Nicotto Town


アニメ日記


新世界より

全25話
貴志祐介さんの作品では珍しいダークファンタジー小説
「黒い家」「ISORA」「悪の教典」など多くの作品が映像化される中初のアニメ化作品です。
とても面白かったです


■概要
1000年後の日本。
人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、
平和な生活を送っていた。
その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、
先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。
そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
※wikiより引用

■寸評
まずこの作品は設定が多く且つ重要になってるのが特徴です。
最初見たときは異なる世界観を理解するのに苦労するかもしれません。
4話目まで見ると世界が広がるので少なくともそこまでは見ることをお勧めします。
この世界が広がるという感覚は不思議な感覚ですね。
手探り状態だったものに手が触れる感覚に近いかもしれません。
そこからは手繰り寄せるようにぐいぐい引き込まれると思います。


またこの物語は12歳期、14歳期、26歳期と時代が流れていきます。
12歳期の頃に教えられなかった事、明らかに裏で何かしている大人たち
親の保護下で生活を送る日々、不思議な出来事も幼少期だからこそ感じるもの
そして26歳期に入り今まで知らされていなかったことが次々と明らかになっていく
数多くの伏線が見事に回収されていく流れは秀逸で没入します


超能力という特殊な力を持った人類がどのように変わっていくのか
2、3歩踏み込んで深く考えて作られています・
他者を簡単に殺めることが出来る力、この力を恐れ進化をたどる人類
お互いを殺さないようにする為のキシキコウ、そして能力を持たない人に行った行為
暗示の安定しない幼少期の親の過剰なまでの反応
時代が変わっても恐れから人はどんどん変貌してしまうという提示のようにも取れます。
バケネズミへの見方がガラッと変わる瞬間は鳥肌が立ちました


1000年後へ宛てる手紙はそのまま自分達へのメッセージにも取れて考えさせられます。
そして新世界よりというタイトルもそのまま「新世界よりあなた達へ」と手紙の書き出しのようにも思えました。


■登場人物
渡辺 早季(わたなべ さき):種田梨沙/遠藤綾
朝比奈 覚(あさひな さとる):東條加那子/梶裕貴
青沼 瞬(あおぬま しゅん):藤堂真衣/村瀬歩
秋月 真理亜(あきづき まりあ):花澤香菜
伊東 守(いとう まもる): 工藤晴香/高城元気
朝比奈 富子(あさひな とみこ):榊原良子
スクィーラ / 野狐丸(やこまる):浪川大輔
奇狼丸(きろうまる):平田広明


■公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/shinsekaiyori/




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