Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【遺留捜査】【家族ゲーム】

遺留捜査 最終回
テレビ朝日 水曜夜9時~

【あらすじ】金子管理官は容疑者をみすみす死なせてしまった責任を、糸村ひとりに負わせようと画策する。そんな中、三枝の死が自殺だとは思えない糸村は、誰にも告げず再び三枝が亡くなった現場に向かった。月島中央署の面々は糸村の行方を捜すと同時に、岡野が盗作だと訴えていた新人作家・浅井のケータイ小説について、さらに詳しく調べることに。三枝の娘・明日香が誘拐された2年前の事件をベースにしたと思われる同小説には、被害者の少女が誘拐犯のひとりを射殺したという驚愕の記述があったからだ。

【感想】今回の前後編はなかなか面白かったです。ちょっと複雑で、間を見逃すとわけがわからなくなる危険性があるくらい複雑な話でしたがw それと、岡野を動かしていた学童保育所の職員・大沢が、わりととってつけたような印象があったのは残念。いわくありげに出てきたので、何かあるなとは思ってたのですが、後半最後近くまで出てこなかったので、今回はすっかり忘れてましたよw しかし彼は、2年前の誘拐事件からずっと絡んでたわけですね。何故今になって復讐をすることにしたのかは明かされてませんでしたが、父の死や保育所で三枝の娘と会ったことなどがきっかけとなったのかな。小学生が誘拐犯を射殺するという衝撃的な展開は、茶番だったわけですね。元々、なんで拳銃なんていう物騒なものを、人質の目の前に放り出してたのかなと思ったりしましたからね。あと、字幕で見ていたからわかったのですが、娘の前に覆面をかぶって現れた男のセリフに、岡野太一という名前がついてたので、あれ?と思ったんですよね。岡野はつい最近まで生きてたじゃんと。考えてみれば、娘は男が死んだかどうか確認せず逃げているので、殺したかどうかまではわからないんですよね。本人は殺したと思い込んでたみたいですが。しかし殺すも何も、きっとあの拳銃に入っていたのは空砲とかで、最初から死ぬ危険はなかったんだろうな。ですが、娘が人を撃つ場面の動画を撮影し、それをネタに三枝を脅迫するのが本当の狙いだったとはね…。大沢はかなり自分の頭脳に自信があったんでしょうね。策士策に溺れるってやつですな。結局、離れて暮らしながらも娘を見守り続けた三枝の親心と、遺留品から娘の居場所を特定することができた糸村の丹念な捜査に負けたってことですよね。しかし、GPSのパスワードくらい、もっとわかりやすいものにしたらよかったのに…w それとあのGPS発信装置、いつ娘にやったのか知りませんが、あの大きさでは大して電池が長持ちしないよね…? それと最後、何故大沢は娘を連れ出して逃げようとしたのでしょうね。人質にするつもりだったんでしょうか。てか、普通に逃亡してれば逃げおおせたのに、下手に娘を連れ出したから捕まっちゃったんですよね。まぁでも日本にいる限りはそう簡単には逃げおおせないでしょうけどね。逃亡生活は過酷なものになるでしょうしね。もっと早く海外にでも逃亡してりゃよかったんですよ。三枝を脅迫して入手した金があるんだから、物価の安い国に行けば、死ぬまで遊んで暮らせたでしょう。このへんちょっと恣意的な展開だったなぁ。でも全体的なプロットとしては、他に見ない個性的な展開だったと思います。事件は解決したのに、最後に僕に三分間くださいませんかのシーンがあったのは、実に糸村らしかったですしね。


 
家族ゲーム
フジテレビ 水曜夜10時~

【あらすじ】沼田家は完全に崩壊した。職を失った一茂はプライドが邪魔して次の仕事がなかなか見つからず、佳代子は荷物をまとめて家出、高校をやめた慎一は毎日ブラブラして過ごし、何とか登校を再開した茂之は再びイジメる側に取り込まれようとしていた。そんなある日、慎一を訪ねて飛鳥沼田家にやってくる。室内の惨状に顔をしかめる飛鳥だったが、まだ好きだから学校に提出できなかったと、慎一の万引の証拠写真を彼に渡す。慎一はつい鬱憤を彼女にぶつけてしまい、家を飛び出し吉本のアパートに向かった。

【感想】今回は偽吉本こと田子と本物の吉本の過去のお話でした。これ、多分先撮りしたんだろうね。そのシーンを切れ切れにして回想シーンとして使ったんでしょう。思ったよりずっと悲惨な話で、これは自殺するなと思いました。しかも真田が自殺したのは、イジメが直接の原因ではなく、弱い自分が存在することで、田子や沙良にこれ以上迷惑をかけたくないという、自責の念が理由でした。ただ絶望して自殺したのより憐れです。それだけに田子の後悔も並じゃなかったでしょうね。何故あの時、保身を考え彼を突き放してしまったのか。もっと自分にできることがあったんじゃないか。その思いが、今の彼を突き動かしているのかもしれません。何故田子が吉本になりかわり、本物の吉本の母親が田子の命令にいやいやながら従っているのかはまだわかりませんが、次回最終回で解き明かされるでしょう。しかし、忍成、酷い役でしたねw 彼は基本イケメンだけどちょっと神経質そうに見えるので、今までもロクな役をやってないのですが、今回の酷さはちと常軌を逸してましたね。本当にあんな最悪最低の教師がいるものなのかな。自分では挫折をしたことがないなどと威張っていましたが、挫折をしたことがない人間が、何故中学教師に甘んじているのかちと不思議でした。エリートなら官僚とか一流企業とか、もっといいところに就職するもんじゃないのかな。しかも教頭の甥ということで幅を利かせてましたが、これが私立の理事長とか校長の息子で、将来的にこの学校を背負って立つ人物として教師になったというならわかりますが、雇われ教頭ですよね…? まぁそのへんの疑問は置いておくとして、やはり、田子が慎一と最後まで戦ったのは、エリート面して裏で悪事を働くというところが、本物の吉本そっくりだったからでしょうね。慎一の場合、万引きや自転車をパンクさせるなど、まだ可愛い方でしたが、将来的にはエスカレートしかねないと思ったのでしょう。というか、多分一番嫌いなタイプだったんでしょうね。何一つ不自由ない生活を送り、優等生としてソツなく活躍しながらも、それを演じていることに飽き飽きしており、家族が自分に無関心なことにも気づいている。誰もが羨む立場にも、暗闇はあるものです。本物の吉本もそんな青春時代を送ってきたのかもしれないですね。にしても、沙良が吉本の教え子で、回想シーンに出てきた真田の幼なじみだったとはねぇ…。しかも実は劇団員で、吉本の元同僚としてビデオに出てきた男性3人も、彼女と同じ劇団員だった。思えば吉本の過去を調べたのは、沙良と一緒でしたから、いくらでも工作ができたんだよな。てことは、過去を調べたこと自体も、吉本の差し金だったのか…。あの時吉本は、自分は本当のことを言っているのに、相手が要領よく振舞うことで、信じてもらえないこともあるということを、教えたかったのかな。田子と吉本がまさにそういう関係でしたよね。そして、家を売ると決めた一茂、離婚すると決めた佳代子、それを黙認する慎一、止めようとする茂之、彼らの前にいきなり「呼ばれてないのにジャジャジャジャーン!」w さすがに笑ってしまいましたw もう彼らの前に自分から現れることはないと思ってたのに、何しに来たんでしょうか。最後に残された吉本の謎、そして沼田家は本当にこのまま崩壊してしまうのか。最終回、実に楽しみです。

アバター
2013/06/15 16:17
このお話の舞台は一茂が勤めていたのが一流企業ということだったので、
恐らく東京ではないかと思います。
名門私立中とかなら、教師でもまだ高給はありえるかもしれませんが、
公立でまだ若く肩書きもないとなると、高給はまずありえませんね。
田舎では確かにまず就職口が少ないので、安定を求めるならいいかもしれませんが、
高給ではないと思うなぁ…。最近はパートの教師なんてのもいますしね…。
だったらあの森の中は一体どこなのということになりますが、
西東京にはまだまだ自然溢れる土地がありますので。
この作品で櫻井は一皮剥けた印象がありますね。
アバター
2013/06/15 00:04
家族ゲーム
過去の映像、悲惨でしたね。あの映像を見ると、田子に同情してしまいますね。
本物の吉本は、カメラで人の弱みを握り、支配していったのでしょうね。
本物の吉本が挫折をしらず、東大卒のエリートというのに、何故中学教師なのか・・・私も疑問ですが・・・これが田舎の場合は、中学教師は高給取りで、採用試験も競争倍率が激しく望んでもなかなか慣れない職業のひとつですよ。
吉本の学校は地域的に、どこら辺なのでしょうね?自殺した子を探すシーンは、森の中でしたが・・・土地勘がないと行かれなさそうなところですよね~
最後の「じゃじゃじゃじゃん~」は、今までの暗~いドラマの雰囲気を一掃しましたね^^



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