Nicotto Town


晴れのちハレ!


汗と涙と情熱と坊主頭とお金 最終話


(゚∀゚)ラヴィ!!こんにちは
関東の梅雨明けはまだかいな、なんて考えている私です。

えー、前回はケロロ軍曹が饒舌になってきたあたりで中断したのでしたね。
んと、つまりですネ、高校野球というのは、
あれはやっぱ二分刈り坊主アタマのてっぺんから靴の裏のスパイクの先まで「汗と涙と感動」演出のために過剰な暗黙のシキタリというものにしばられた「やらせごっこ」でもあるということなのであります。

NHKと朝日新聞に象徴される良識派絶対主義による、
「さあ、どうですか?いいでしょう?カンドー的でしょう?泣かせるでしょう?こんな環境の子もお母さんのために頑張ったんですよ、素晴らしいでしょう?日本の平和っていいでしょう?」
と、ハンカチで口をおさえながら実は半笑いの口元で実況席の後ろのドアの端から覗いている風景------なんてゆーものが見えるような気がしてきちゃうのであります。

甲子園出場常連校、なんてところの中には金に糸目もつけず全国から良い選手を集めてきて、学費も道具類も住むところも全部学校負担で、授業や学力なんかまったく関係ないもんね、とにかく練習練習また練習で野球だけ上手くなれば万事オッケー!
強いチームをつくるのよさ!
というのだけが目的なんてところがたくさんあるようです。

グラウンドや体育館などの施設は野球部のために存在し、陸上部とか卓球部の選手なんていうのはグラウンドや体育館の隅のほうでなんとかチョコチョコやらせてもらっている、なんてゆー状態だったりするのであります。

野球部員は常に全校の選ばれし生徒であり、ムスカもびっくりな優遇具合であって、学校の近所で主に学生相手に食堂をやってるような野太いけどたまに声が裏返っちゃうような感じのオジチャンや、昔でいう肝っ玉かあさん的なオバチャンは、
「野球部員はカツどん、カレーライス大盛半額。アイスコーヒーつき、がんばって目指せ優勝!!」
なんて自筆で太く書いた張り紙が貼ってあったりして、ますます選手諸君すらも選民意識が育まれちゃったりするのであります。

しかしであります、野球部員の気分のいいのは在学中および卒業後数年のあいだだけで、野球でモノにならなかった場合にはきわめて悲惨なことになっていくことが多いのでありますね。

なにしろ彼らは高校時代のほぼ100%近くを野球にささげてきたわけですから勉強なんてしている暇があったわけないのです。
(余談ですが、他の競技や芸においてもトップになるのはこのように全てをささげてきているはずだと、私は考えているので、元金メダルスポーツ選手や元人気タレントなんてのが選挙に出馬!というのは大嫌いなのであります)

そんな彼らから、野球と過去のひと夏の熱血情熱さわやか青春の汗の栄誉をとってしまうと、世の中は思いがけないほど冷たい風が吹いているのであります。就職先を探してもごく限られたものになってしまうどころか、身を持ち崩しかねない危うさもあるのですネ。

しかしそのようなことはNHKはもちろんのこと、朝日新聞も報知新聞もけっしてとりあげたりはしないのであります。
どうもそのあたりも、なんかメディア戦略に踊らされちゃってるような、かといって真顔でこんなこと言い張るのも「ネタにマジレス乙www」と言われちゃいそうなもやもや感もあるのですが、

とりあえず一息ついて風鈴を眺めながら冷えた白ワインにクラブソーダ入れて「んまーっ!」と酔いしれるくらいしかない、という日々がくりかえされているのでありました。ではまたネ、チャオ♪

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2013/07/04 00:46
それでも高校野球が好きなんだーーーー・・・・ぇ?踊らされてるって・・龠 λ......... 
うちの高校も野球部だけ待遇が良かったなw
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2013/07/04 00:28
で、地元に野球の強い高校あるの?
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2013/07/03 13:41
。。。。。。。う~ん実に 的確。

素晴らしいに 1票あるよ。



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