Nicotto Town



江差線乗り潰し 2日目

2013年9月10日(火)です。
二日目の今日は、江差線西半分、
木古内から江差までを攻略します。本旅程の中心部分です。

5時半に携帯のアラームで起き、6時ちょいには駅に向かいます。
駅は始発と言うのに窓口も開いてて、二人の客がいました。
昨日の内にフリー切符を買ったので、今日明日は乗り放題です。
列車(と言っても一両)は既にホームに止まっています。
おそらく、昨日からここに居るのでしょう。さすがに乗客も数人です。

6時43分定刻通り発車します。クロスシートに座り、窓に向かって
気持ちよくカメラを構えます。昔風の藍色の座席です。
普通列車ですが次の渡島鶴岡とその次の吉堀には止まりません。
最初の停車が三つ目の神明です。そして私の最初の目的地です。

29分間列車に揺られ、目指す神明に降ります。私一人です。
踏みしめたのは、木のホーム。そうそう、これが踏みたかった^^
江差線でも唯一の木造ホームです。古いレールらしい鉄骨の台に、
板と言うか柱を並べた感じ。古びて灰色にすすけてますが、
けっこうしっかりしてます。歩いても特に軋んだりしません。
ホームが一つ、線路が一本、お向かいはただ木々ばかり。ああ~。

そして、面白いのは、併設された待合室の床とこのホームの床が
一体になってる事ですね。もちろん、板壁木造、木の窓枠^^
作り付けの腰掛。鄙びていて大変よろしいです。ここまでは^^
床を見ると、点々と蛾が落ちてます>< よく見たら、腰掛にも。
閉じると三角の羽根、黒地にメロン的白い網目模様の蛾は、
初めて見る種類ですが、もう結構です、踏まないように外へ^^;

次は、一つ戻って吉堀に降ります。
ホームは普通に土盛りにアスファルトで、待合室が貨車です。
北海道のローカル駅には時々ある、貨物列車の車掌車転用の物。
ここのはまっ黄色に塗られているのが個性です。
最初は綺麗だったでしょうが、今はさびが広がって傷のようです。
内部は白い化粧板、木のベンチが並んでいて、こざっぱりとしてます。
ちなみに駅前?は農道の駐車場みたいな感じで、周りには
ポツポツと農家らしい家がありました。背景は山です。

吉堀から8時17分の江差行きに乗ったら、びっくり、混んでいます。
座れなくて立っている人が何人も居ました。大半がファンですね。
便宜上また江差へ。平屋で陸屋なので平たい感じの駅舎です。
一番近くの海岸へ行ったら、カモメが二羽波打ち際に立ってました。

10時34分、ひと駅戻った上ノ国(かみのくに)に降ります。
やっぱり、降りたのは私一人。でも、ここは駅前がけっこう町です。
駅舎も二階建てながらお城のような立派な屋根姿。
と思ったら、ここは上ノ国町商工会館で、駅はその端を間借りして
いる状態です。悲しいです。とは言え、待合室があり、
その隣りに観光案内所もあって、ひと気があるのはホッとします。
商工会議所の窓口に記念切符みたいなのがあったので聞いてみると、
これが架空の切符なのでした。線路近くの空き地に「あまのがわ」と
言う駅名看板みたいなのを立て、「なんちゃって駅」を作って
その切符を売っているのです。切符には、織姫←天ノ川→彦星、と
表示されてました。思わず、買ってしまいました^^

上ノ国の駅前には「追分ソーランライン」という立派な道路があり、
それを南にいくと町役場や学校があり、そこのバス停がいいです。
小さな木造の六角形の待合室があって、作り付けの腰掛がある。
冬が寒いと、待合室は必要なのでしょう。私などは、ここなら、
泊まれる♪ などと不埒な事を考えてしまいました。

地方の町を歩くのは楽しいですが、もう一つ目的がありました。
この町くらいしか、飲食店が無さそうだから^^ 昼ごはんです。
予想通り、駅の近くに地元スーパーと食べ物屋が並んでいました。
「焼肉 神ノ国」という店の前に「どばそば」という幟が立ってます。
どばそば、とは何ぞや。地方の名物か? これは、試さねば^^

入った店は、カウンター席と木の四人掛けが並ぶ、ラーメン屋的な
お店です。壁に並ぶ品書きを見て、げそ天どばそば、を頼みます。
「で、どばそばって、普通のそばと、どう違うんですか?」
「あ、ああ~ふつうのそばですよ^^ ただ、麺がどばっと大盛りです」
が~ん。名物じゃなくて、大盛りなだけ・・・でも、頼んじゃった。

ザルで頼みました。出てきた蕎麦は確かに大盛りです。
げそ天と言いながら、他になす・いも・カボチャ天も盛られていて、
蕎麦は、やや太麺で、腰というより弾力の強い噛み応えでした。
ちゃんと冷えていたし、これはこれで、美味しかったです。

このあと、湯ノ岱で降りて民家の前の黒猫を勝手に撮影し^^
桂岡で降りて、車掌車待合室の厳しい錆び様とくもの巣に涙して、
木古内に戻りました。ホテルに入る前に夕方のスーパーで、
半額の巻寿司とパンを買って、夕食としました。

夕食以外は充実した一日だったと思います^^


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2013/09/18 00:31
そら様
すごいてんこ盛りだったらどうしよう、って一瞬考えたけど、
結果で言えば、名前負けかもね(^^; ゲソ天が美味しかったので文句はありませんけど。

本当はそばとか軽食じゃない、地元料理をゆっくり味わいたいって言う気持ちがありましたからね。
それで行くと、きちんとした食事じゃないような気がして。

売れ残りのパックの巻寿司は、そんなにおいしくは無かったので安心して下さい(?)
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2013/09/17 18:49
どばそば♫ちゃんとご飯食べてるじゃないですか~ww
げそ天美味しそうですね~✿
超大盛りでも 残さず食べれましたか?

巻き寿司とパン・・^^美味しそう・・・あ~今一番お腹減ってる時間帯なので
どうしても食べ物ネタばかり反応してしまう~。

たくさん電車乗れて 良かったですね!!←いかにも付け足しwすみませ~ん!
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2013/09/16 23:51
ガーネット様
残念ながら、全部と言う訳には行きませんでしたが。
下車した駅は、ある程度その町を知りたいので、
あえて列車を見送る場合もありました。
あとは、出会えた物を楽しむって方向で^^

名鉄線にも、古レールの利用は時々ありますよね。
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2013/09/16 23:44
ちょみ様
本当ですよ。フリー切符は、乗り倒し系の旅には、必須アイテムです。
本数の少ない列車を色々行きつ戻りつしながら、
時間の許す限り努めてみました^^

天の川駅は事前に知らなかった事だけに、出会えてラッキーでしたよ^^
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2013/09/16 22:38
もしかして全部の駅に降りたのですか?
電車の本数もそんなに多くないでしょうに…お疲れ様です。

古いレールや貨車が再利用されているのはエコですね^ ^
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2013/09/16 21:53
フリー切符、ありがたやありがたや! ですね^^
駅をひとつひとつしっかり堪能されたようで、
楽しげなわびすけさんが想像できます^^

天の川駅、ロマンですねぇ~^^
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2013/09/16 10:27
Mt.かめ様
歯切れのいい信州そばよりは、うどん粉が強いかなって感じです。
ゲソ天、美味しいですよ^^ 
自分でやると上げ時が難しいですけどね。
揚げ過ぎると硬く縮んじゃうので、火が通る直前で上げて余熱で火を通す程度でしょうか。
あ、当然はじけますから、家庭ではイヤかな^^
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2013/09/16 10:16
風子様
私の旅の大半は、田舎道をただ歩いているだけ、ですよ~
お話に登るようなスポットは、その中のごく一部ですからね^^

いわゆる硬券というのが欲しかったんです、本当は。
昔、窓口で駅員さんが売ってくれる、硬くて、ハサミを入れるやつ。
でも、今は売って無いようなので、その代用として、硬券を模したこの切符を買いました。
何となく、縁結び的に、ハッピーな感じがしますよね^^
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2013/09/16 09:38
どばぞば・・・あっ濁点全部つけちゃった(笑)
ゲソ天ってこちらでは滅多に見ないので新鮮です♪
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2013/09/16 09:18
織姫←天ノ川→彦星~行ってみたいし、その切符がほしい~

わび様の旅、楽しおもしろそうですね^^

そんな旅をしてみたい( ^∇^)
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2013/09/15 22:32
もとみ様
のぼりまで出ていたら、やっぱり未知の名産かと思いますよね^^
ネーミングとしては、好きなタイプですけど^^

天の川駅の切符、どうなんでしょう。私も、この時初めて知りました。
車窓を見ていると、駅らしい場所があるのに、止まらないのは不思議だとおもったんです。
まさか、観光用のニセ駅で、JRとは無関係だったとはねぇ。
ちなみに、線路脇を川が流れていて、それが天の川という名前だそうですよ。
あんまり売れてる気配は無かったですが^^; 他で買えるかどうか。ちょっと分かりません。
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2013/09/15 22:22
ちょこ様
木のホーム、いかにもローカル感があって、旅行者には心地よいです^^
いらない貨車をホームの脇に置いて待合室にするやり方は、北海道ではしばしばあるみたいですね。
雪の無い地域なら、ベンチだけで吹きっさらしのホームになるような場所ですが、
寒い北海道で待合室は不可欠、でも予算は出ない、っていう所で、出てきた方法なのでしょう。
やはり、旅行者には物珍しくて、北海道を感じる対象ですよね。
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2013/09/15 22:21
どばそば、大笑いですね^^v
そのまんまの名前で、メニューに載せちゃうんですね^^

切符はいいですね~!
ニコタのアイテムのようです。
個々の駅で降りたのは、わびすけさん一人だったそうですが
ここでしか買えない、切符なのでしょうか?
有名なのですか?
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2013/09/15 22:09
ごま♪様
そう思います。
本来なら、乗車中の時間もゆったりと楽しめた事でしょう。
今回は沿線の雰囲気を知りたくて、あちこち下車しているので、
時刻表のパズルみたいな、せせこましい旅になってますけどね^^
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2013/09/15 22:08
木のホーム!素敵ですね~。
貨車の待合室なんてあるんですね。
自分の知らない世界を知ることができるのって
楽しいです♪

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2013/09/15 20:57
列車の旅のお話、読みながら風景を想像してます。
北海道の雄大な大地と風を感じながら
単線の列車でゴトンゴトン。ゆっくりと時間がたつ
いいものですね。



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