カエル少年 (6)
- カテゴリ:自作小説
- 2013/08/15 19:52:18
真夏の早朝、木々から聞こえて来るのは耳を劈きそうな蝉の鳴き声で、その音の量といい大きさといい、マジな鳴き声の叫びはこの世の果てまで届きそうに思えるのでした。
蛙神社の階段を登る僕もセミになってみました。
けれどセミの種類はアブラゼミでなくニイニイゼミです。
「ミンミンミィー、ミンミンミィー」
僕の鳴き声などアブラゼミ達は気にもしてないようでした。
その時です。
セミの鳴き声の中に鳴き声とは違う音が混じって聞こえてきたのです。
その音は遠くから聞こえてきます。
それは街でいつも聞き慣れているサイレンの音でした。
「事件か事故か」
僕はこんな田舎に事件など起こるはずが無いと思いました。
サイレンの音は最初小さく微かな音でしたが、だんだんと大きくなってこちらに近づいてくるのにはちょと興奮し動揺しました。
セミの鳴き声はやっぱりしているのですが、サイレンの音に意識を集中しているためか聞こえていて聞こえてませでした。
サイレンの音はやがて僕がさっき渡った橋の所で一番大きくなり、急に音を変えて橋の前を通り過ぎて行きました。
「何処へ行くんだろう」
僕はついそう思いました。
厄介が僕の近くから遠くに変わってよかった気がしました。
急いで階段を再び登り始めた僕の耳に入ってきたのは、あのセミのクソやかましい鳴き声でした。
でもそれもまたすぐに聞こえていて聞えていない状態に戻りました。
サイレンの音が再び耳に入ってきたのです。
僕は階段を登るのを止め音の行くへを耳で追いました。
その行き先はさっきと同じで、一台でなく二台三台と続けて行くのでした。
「これは大きな事件だ」
そう思った僕は急いで神社にお参りし宿に戻らなければと、駆け足で階段を登り始めたのです。

























家の近くに消防署と公立病院があるので ワンコの散歩時は
救急車やパトカーとかなりの頻度ですれ違います^^v
大きな事件?(ヽ(;ω;)ノ)
何があったのかな・・・。