アラビアンナイトを題材にしたアラジンやアリババなどが出てくる異世界ファンタジー
金属器やダンジョン攻略などオリジナル色が強い作品でした
全25話
原作未読

■概要
秘宝が眠るとされる謎の遺跡「迷宮(ダンジョン)」が出現する不思議な大陸を旅している少年・アラジン。
彼は旅の中で出会ったアリババと共に秘宝を手にするため、「迷宮(ダンジョン)」攻略を目指す。
その中で生じる様々な出会いと別れを繰り返す中で、アラジンは自らの宿命を知ることになる。
※公式HPより引用

■寸評
この作品振り返ってみるとミスリードが多かった印象がありますね
最初アラジンとアリババとでダンジョン攻略する冒険ものかなと思ったんですが
結構あっさりとクリアしてしまいました。
その後なぜかアラジンとアリババが離れ離れになり
アラジンが黄牙一族と煌帝国との争いを治める手助けをします
もしかしたらオムニバスっぽく色々な国々をアラジンが巡る展開なのかなと思いました。
まぁそれはそれで楽しみではありましたけどねｗ
アラジンとアリババが再会してからは離れて行動する事はなくなりました。
新しい冒険になるのかと思ったらカシムに手を貸すアリババが国民のために立ち上がったりと民主政治や暴動など内政問題の話しになりました。
その後は外交問題の話しとバトル展開と予想の斜め上な感じで進みましたね
※練白龍とダンジョン攻略時は別の場所に移動が無かったのは前回と違ってましたね。

流れとしては王族の血を引くアリババが平和のために立ち上がり奮闘するといったところなんでしょうがどうもカシムをうまく使えていなかった気がします。
まとまりかけていた民衆がカシムの一言でぶち壊しになったり、
最初からアリババを嫌っていたといってもただの劣等感のようにしか見えない。
自分の親やアリババの親を殺しはもはや義賊ではないので、最後に良く見せようとしていて違和感があります。
時間かけていたわりにスッキリしなかったですね

バトル展開も薄く広く延ばした感じでした。
シンドバッド側八人将のうち二人は特訓役で出番もありましたが他はほとんどありません。
決戦の時は相手側もそれなりの中ボス的なキャラが出てそれぞれ1対1になります
1対1がよくあるバトルものっぽくて、お互いほとんど知らないキャラの為あまり熱くなれませんでした。
最初のシーンは苦戦して次のシーンでは逆転勝利のパターンでした。
そして最後のシンドバッドの力は圧倒的でおいしいとこ取りの様でした。
あそこまで強いと今後のパワーバランスが不安になります。

戦闘シーンはモルジアナが一番良かったかもしれないですね

今回の本筋とは関係なかったですが練白瑛とアラジンとのエピソードが一番好きでしたね
続きものの1期としては中盤以外は良かったんじゃないでしょうか

■登場人物
アラジン:石原夏織
アリババ:梶裕貴
モルジアナ:戸松遥
ジュダル:木村良平
シンドバッド:小野大輔
錬白瑛:水樹奈々
李青舜:瀬戸麻沙美
錬紅玉:花澤香菜
錬白龍:小野賢章
カシム:福山潤
※敬称略

■公式サイト
http://www.project-magi.com/index.html