Nicotto Town


晴れのちハレ!


『死の記録を綴った男子学生』 その2


みなさんこんにちは、少女椿です。
では前回の続きからご紹介いたしましょう。

『……10時50分、ちっとも眠くない。ラジオをつけて音楽を聴いたがすぐに消した。冷静なつもりでもやはり興奮しているのか。好きな音楽も今日はうるさい。
じっと自分の人生について考えたい。

……(親や友人についての5ページの記録)……

……11時30分、さきほどからしきりにアクビが出はじめる。いよいよ最後の時がやってきたようだ。
しかし、最後の最後まで死の気持ちを見つめていたいから、出来るだけ頑張ろうと自分に言い聞かせる-----


                                            (以降次回に続く


■彼が飲んだブロバリンという薬物について
ブロムワレリル尿素(以下ブロム)を含有する薬品で、戦前は「カルモチン」という名で売られていました。
芥川龍之介がこの薬品によって自殺し、太宰治もこれを使用して何度も心中未遂をしています。

現在は医師の処方箋がないと購入不可能な“要指示薬”となっています。

しかし市販薬の「リスロンS」という向精神薬は、同じブロムを含みながらも何故か普通に薬局で購入することが可能でした。このため多数の薬局を廻り(通常こういった薬品は一度に大量には売ってくれません)致死量を確保して自殺を図る人が頻出し、2001年9月に販売中止になりました。

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2013/06/14 19:49
 本人じゃないと分からない事だけど、こういった行動をする事で
何を伝えたかったのだろうか(´・ω・`)

 



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