モンゴル餃子について
- カテゴリ:日記
- 2009/08/05 00:10:19
モンゴル餃子について質問が多かったので、簡単に説明します。
モンゴル料理の代表的なものとしてボーズ、バンシ、ホーショールがあります。どれも小麦粉で作った皮に具を包んだもので、日本語に訳すと餃子に当たります。
ボーズ=蒸し餃子
バンシ=水餃子
ホーショール=揚げ餃子(木の葉型に作ったミートパイのようなのもの)
ボーズというのは巾着型に包んで蒸したもので、中華料理の小籠包にちょっと似ています。バンシはいわゆる餃子型に包んでゆでるのが一般的です。
モンゴル国では、どれも具は羊肉と玉ねぎで作り、味付けはほとんど塩だけというシンプルなものです。お好みでニンニクやコショウを入れたりもします。
一方、中国内モンゴル自治区に住んでいるモンゴル人はというと、だいたいこれと似たものを作るのですが、細かい点が微妙に違います。具は羊肉とニラ(または白菜、ニンジンなどの野菜)で作り、味付けには塩のほか醤油、五香粉などを使います。
五香粉は中華料理ではポピュラーなミックススパイスで、最近ではスーパーの中華料理コーナーでも手に入ることがあります。
羊肉ですが、日本では大きなスーパーでは扱っていることも多いですが、羊肉のひき肉というのはなかなか手に入らないですね。もし羊肉のスライスを売っているようなスーパーなら、お店の人に頼んでその場でひき肉にしてもらうという手もあります。私はイスラム教徒向けのハラール食材を扱っているお店から買うことが多いです。イスラム教徒はケバブやキーマカレーを作るので、ハラール食品店ではたいてい羊のひき肉を扱っています。
さて、さきほど紹介した料理の名前ですが、内モンゴルでは呼び名もちょっと違います。
ボーズ=蒸し餃子
ベンシ=水餃子
シャルビン=揚げ餃子(丸く平たいミートパイのようなもの)
シンプルなものとありましたが、むしろそこがイイ。
餃子は、焦がさなかった試しの無い自分ですが……機会を見つけてモンゴル餃子に挑戦してみたいですv
羊肉が入手できればなんとかなりそう~!
今度トルコスーパーで買って試しに作ってみようかな・・・美味しそう!
五香粉も気になります。探してみようっと!