《 肉の燔祭 》 終章
- カテゴリ:人生
- 2013/07/13 01:17:53
モルダー「やっぱり人体発火はあったんだ!」
スカリー「モルダー、あなた疲れてるのよ…」
モルダー「(´・ω・`)」
と、またもや小芝居を入れてしまいましたが、前回の続きです('ω')
『事件は、消防士、放火調査専門家、病理学者、保険会社等により、詳細に調査されました。電気器具や配線には、出火の原因はありませんでした。
奇妙なことに、椅子の周辺以外には焼けた形跡がまったく無いのに、そこだけは異常なほど強烈な燃焼のあったことを示していました。
壁にかけてあった鏡は、高熱で砕け、ブラスチックの点灯スイッチ板は溶け、浴室内も崩れ落ちていました。
慎重な検死の結果次のようなことが判明しました。
普通、死体を焼却する際には摂氏1400の高温で4時間かかるのですが、夫人が発見されたような状態になるまでには、さらに焼け残るものをも分解するために超高温で粉塵化させるしかないというのです。
事実、夫人の状態を見れば、そこで超高温の燃焼が発生したと認めないわけにはいきません。
ですが、なぜ椅子の背後の壁は焦げていないのか。そして30センチと離れていない場所に置かれていた新聞紙の束が燃えてないのはどう説明すればよいのでしょうか。
FBI当局は、リーザー夫人は煙草を喫いながら眠ってしまい、それが衣服に燃え移ったものだと声明を発表しました。
しかし、たとえ衣服に燃え移ったとしても、煙草の火では、身体の表面の一部しか燃えないでしょう。またクッションまでが燃えたとしても、人間の肉体をほぼ完全に焼き溶かすことなどあり得ません。この点は専門家も同意見だったようです。
1930年1月24日のニューヨーク・サン紙にはニューヨーク州キングストンでスタンレー・レイク夫人が「焼失死」した事件の検死報告書が掲載されました。
「夫人の身体はまるで溶鉱炉の中で焼かれたような状態だったが、床は死体のあった場所しか焦げておらず、衣服もそれほど焦げていなかった」と検死官が述べています。
また1919年4月7日にイギリスの著名な作家、J・テンプル・ジョンソン氏が、腰から下が黒焦げの状況で発見されたとクロニクル紙が報告してます。
彼の衣類にも室内にも火の形跡は無く、上着のポケットには紙幣も残されたままでした。
このような現象の原因は単なる燃焼だともプラズマだとも言われておりいまだに解明はされていません。
そしていつしかこの現象は「瞬間的燔祭」と称されるようになりました。
恐ろしいことはこの現象がいつ、どこで、どういった条件の人に起こり得るかもわからないことです。
あなたの身体も突然強烈な炎で焼失するかもしれないのです。
終

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- ちりの教科書(仮
- 2013/07/13 07:46
- あと うちの家計も 火の車~w
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- ちりの教科書(仮
- 2013/07/13 04:47
- 俺の中の コスモは いつもどす黒く燃えております。
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