少女椿の不思議空間 肆話
- カテゴリ:人生
- 2013/07/15 20:13:44
いよいよ学生さんたちも夏休みが近づき、夏本番ですね。お出かけする際には体調管理と事故や怪我のないように気をつけてくださいネ('ヮ')
では、また暗~い文でも書いてみようと思います(何故
《 1ℓの境界線 リストカット その1 》
真夜中に独りの部屋で、カッターナイフを手首に当ててみる…。
死んでもいいし、死ななくてもいい。悩める少女の中には、このようなことを一度はしたことがあるかも知れません。
これを繰り返してしまうのが『自傷行為』、いわゆるリストカット(リスカ)です。
『自傷行為』と言うのは、別に自殺する気でないのに、死なない程度に、自分を傷つける行為です。精神的な物が関わってくるそうことが多いようで、過去に虐待を受けた苦しみや、その他のトラウマによって起こることが多いようです。
自分で自分を傷つけてる事は、本人もよく分かっているにも関わらず、辛いことから逃げる為に自らを傷つけます。また、電話等で友達に今から自殺すると言って、自己を傷つけそして駆けつけてもらい見つけてもらう、と言う事を繰り返す人もいます。いずれにしても、寂しい、苦しい、辛い、等から逃げる為に行う行為です。
それらは、やはり過去との因縁が深い心因性行動といえるでしょう。
解決には専門医とのカウンセリングが必要になると思います。
本当に手首を切ったとしても、死に至る確率は5%程度といわれています。ドラマなどで見かけることもある手首を切って自殺を図ったが、主人公が駆けつけて未遂に終わった、なんて描写が多い事から「手首なんか切っても死なない」と思いがちですが、逆に言えば、20人にひとりは死んでいるとも言えます。
また自殺未遂は保険適用外なので病院に担ぎ込まれると、多額の治療費を払う事になる、というのも嘘で普通に保険は適用されます。静脈部分の縫合で3割負担で3万円前後、傷も消したい場合は形成外科での治療となり数万から20万ほどになるようです。
手首でも動脈まで切ってしまうとほぼ確実に死ぬ、というのは医師の一致した意見です。
「動脈を半分以上切っちゃったら死ぬでしょう。手術でも、もう繋がらない」との専門医の意見もあります。
ただし動脈を切断するにはかなり深く切る必要もあり、正中神経も切ってしまうとかなりの痛みがあるようです。
つまり手首ごと切り落とす勢いでやる覚悟が必要ともいえます。
手首を切って自殺を図った事件で有名なのは、やはり中森明菜さんの自殺未遂事件でしょう。当時交際中だった近藤真彦さんのマンションで、起こったこの事件は、ファンのみならず世間をも驚かせましたが、やはり「どうせ狂言自殺だろ」というのが大方の意見でした。
しかし、この事件の内容はとてもそのような内容ではありませんでした。
(以降次回に続く
コメントありがとうございました^^*
ふうむ……
リスカはおろかピアスも抵抗がある私ですが(小さい頃より「親に貰ったからだ」と滾々と言い聞かされているのです)それでもリストカットの精神性はなんとなく理解している側の人間だと思われますvv*
私の場合、自傷行為の代わりになっているのはドカ食いかも^^;
とっても興味深く、次回も是非読みに来たいです❀
いつも読み応えのある文ですな^^
感心します^^