Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


美術館は苦手だが


虹の上を飛ぶ船、という一連の版画がある。

そう、あの有名なアニメ映画「魔女の宅急便」に登場する、ペガサスと牛が星空を飛んでいる絵の原画となった作品だ。

地元紙のコラムに、この版画を指導した八戸市立湊中学校養護学級の先生だった坂本小九郎氏の言葉が載っており、それを読んだ時、急にこの絵が見たくなった。

その言葉はこうだ――「どんな生命の存在も、肯定されるべきなんです」。

坂本先生、あなたは神様ですか?


ネット検索し、連作の一部の絵と、物語の概要が県のHPに載っていた。

http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/nijinoue-tobu.html

まさか絵が連作で、しかもここまで壮大なストーリーとは思わず、画面越しにまじまじと見入ってしまった。

おりしも、今年の3月にこのペガサスの絵が私の住む街の美術館に来たことがあった。
でもその時期はバタバタしていて、理由をつけて足を運ばなかった。
現物を見ておかなかったことを、もうれつに後悔している。

たまに各地を巡回するようだが、今では、青森県立美術館に腰を落ち着けているようだ。

美術展はどうも苦手だ。個展は特に。
学芸員が展覧会場のすみっこで目を光らせているのはまだいい。
一番は、個展の主催者(作者)が会場に立っていると、彼らの視線が気になって絵に入り込めなくなることである。
しかも私は絵などを見るのがやたら速く、数十秒でそこから立ち去るため、主人がいればそれも申し訳ない。客として挨拶もしなきゃだし、個展はいろいろ気を使うのだ。
(絵が思ったよりつまらなかったら、なおさらお世辞の笑顔を浮かべる)

でも、この作品は、ネットの画面だけでも迫力と神秘的な世界が伝わってくる。
いつか絶対に間近で見ておこうと思った。
常に展示しているみたいなので、次に美術館で良い展示の企画があったら、だけど。


ほぼ日刊イトイ新聞、「今日のダーリン」に、同じメッセージが載ってた。
そうか、そういうことですか^^

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2013/09/11 10:13
さえらさん、コメント感謝です。

あはは、さえらさんも個展が苦手でしたかw
美術館ももっと気楽に足を運べればいいんですが、電車代が往復6000円かかる遠くにあって、気軽にとはいきません。
個展は、街のデパートなどでよく開催されるんですが、上記のこともあってつい足が遠のいてしまう^^;
作者の視線を浴びて…まさにそうですよねぇ。感想を待ち構えてますよね。わかるんだけどさ、ちょっとあっち行っててくれないかなと(笑)
結構、フレンドリーな作家さんが多いんですよね。個展開こうっていう度胸がありますから。
絵ハガキとか…お土産に持たせてくれる親切な方もいらっしゃるんですが、絵が好きなタイプじゃない場合、申し訳ないけどゴミになるわけで…。
でもすぐには捨てられないから、しばらく取っておいてから、時効と思った時点で捨てさせてもらってます。
絵ハガキって、良いお土産じゃないですよね…。好みの絵じゃないと…。作家さんは自分の作品に愛着あるから良いけど、他人はそうじゃないからね?って思いやりを作家側も持ってほしいものです><

「虹の上を飛ぶ船」、ストーリーが泣きそうになりますよね。壮大で感動的です。
さそり座が出るあたり、宮沢賢治の銀河鉄道の夜をほうふつとさせます。
物語と一緒に絵を収録した絵本が、関係者に配る用かな、自費出版の形で印刷されたそうなんですが、ぜひとも再販してほしいです。
5000円くらいでも頑張って買います(笑)

生命は肯定される――これはちょうど、今書いてる作品(モンハンと、もののけサンタ)に共通する、普遍的なテーマだと思ったんです。なのでメモしときました。
坂本先生は、何かと差別や偏見を受けがちな養護学級の生徒を受け持っていたからこそ、肯定という愛の言葉が自然と発露されたんでしょうね。今の教育者だけでなく、すべての人に伝えたい言葉ですね。
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2013/09/11 10:01
じゅらさん、コメント感謝です。

おぉ、意外と同志っているものですね。じゅらさんも苦手でしたかw
誰かと一緒に回るというのも別の意味で気を使いますよね。同じスピードで見るわけにもいかないし、作品にも好みがありますから。
近くで観たら案外つまらなかったりして…(巨匠の名画は別です)

この版画はどれも素晴らしいですよね。私も大好きです。ぜひ実物を観なくてはと思います。
この作品サイズ、そんなに巨大でもないんですよ。ふすまの半分くらいだったかな。
それでも凝縮された絵のエネルギーが、躍動感あふれる絵柄と構図にマッチして、迫力ある画面となっております。
この絵なら、私でも2時間はじっと見ていられますね^^
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2013/09/11 09:07
美術館は、好きです♪
ただし、一人で観る、という場合に限るww
誰かと一緒に行っても、入り口で分かれて出口で合流がいいなぁ。
見る速度も人それぞれですし、立ち止まる絵も人それぞれでしょうし。
相手にも気を遣わせたくないし、自分も気楽に見たいしw
平日の空いてる時間、わりと静かな美術館が好みです。

一方、個展は苦手です^^;
作者の視線を浴びながら鑑賞するとか、ホント、無理なんで><
知人が出展する展覧会なんかも、できるだけ当人の留守を狙っていきます。
お偉いさんに挨拶している隙にパッと見るとか、食事に行ったと聞きつけてその隙に行くとか(って、どんだけ:苦笑)
作品の前で挨拶ってのが、とにかく苦手でして。
あとで「今年のも良かったね~」とか言うのは平気なんですが、絵の前でそういうセリフは恥ずかしくてムリ^^;
なので、蒼雪さんの仰るお気持ち、お察しいたします~~。

ご紹介の版画、サイトに行って見てきました。
なんとも強いメッセージ性のある作品ですね。
実物を見た方が迫力を感じることが出来そうです。
関東地方でも、見る機会に恵まれないかなぁ~~。
>「どんな生命の存在も、肯定されるべきなんです」
本当にそう思います。
この『肯定』というのが重要だなと思っています。
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2013/09/10 12:54
実は σ(*・Θ・じゅ)あたし♪も
美術館巡りとか なんとか 鑑賞会・・・とか苦手でごじゃりまする。

友だちとも 一緒に行くの どぉぉ~~~~~~っも苦手で
ひとり さっさと 回って出口で待ってたりすることも 多々あり。ヾ(≧∀≦*)

でも この版画 すんごぉ~~~~~~っく素敵ですっ♪(◍ ´꒳` ◍)
でっかいの ひとりで だまって観てみたいですにゃぁ。。。(人´Θ`✿)♪

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2013/09/10 09:13
ハルさん、コメント感謝です。

とても良い作品、とはひとくくりに言えない迫力がありますよね。
宮崎監督はどうやってこの作品を見たのでしょう。そのいきさつも知りたくなりました^^
子どもたちの発想もさることながら、先生の指導も素晴らしかったのでしょうね。ぜひ全作品見てみたいですが、あちこちに寄贈されてて、一連を見ることができません。青森県美で特集組んでくれないかなぁ。

美術館は良いんですよ…問題は個展。街の施設やデパートの上階で催されてるやつです。
通り抜けできる感じならいいけど、たまに逃げ道のない経路にしているところもあって、作者の人がニコニコ顔で感想を待ち構えていたりするともう、いたたまれません(笑)
やっぱり作家って感想が欲しいものなんですよ。上手いとかガンバレとか言われたいがために作品をつくるようなもので、自分も書くだけに気持ちがようわかる(笑)
でもそうですね、気楽に通りすがりにでも観てくれれば、あちらでも嬉しいですよね。考えすぎだったかな^^;
今度は勇気を出して踏み込んでみますw


あー、最後の薄字のところはですね、当日付のほぼ日の糸井重里のコラムで、「命は全肯定されてよい」と、上記の坂本先生と同じことを書いてたもので、これは重要な言葉なのだなと思い、メモしたものです。
ほぼ日刊~は、糸井重里が有志と作る日替わりの雑誌みたいなサイトで、面白い記事がたくさん載ってます。
いろいろ考えさせられたり、ただ笑ったり、ほんわかして好きなサイトです。あまり頻繁には読まないんですが。
最近見つけた「そにぎりくん」がお気に入り。吉田戦車の流れを汲む女性漫画家さんが描いてますw
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2013/09/09 16:07
私はこれ、初めて見ました!
なんとも不思議な版画…
ずいぶん昔に描かれたものなのですねぇ!
そんな風に思えない新鮮さで、びっくりです!
個人的には完結の絵が好きかな♬
大団円、みたいな感じでヽ(*⌒▽⌒*)ノ

そそ、美術館てちょっと居づらいとこありますよね(笑)
でも、あんまり気遣いすぎる事ないですよ〜♬
私なんか、じーーーっと絵を見つめて感想言うでなく(笑)
2、3周しちゃうし(笑)
楽しめればよいのだと思いますです♡ヽ(*⌒▽⌒*)ノ

多分、そんなのをかった上で、礼儀を重んじておられるんだと思うけれど、絵も気ままに見られた方が喜びますよ♬きっとヾ(@⌒ー⌒@)ノ

最後のくだりが分かりませんでした(笑)
残念^^;



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