Nicotto Town


黒曜のアジト


germe


「…む…ジェルム…ジェルム…」
 繰り返してそう呼びかける穏やかな声が、僕の音声センサーを満たす。ごく近くで聞こえるそれは、初めて聞いた感じはしない。どこか懐かしいようなその声色と響きがあった。
「僕は…」
 機械の喉から絞り出したその声は、予想以上にか細く高いものだった。重たい瞼を開けて見た先にたたずんでいたのは、琥珀色の瞳と頭。
「目がさめたかい?ジェルム。」
――僕の機械人形(アンドロイド)
 そう言って淡く微笑んだ琥珀色は、くしゃくしゃと僕の髪の毛を撫でた。豆だらけの手のひらは、僕には無い人肌の優しい暖かさがあった。春の光のような暖かなまなざし。そのときからあの人は、僕の父親で、神様で、僕の全てだった。





\(^0^)/
続きは…書く気力が出来れば書く。

B…L…?
って出来になる予定

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