江差線乗り潰し 1日目の夜
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/09/14 09:22:49
木古内(きこない)駅は四角い建物の中央に△を入れたような、
ちょっとおしゃれなデザインです。
3つのホームを持ち、ホームを上がった2階部分が駅です。
扉一枚分の出入り口に窓口が隣接し、それが改札口です。
柵とか何とかは特に無く、扉一枚。江差線共通の仕様です。
階段を降りて正面口を出ると、駅ロータリーと言うか空き地^^
の向こうに郵便局があり、それが駅前の全てです。
駅前から真っ直ぐ伸びる道を進むと、お店がちらほらとあって、
信号二つ越えた向こうに、今回泊まる吉沢ホテルがあります。
ちなみに、そのまま進むと国道を横切り海に出ます。
この海岸は「寒中みそぎ」という神事の行われる場所でもあります。
二階建てと三階建てのある吉沢ホテル、立派な方の玄関に入ると
そこは宴会場でした(^^; 出てきた女将さんに、ホテルの入り口は
もう一つ向こう、と言われ、三階建ての下にある地味な入り口へ。
ガラス扉を入ると、正面に奥へ向かう廊下、その右にフロントです。
白髪交じりの女将さんも向こうからやって来て、支払いと、説明。
お部屋は三階で、エレベーターはありません。お風呂は廊下の奥。
あー、部屋に風呂は付いて無いんですか。そうですか・・・
絨毯張りの廊下を奥まで進み、共同浴室の向こうの階段へ。
白い壁を見ながら、えっちらおっちら登ります。
階段のほぼ正面の角部屋が泊まる部屋でした。
鉄のドアのドアノブの真ん中に鍵を入れて部屋に入ります。
おや、広い。そして、妙に木の香りがします。
頼んだのは当然シングルですが、ここはベッドが二つ、
奥の窓際にテーブルを挟んで向かい合わせの椅子。
明らかに二人部屋です。が、ベッドの片方はマットむき出し。
部屋には壁際の文机にテレビと湯沸し、湯飲みに灰皿。
ストーブと扇風機どちらもあり、壁際に木の洋服入れがあります。
これがどうやら、木の香りの元みたい。新しく作ったのかな?
そして、エアコンと冷蔵庫と、バス・トイレがありません(;;)
なんだか、合宿所とか寮とか、そんなイメージがします。
早速、持参のミニノートパソコンを立ち上げ、イーモバイルで
ネットに入ろうとしたら、あっさりと圏外でした(TT)
ちなみに、洗面所はステンレスの長いシンクで、お湯と水の蛇口が
6セットくらい並んでました。小学校を思い出しました。
その奥にトイレがありました。和式でした(^^)
気になったので、早速外に出て飲食店を探します。夕食のため。
予想通り、開いてる店が、あまりありません。
あ、コンビニも無いって言ってました(^^;
早く店を見つけないと、食いっぱぐれる不安が寄せて来ます。
幸い、駅からの道をちょっと脇に入った所に、一軒見つけました。
食堂であり飲み屋でもあるような店で、店内には既に
二組の飲み客がいました。
せっかくなので、地元的なメニューを探しますが、それほど特産的
な料理は無いようです。
一番馴染みの無い、カツとじ定食を頼みました。
大ぶりのお盆に乗って来たのは、中央に丸いお重?と、
脇にご飯どんぶりと味噌汁椀。小鉢にタクアンときんぴらごぼう。
丸いお重のふたを開けると、土鍋のような直火用の皿に、カツ。
カツ一枚が卵とじになっていて、カツ丼の上だけ皿盛りした感じ。
トンカツは揚げたてで、めちゃ熱々で良かったです。
味付けのつゆは、けっこう薄味の、甘味あるタイプで、
名古屋人の私としては、もう少し醤油気が欲しかったですね^^
でもこれ、寒い時期にこの熱々が出てきたら、すごい嬉しいと
思いますよ。
そして、今回の旅行中、まともに料理を食べたのが、
なんと、この時だけ、だったんですねー。乗り継ぎとか忙しくて^^;
宿泊を重視するなら、明らかに函館に泊まるべきでしょうね^^
私は、列車の起点を選んだので、これはやむをえないです。
半裸で廊下に出るわけに行かないので、トイレに行くたびに服装を整えるのは
なかなかめんどくさかったです。
やはり、お部屋についてて欲しいなんて、言ってたら
理想の旅は、ムヅイのかも^^
何となく、バックパッカーが好きそうなホテルでしたよ^^
背中にリュック(バックパック)背負って、徒歩やヒッチハイクで旅する人、ね。
食堂で飲み屋、と言った通り、よくあるどんぶりやラーメン以外に、一品メニューが充実してました。
飲むつもりなら、アテには事欠かないと思います^^
木古内駅で見た、町の観光パンフレットには、ほたてあぶり丼というのを町をあげて各店で出すって
書いてありましたが、どこも要予約になっていて、その場で頼む訳に行かないのがとても残念でした。
基本的に素泊まりのホテルみたいですよ。
まあ、歩き回りたい私としては、食事の時間に縛られないのが良いですが。
なるべく食事を取れるスケジュールにしてますが、カロリーメイトは持ち歩いています^^
ご飯は後から食べれるけど、この列車は今しか来ない、みたいな事になりがちですね。
・・・と、私などは思ってしまいます^^;
まあ、私の場合は、行く先が目的ですからねえ・・・
カツとじは美味しそうです^^
お酒のアテに、丁度良さそうで◎
バストイレなどがなく、共用場所の広いところ・・・
確かに、寮のようですね・・・
あるイミ、いい感じ?でしょうか?
そんで カツとじしか食べてないんですか!!
ハードな旅ですね~・・じゃあ 痩せて帰ってきたんでしょうか?
ご飯を削るほど 鉄道が好きなのか~・・・ww
まあ、私も若い時はお米しかなくても コンサート料金は払う!みたいだったから懐かしい感じがするw♫
基本的に、ヒトが少ないんですよねー。
だから、お客さんの見込みが立たないのでしょう。
地元テレビでは、小中学校の廃校の話題が出てましたし、
新幹線駅にかける思いは、切実だろうと感じました。
皆さんは、そのまま函館まで行っちゃうのだと思います。
やっぱり、地元の人自身が外食に熱心?じゃ無いと、店としては成り立たないのでしょう。
一番遅い食堂でも夜8時ころ閉店ですから、昼のうちは鉄道、夜からグルメ、
というスケジュールは組みにくい感じです。
でも、郷に入れば郷に従え、ですから、土地の事情に合わせましょう^^
食い物の確保が出来ないというか
田舎の駅前ってホントそういうの少ないですねorz
グルメとまではいかなくても、あったかいごはんくらいは食べたいものですね^^
それが難しいことはよくわかっていますけど(^_^;)
行動パターンの問題もありますから。
明るいうちに、ふつうにスーパーで買い物していれば、特に問題は無いのでしょう。
色あせたのれんも麗しい飲み屋さんなら、何軒かありましたよ。
しかし、あれですね、車内でカロリーメイトをかじっている時、一番、旅を感じる、って言うのは
あんまり健全な精神じゃないんでしょうねーw
はい、おかげ様で無事でした^^
でも、地元の人はそのナイナイをやりくりしながら生活してるのですよね。
食べ物とか、辛い旅になったようですが、それもまた旅の醍醐味でしょうか(^_^;)
ともあれ、無事のお帰りなによりです(´▽`)
日があるうちは、撮影できるので外を回っているんですよね。
夜になってからお店を探そうとすると、どこも閉まっちゃってて(^^;
って言うか、昼間見ても閉まったままの店が多かったです(;;)