにもう少し読みたいかな~とは思いましたが、ここは戦闘中なのでこれくらいかな、と思っていました。
もっと読みたいな、というのも良い意味で、たぶん私がランマル好きだからかもしれませんw
ギルドナイト3人が狩猟を見届けた場面。
三人三様のセリフは、どれが誰の言ったセリフなのか、口調だけで分かりますね^^
ただ、3人とも同じように拳を固めて歓声をあげたのかな、というとちょっと私の想像とは違います^^;;
ボルトは、もう思いっきり破顔して歓声を上げそうw
ブルースは、日頃の言動にしては珍しく、思わず声を上げてしまったというイメージ。
ロジャーは、ぐっと噛みしめるように歓喜を表しそうです。こちらも、日頃のクールさとは違ってw
というような、そんな描写も欲しかったかな~なんて、欲張って思ってしまったりしました。
でも、これはもう、一読者の単なるワガママですので~~^^
ユッカはいつまでもあのころのユッカのままだろう、とは私も思っておりました。
傍から見れば非常に矛盾しているんですが、モンスターを倒して快哉をあげるだけの人って嫌ですね。私はね。
新聞で読んだんですが、実際に山で鹿を撃ってる女性のハンターがおられるんですよ。まだ若い方で。
増えすぎて農作物を荒らさないように間引きするんですが、彼女の言うには、獣との駆け引きとハントの成功は楽しいし嬉しいけれど、狩った動物への感謝の気持ちと祈りは欠かさないそうです。(解体も自分でやります)
彼女を知って、ユッカはこれで良いんだと思いましたね。
ランマルの描写へのご指摘、ありがとうございました。
あ~、こういうと言い訳がましいですが、そこはじっくり書こうにも書けなくて、自分でも悩んだところです。
ユッカ達の狩りをスピーディーに進めようとして、その辺が省かれてしまったかも^^;
公式のモンハン小説を少し読んだんですが、狩りが中心のゲームなのでそこを大幅にページを割いて書かれてらっしゃるんですが、なんか面白くないんですよ…私は。特にあの作家さんのは…名前は伏せますが^^;
書いてる方はゲームを忠実に再現しようとしてるんだろうけどな、とはわかりますが。
あと、ページ数の関係で人間関係まで描く余裕がないんだろうな、とか。
私も、トゥさん同様に「ここもう少しややこしい展開にして書きこめばよかったのに」と思うことがありました。
そしてその反省を自分で改善しようとするのも難しいものですね。
すいません、ぶっちゃけいうと早く終わらせたかったんです。
読んでる方は狩りのシーンだけだと飽きてくるだろうし、と思ったら、つい。
でも、アクションシーンの中に人情味のあるキャラのやりとりが絡むと深みが増しますよね。
さすがにもうクドまで進んでしまったので、今から改稿できなくなっちゃいました^^;
トゥさんのご推察お見事でした。貴重なご意見ありがとうございます。今後の励みにいたしますね。
やっぱり作者が逃げた部分って読み手はすぐ気づいてしまいますね。
力を入れた部分もまた、同様に気づいてくれる。こうして生の感想を頂けて幸いです。次にどうすればいいかわかりますから。今後も忌憚のないご意見、どうぞよろしくお願いします^^
ついに倒しました、しかも上位装備で屈指の記録だなんてすごい。ショウコはいつもオトコマエのような気がしているけれど、今回はふたりとも格好良かったです。
でも、いちばん印象的なのは息絶えたベリ亜種を見届けて、ユッカがランマルを抱きしめるところ。
「甘ちゃん」だっていいと思いました、むしろずっと「甘ちゃん」でいてほしいです。
以前蒼雪さんが、ユッカはあまり好かれない性質があるかもと仰っていました(言葉の選び方、言い方は少し違ったと思います。詳しく覚えていなくてごめんなさい)。でも、初めてジンオウガを狩ったときの気持ちを持ち続けているからわたしは好きです。そういうハンターって貴重じゃないのかな、とも感じます。
甘いけど、甘いから強い!
それだけに、ランマルが離別を決意してからの行動、和解まではもう少しじっくり読みたかったなあと思います。あくまで個人的な感想ですが、せっかくの大事なエピソードなのに感情移入する暇がありませんでした。
でもここ、難しいですよね。描くのはユッカたちの戦い、しかしクドの名前を出したからにはそこで待つものも気になる。だからこの戦いがあんまり長くなるのも何か違う気がする。そんな葛藤が下のコメントからほんのり窺えた気がしましたw
と、本当にわたしが思っているだけなんです。
好き勝手なことを書いてすみません。
描写や構成はまだ疑問点や改善点も多く、反省はありますが、とにかくは先に書き進めて行こうと思います。
あとはモチベーションが下がらないように努力するのみです^^;