ドラマ【八重の桜】【ダブルトーン】
- カテゴリ：テレビ
- 2013/07/22 23:25:56
【あらすじ】新政府軍の激しい総攻撃の中、権兵衛は補給路確保のための決死隊に参加することとなった。権兵衛は家族に、必ず戻ってくると告げ城を出て行く。そこへ、被弾した登勢が死亡したとの報せが。軍議に参加していた大蔵は、妻の死に目に会うことができず、死に顔を見て慟哭する。大蔵の弟・健次郎も駆けつけるが、大蔵は何故生きて帰ったと健次郎を責め、ここで切腹しろと命じたため、母の艶たちが慌てて止めた。それを見ていた容保は、ある決意をする。 【あらすじ】由巳は洋平から、裕美の死因が自殺だということを聞き出す。２年前、ベランダから飛び降りたというのだ。警察は事故の可能性もあると言っていたが、死の数日前から裕美の様子がおかしかったため、洋平は自分との結婚を後悔しての自殺だと思い込んでいた。その後洋平は由巳に結婚を前提につきあってほしいとプロポーズするが、由巳は返事は待ってほしいと答えた。一方、死が数日後に控えていると知った裕美は、家族に素直に接するようになる。
【感想】容保さん、決意遅い。もっと早く、会津に入る前にしていれば、会津の被害はここまで酷くなかったろうに…。しかし、このところずっと容保サゲの感想を書いてますが、なんかもうね、綾野剛の演技が凄い迫力なのよ。中に容保入ってんじゃないかってくらい、力が入った演技。ただ、本当の容保とはちょっと違うと思いますけどね。そしてついに会津落城。１５～５９歳の藩士と、その他の藩士や家族はバラバラになってしまいます。このへん、多分あまり事情がわかってないんじゃないでしょうかね。だから八重と尚之助の別れは創作だと思います。男に紛れて謹慎処分を受けようとして、女であることを夫にバラされて会津に居残った…というのは、実に劇的ではありますけどね。まぁわかってないんだからどう作ろうと自由ですよねｗ 何しろ尚之助自身、その後江戸で暮らしたとか、他の藩士とともに斗南藩に移住したなど諸説あり、今では斗南藩説が有力となっているくらいで、どうなったのかよくわからないんですよね。まぁ、彼の能力は鉄砲に詳しいってだけだったので、戦が終わった後では必要とされなかったのでしょう…。そしてこれが八重との最後の別れになりました。何故その後離婚したかについては、実は開城時、多くの藩士が妻を自由の身にするため、離縁したそうです。尚之助が下った地はおよそ藩士全員を養うことができないような貧しい土地で、八重を巻き込むことを是としなかったんでしょうね。だから彼らの離婚は、尚之助が八重のためを思って離婚したものだったというわけです。これはこれからやるかもしれないので、ネタバレになってしまうかもしれませんが…。そして、今回降伏を官軍に申し出た秋月悌次郎ですが、実際は手予木勝任という藩士とともに城を脱出し、一旦米沢藩まで行き、米沢藩の協力を得て官軍首脳に降伏を申し出たと言いますから、実際はあんなリンチみたいなメにはあってないでしょうねｗ 一般的に考えても、城主の書状を持つ使者をあんなに扱うことはないと思います。もしそうだとしたら、まったく恭順を受け入れるつもりはないってことですからね。さて、やっと長く苦しかった会津戦争が終結し、次回からは復興が始まります。ここから３年、八重は会津に残るわけですね。戦争が終わったとはいえ負けた国ですから、つらいことも多そうです。早く京都時代に突入しないかな～。京都編は知らないことばかりなので、ほんと楽しみです。
【感想】逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ！ 由巳そこで逃げたらあかんやろｗ そいつは何か知ってる可能性が高い。冷静になって喫茶店にでも入って事情を聞け！ 裕美の死因はベランダからの転落死。つまり殺人だったら犯人は家の中に入らなきゃならない。しかし裕美は龍野を警戒している。鍵を開けっ放しにでもしてない限り、龍野を部屋に入れるなんて考えられない。だから龍野が犯人である可能性は低い。まぁ、外に出たところで気絶させて、屋上から突き落としたという可能性もありますがね。自殺・事故で死んだと思われる死体は、司法解剖に回さないことが多いので、細かいことは警察でもわかんないでしょうし。そして、今までこそこそと様子をうかがうだけだった龍野が、由巳に何らかのアクションを起こしてきたということは、彼には何か伝えたいメッセージがあるはず。それを由巳は聞かねばならんです。ただ、逆に友近…郁子犯人説は可能性が高まりましたね。友近が相手なら、裕美は警戒せずに扉を開くでしょうし。ただなんかこの話はそんな犯人探しをするような話じゃない気がするんだよな。可能性としてはあるとは思いますが、今回、由巳の一日を裕美が夢見たことで、裕美の過去が変わっていました。てことは、これからも少しずつ変わるかもしれない。２人の夢がリンクすることで、裕美の死を防ぐ、そんなストーリーに変わっていくかもしれんってことです。ただ、もし本当に裕美の死が回避できたとすると、由巳の現在の生活はまったく変わってしまいます。まず郁子に洋平を紹介されることがなくなるので、洋平とは見ず知らずの他人ということになっちゃいますね。このへんのタイムパラドクスはどう処理するのか。それともタイムパラドクス回避のため、やはり裕美は死んでしまうのか。こんなに先が気になるドラマも他にないな。３０分が本当に短いです！
