薬品による自己の開放--薬物自殺 その2
- カテゴリ:人生
- 2013/08/08 11:28:39
おひさしぶりでございます、少女椿です。
なんでダークな文章の時だけ椿とか言ってるワケ?と思う方は「少女椿 丸尾末広」でググってみてください。更にイヤな気分になれること請け合いです。
では続きですが、少し番外編的な流れになります。
『もし、自分が末期ガンや若年性アルツハイマー病、ALS、そしてうちの母が罹患した若年性パーキンソン病などの難病になり、自分が自分であるうちに自らの人生の幕を降ろしたいと考えたとします。誰かに助けてもらうのは自殺幇助罪でその人に迷惑がかかりますし、かといって苦痛のある方法も避けたいでしょう。
結果論からいうと首吊りが一番なのですが、理由は今後述べていくとして、今回は「安楽自殺装置」を開発し、何人もの尊厳死の手助けをしたジャック・ゲヴォーキアン博士のことを紹介してみましょう。
この「安楽自殺装置」は、生理食塩水、ペントソール、塩化カリウムが入った3つの点滴と切り替えスイッチから出来ています。ペントソールは手術の時などに使用される麻酔薬で、塩化カリウムは毒薬による死刑執行に使われる劇薬です。
自殺志願者が自らボタンを押すと、点滴中の液体がタイマーにより生理食塩水からペントソールに切り替わります。更に1分後には塩化カリウムに切り替わり体内に流れ込んでいき、速やかに生命活動は終わりを告げるというものです。
この装置で90年6月に自殺を図ったのはアメリカの主婦ジャネット・アドキンズ(当時54歳)。彼女は89年にアルツハイマー病、いわゆる痴呆症と診断され自殺を考えていた時、ゲヴォーキアン博士の自殺装置のことを知り、彼に連絡をとりました。
博士は白のフォルクスワーゲンのワゴンを用意し、最後の時に適したキャンピングカー専用の公園を探し出しました。彼は白い閉塞した病室や、暗い部屋で最後を迎えるべきではないと考えていたのです。90年の6月、このワゴンに乗り込み、博士とともに公園に向かった彼女は、VTRでこの自殺は自らの意思で進んで行うことや、博士への感謝、親族や友人達への言葉などを録画した後、ゆっくりとワゴン内のベッドに横たわりました-----------------------------------
(以降次回に続く
んーー、気になる……!
自殺、尊厳死、不治の病……なかなか難しい問題ですね……vv
死って結局、生者にとって未知の領域ですし、なあんて思ってしまいます(ん?じゃあ死にたいって本質的にはどういうことなんだろう……ぐるぐる
そしていつものことながら、次回がとっても気になります……!><