Nicotto Town


アニメ日記


問題児たちが異世界から来るそうですよ?

全10話
ラノベ原作の少年漫画的な展開の異世界バトルアニメ
原作未読

■概要
現実世界に飽き飽きしていた逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀。
3人の問題児たちのもとに1通の封筒が届く。
手紙に目を通した瞬間、3人は箱庭という異世界にやってきてしまう
そして呼び出した張本人の黒ウサギとジン・ラッセルに出会う。

箱庭は魔王やギフトゲームという特殊な戦闘が存在する世界
この世界ではコミュニティと呼ばれる組織が複数存在し縄張り争いが行われている
コミュニティの象徴である旗印をかけギフトゲームをすることもあるが
敗北はコミュニティの旗印を失いノーネームと呼ばれる様になる。

呼び出された3人は3年前に魔王にギフトゲームで敗北し旗印を失い没落したコミュニティ
ジン・ラッセルと共に問題児たちは打倒魔王を掲げギフトゲームに参加していくことになる。

■寸評(少し辛口)
いかにもラノベといった感じの作品でした。
この作品タイトルにもある問題児という言葉から考えて見ましょう
最初3人が異能の力を持っているから問題児なのかと思っていましたが違うようです。
逆廻 十六夜は元の世界で小石を投げ地面を普通に爆破させたりしていました。
久遠 飛鳥は言葉に強制力を持ち絶対服従させる力を持っていました。
春日部 耀は動物達と会話する力を元々と持っていました。
パラレルワールドでそれぞれが別の世界からやってきたことになっていますが
描写がないためどんな世界だったのかほとんどわかりません。
他者の異能の力を見ても不思議に思わないところを見ると
元の世界でも異能は当たり前のようにあったと思われます。
3人が常軌を逸した行動を行うことこそ問題児たるゆえんなのでしょう

そこで注目するのがどう問題の行動を起こすのかなんですが
異世界に来て早々竜を倒し黒ウサギは驚いていましたが何がすごいのか良くわかりませんでした。
圧倒的な力を持っている主人公達と印象付けたかったのでしょうか
戦闘中は基本的にピンチはないのでどうせ勝つんだろうなという見方になってしまいます。

世界観や戦闘が軽い為緊迫感がないのが致命的なんですよね。
ギフトゲームといっても戦いに変わりないのに遊び感覚が世界全体に蔓延しているようでした。
この部分は完全に割り切って作られていたDOGDAYSなんかと対照的ですね。

ストーリ的には1クール使ってプロローグといった感じです。
異世界に呼び出され助けを求められ立ち上がり魔王を倒す
まとめるとこうなります。

突っ込みどころは数え切れない位あります
ラノベでよく目にする描写方法ですが
何かを表現する時に数字を出したり、他者からの感嘆の説明を入れる
先ほど話した竜もそうですね。
竜のどこがすごいのか描写はほとんど無く倒したことがすごいと褒め称えられる
ある意味読者(視聴者)置いてきぼりです。
また別のケースでは、目的地まで98万キロと説明するも白夜叉が合掌するだけで一瞬で到着
そして息を切らして目的地まで追いつく黒ウサギ
これは笑いや突っ込みを狙ったものと思いますがどうなんでしょうか。
逆に異世界なんだから何でもありですという主張にも見えます
本気で笑いを取りたいのかわかりませんがそういった路線で行くなら
この世界観やプロットとあって無いように思います

主人公の立ち位置はおそらく好き嫌い分かれると思います
主人公最強(俺tueeee系)ですからね
謎解きについても何でもありの世界なので、後付やこじつけ等眉唾な感じで見てしまいますね。

原作未読ですがあまり変わらないのではないかと想像できます。
地文が多目の作風でモノローグ少なそうですね。
残念ながら感情移入できるキャラが一人もいませんでしたね
3人とも異世界への順応性が高すぎな為異世界から来たという設定は意味がない気がします。

まるで隣町の小学校がピンチだから呼び出されたそんな感じです。

最後にこの系統のお約束になっているお色気シーン
歌番組で言うところのジャニーズ枠でしょうね。
まぁはずせない大人の事情があるのでしょうが白夜叉演じる新井里美さんがやってくれました
某アニメとある○○を髣髴させていて楽しめましたね


■登場人物
逆廻 十六夜 :浅沼晋太郎
黒ウサギ   :野水伊織
久遠 飛鳥  :ブリドカットセーラ恵美
春日部 耀  :中島愛
ジン・ラッセル:五十嵐裕美
レティシア  :巽悠衣子
ペスト    :斎藤千和
白夜叉    :新井里美
サンドラ   :佐土原かおり
マンドラ   :小西克幸
※敬称略

■公式サイト
http://mondaiji.tv/




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