AMNESIA
- カテゴリ:アニメ
- 2013/08/05 02:27:57
乙女ゲーム原作アニメ
記憶を失った少女がパラレルワールドに迷い込んでしまうお話。
女性向け恋愛アニメというべきでしょうか
全12話
原作ゲーム未プレイ
■概要
7月31日までの記憶が無くなり崖から落ちる事故にあう
気がつくと妖精オリオンが現れ記憶がなくなったのは自分の責任だと言う
そしてその世界では彼氏が既にいるという状況に戸惑う主人公
自分が何者かわからない手探り状態で記憶がない事を隠しつつバイト先の仲間
との交流を描く。
■寸評(辛口です)
乙女ゲーム原作なので明らかに女性向けです。
男性から見た寸評になります。
まず、世界観や設定についてですがアニメではほとんど詳細は伏せられていました。
主人公が記憶が無い、だがなぜかバイト先には欠かさず行く、
実家や友人など記憶の手がかりになるようなものを探そうとするそぶりが見えない
バイト先や自称彼氏など自分の過去を知っているなら聞けばいいのに内緒にし
妖精の言うことに従いひた隠そうとする。
ここら辺は突っ込みどころ満載ですがこういうものだと割り切るしかないですね。
そして本作の一番の特徴はファンディスクと思わせる見事な展開でした。
パラレルワールドを転々と行き来しますが、主人公に対し
シン、イッキ、ケント、トーマ、ウキョウの五人がそれぞれ1、2話ずつ
恋愛エピソードが始まります。
元彼氏として登場するシン、お試し彼氏として交際するイッキ、等々
それぞれいい所までいき気を失った拍子に別世界に移動し別の男性と関わりを持つといった流れで
まるで恋愛ゲームの相手役とのエピソードをつなぎ合わせているようでした。
更に主人公、ヒロインなのに名前が無い、何故か‥見てればすぐに分かりますが
セリフが相槌などが多く、オリオンの指示通り話すとかでほとんど喋らないんですよね。
要は乙女ゲーム(恋愛アドベンチャー)の主人公と同じで相手だけ喋ってゲームが進むような感じですね
会話を聞いてると大半が男性陣が喋ってばかりですからね
ついにここまで来たかと思いました。
薄桜鬼なんか結構好きでしたがファンディスクっぽい薄桜鬼 雪華録は好きになれませんでした。
ただ、薄桜鬼 雪華録はOVAだし、ザッピングのようでそれなりに楽しめたと思います。
TVアニメでこれはいかがなものかと‥
後、主人公に対する男性陣ですが魅力的に感じる人物がいませんでした。
シン:主人公より年下の彼氏として登場、無愛想
具合が悪い主人公にお茶入れろとか何のお茶か聞くとメロンソーダに決まってるだろとか苦いの嫌いとかわけ分かりません
次のシーンではサンドイッチあったが作らせたんでしょうね。
自分のことばかり言って強引なキスとかも欲望に忠実なだけに見えてしまいます。
イッキ:周りにモテモテで主人公とはお試しの彼氏彼女の関係
昔の願い事が叶いモテモテになるが女性と付き合っても必ず3ヶ月別れてしまう
しかしそれは親衛隊のようなものが多くの女性と平等に付き合うよう3ヶ月で別れさせていた
これってイッキがあまりにも間抜けに見えてしまいますね。
瞳に女性を引き付ける力があるようだけど唯一主人公二だけその力が効かないから主人公を好きになったとか
あんまりに思います。
ケント:主人公とは既に付き合っているが無口で恋愛に無頓着な性格
恋愛に無頓着というより人としてどうかと思いました。
おはようとおやすみのメールのみのやり取り、大学に呼び出し一日中座らせ会話なし
徐々に人間性が出てきたのは良かったが他のキャラよりも少ない1話で終了
無口対無口なので話しを広げるのが難しかったのかもしれませんね。
トーマ:偽りの恋人役
イッキファンの嫌がらせから守る為彼氏と嘘をつく
まぁここまでは良かったんですが守る為に部屋に主人公を監禁とかどうなんでしょう
部屋の中に更に牢屋を用意しその中で食事させるとか正気の沙汰とは思えませんでした。
ウキョウ:二重人格でパラレルワールドを主人公と同じく移動している、元彼設定
いくらやさしい人格があるとはいえ、もう一つの人格が自分を殺そうとしているのに
助けたい一心で主人公はウキョウの元に行き殺されそうになりやさしいウキョウに戻り自分を刺し自滅
何がしたいのかわかりません。
このメンバーの中ではやさしいウキョウがまともに見えますが過去の掘り下げがほとんど無く
物語の締め的な展開がメインで恋愛的なやり取りは無かったですね。
最後に
結局主人公は元の世界へ戻る事も記憶を取り戻すことも能動的に行わず周りに流され続け
主題が摩り替わり自分と男性との関係だけを考えているように見えました。
男性をとっかえひっかえ恋愛しているようで主人公がとても軽い女性に思えてしまう。
また主人公がほとんど喋らない為恋愛というよりも男性達にちやほやされている風にも感じました。
別作品ですが薄桜鬼に出ていたキャラの方がまだ好感が持てました。
■登場人物
主人公:名塚佳織
シン:柿原徹也
イッキ:谷山紀章
ケント:石田彰
トーマ:日野聡
ウキョウ:宮田幸季
オリオン:五十嵐裕美
■公式サイト
http://www.anime-amnesia.com/
コメントありがとうございます。
ゲームプレイした人がより深く楽しめるような印象を受けました。
ゲームにはないシチュエーションが楽しめるとかゲームの追体験のような感じでしょうか。
OVAの方が合っている気がしましたね
シン編とかイッキ編とかで出すと分かりやすそうですからね
まぁ男性キャラの性格云々はあくまで一男性からみた場合ですから女性から見た場合とはまた受け取り方が違うと思います。
タイムループするのはちょっといらないんですけど・・・
ゲームもアムネシアとアムネシアレイターもってます(ゲーム機なくしてやったことないけど)
そんなダメだったですかね~?