江差線乗り潰し 1日目
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/09/13 22:24:59
江差線とは北海道の、本州に一番近い側、道南の
函館から江差まで走るJRローカル線です。
その内、西半分の木古内~江差間が来年5月11日で廃止と聞き、
北海道のローカル線を是非体感せねば、と、出かけて来ました。
東海道新幹線、東北新幹線、スーパー白鳥と乗り継いで、
青函トンネルをくぐって、最初に停まるのが、木古内です。
江差線には二つの顔があって、この木古内から東へ、
函館に向かう線は江差線です。多くの特急が走る札幌への道です
また西へ、江差へ向かうのも江差線です。
こちらは非電化単線区間で、通常一両の気動車が走ります。
およそ中間の木古内駅から、西と東で格差が出来ています。
私が木古内に着いたのは午後2時20分頃です。
今日はまず江差まで往復、その往復とも窓の風景を撮る予定です。
全線でおよそ80km、その淋しい側の半分です(^^)
走るのは、無骨な旧型の気動車で、白地に黄色と青の
ラインが引いてあります。思ったよりきれいでした。
座席は固定式クロスシートつまり向かい合わせ4人掛けがメインで、
前後の車端部にロングシートがあります。
運転台の後ろに料金箱のある、ワンマンカーです。
乗ってみたら、4人掛けに一人づつ座っていると言う形での
ほぼ「満席」でした。そのほとんどが、カメラを構えた人で、
地元の方は数人しかいないように見えます。
席の無い私はロングシートで身をよじって窓にビデオを向けます。
がちゃん、ごごごごっ、と言う感じでエンジンが唸り、
走り始めます。エンジンが唸る割りに、スピードは出ません^^;
天井には扇風機があって、クーラーの無いタイプです。
木古内から西隣りの渡島鶴岡(おしまつるおか)とその次の
吉堀までは数分で着きますが、その次の神明までは、
いきなり20分掛かります。駅間距離が極端に違います。
多分、ひとやま越えて次の村、みたいな位置なのでしょう。
吉堀から神明までは森の木々が迫っていて、実際、車体に
こすれる音がします。緑過ぎてその向こうは見えません^^
緑じゃなければトンネルです^^ 外の見えない空間を、
20分間ひたすら、どどどどっと走るわけですね。
四つ目の湯ノ岱(ゆのたい)では、タブレット交換があるので
カメラの人の中には、いきなり右往左往する人がいるので、
ちょっと迷惑っぽいです。先頭まで走って撮影するのでしょう。
タブレット交換。運転士が駅員とわっか状の物をやり取りします。
これを受け取らないとこの先へ行けないと言うアナログ安全装置。
ほとんど絶滅してますから、珍しいと言えば言えますが。
それを撮影してから発車する前に駆け込んできて元の席に座り
カメラを構えなおす人。まあ私はそこまでしませんが。
逆に言えば、そう言う人以外、動く人があまりいません。
午後の時間帯、本来の乗客はとても少ないようです。
終点、江差は、ちょっとひなびた海辺の駅、と言う感じです。
ひらぺったい駅舎に、バス停のある駅前ロータリー。主要道。
駅の向かい側に店らしいものがありますが、やってません。
その背後はもう海です。
実は、江差の町はもっと奥なのです。地図で見ると、けっこうな
大きさの町ですが、駅が町の端っこ過ぎて、町まで歩けません。
これでは利用者も遠のくでしょう。何故、こんな場所なのかな?
駅の前には、江差追分ののぼりがはためいていました。
列車は今来たやつが折り返します。
ほとんど同じメンバーのまま(^^; 江差から折り返して、
木古内まで帰ってきます。
沿線は、建物や人家が無いわけじゃないけど、お客さんは少ない。
そんな感じでした。そして、木古内駅の背後では、
新幹線駅の建設が進んでいました。なんか、違和感です。
私はこのあとホテルに行って、そこが、ホテルといいながら、
バストイレ別の合宿所のような所だと知る事になるのです(笑)
でも、他のホテルも、似たような雰囲気だったなあ^^
やはり、みなさん、廃線になる木古内から江差の間が目的のようでしたが、
同じ撮影と言っても、どうもそれぞれ狙いどころが違うらしく、
私から見れば「今撮るような物、あったかな」という場所を撮ってる人もいました。
窓の風景の撮り方も、私のようにビデオを回す人、立派な一眼レフで照準を合わせて狙う人、それぞれです。
運転台の機械とか、車体に書いてある番号とかを懸命に撮影する濃いファンもいましたよ。
ルートは同じですが、下車しない人は多いようでした。それでも、乗車してる人はいいですが。
ある駅で、車で駅まで来て、駅と、列車の発着を撮影してから、さっさと行ってしまう人を見ました。
それだと、鉄道にとっては全くプラスになりませんよね。
好きなら、列車に乗って、駅を体感しつつ撮影して欲しい物だと思いましたよ。
あ、写真は沢山撮れました。整理に困るほどです^^
いやー、交流とかは、ありませんでしたねー。
一階ロビーの対面に、大テーブルを囲んだ、共有スペースがあるのですが、人がいた所を見ませんでした。
皆さん、部屋の中で忙しいのかもしれません。
列車も一応、同じ屋根の下、ってやつですけど、
あんまり親しみは感じませんでしたね~^^;
皆さん、考えに考えてたてたルートが
同じだったと・・・!
廃止になる路線に乗りに行ったわけですから
ルートが同じなのは、当たり前でしょうか^^;
行った先が目的、というわけではない旅行。
写真、たくさん撮れましたか?
なんか 気の合う方とかいらっしゃいましたか?
そういう人達は個人個人で動くのかしら・・・。
いいですね~同じ釜の飯食って また 同じ車両で帰る!
目的は一緒!みたいの(*´艸`*)♫
本当に。私も、廃線だから乗りに行く、という理由は、本当は嫌なんですけどね。
だから、できるだけ平時にもローカル線を乗りに行く気でいます。
木古内の人たちは、新幹線で町興しをするべく、盛んにキャンペーンをやっているようですが、
なにせ、駅の周りにに店も少ないし、旅館も少ないです。
駅構内にたくさんの新幹線ポスターを貼る事と、いくらかグッズ販売がある程度。
でも、グッズ販売が駅前のくすり屋さんだったりすると、ちょっと入りづらいですよね^^;
お土産屋さんも名産も無い感じ、観光地になれるかな?^^
鉄道雑誌の後ろの方に、列車運行情報など、載ることは多いですね。
あと、ネット上での情報収集も、有効なようです。
江差線の場合は、どうやらJR北海道自体も、煽っている気配がありますね^^
廃線をネタに、少しでも客を呼び寄せようという雰囲気があります。
最後のひと稼ぎ、って所でしょうか^^
わかります、その感じ^^
廃線が決まると賑わうって、ちょっと複雑ですね~
新幹線の駅が出来たら、観光地化して発展するんだろうか?
そういえば、先日山手線の駅でカメラを構えている人がいたので
どんな電車が入ってくるのかと見ていたら、
昔のあずさの車両が入ってきました。
行き先表示は「修学旅行」となっていました。
鉄道ファンの方のおかげで、私も珍しいものを見ることができました^^。
本来は、のどかなんでしょうね。
時間に余裕のある人じゃないと、この鉄道は使えませんしね。
ホテルは、三泊素泊まりで13500円でした(赤裸々^^)
きっと、町の市街地まで行けばもっと立派なんですよ。
かもめ島っていう海のレジャー起点みたいなのもありますし。
でも、帰りの電車が出ちゃうので、行けなかったのは残念です。
自分もその内でしょうから、人のことは言えないんですけどね。
あ、お金はもちろん他の部分を削ってる訳ですけど。服とか無いし^^;
んー、まあ、楽しかった事にしましょうw
えー、まだやってるんだ。
なんかのどかですよねー、北海道は。
ホテル合宿所は、料金次第でOKです(゜∇^*)テヘ
そういったところが、減っていってますね~
今回も楽しい旅になるといいですね(*゚▽゚*)
出来るだけの事はした、って感じでしょうか^^
欲求はまだまだ、ありますけどね。
復活とは、いい響きですね^^
可部線も乗ってみたい路線の一つですが、なかなか遠いです。
いつか乗りにいける時には、復活していたら嬉しいですね。少しでも。
ローカル線に乗ってゆっくりと景色を見ながらガタンゴトン。
好きですよ。
広島にも可部線がありますが、2003年に半分廃線になりました。
しかしちょっと復活するそうです。
気になるところです。