担当医の見解
- カテゴリ:日記
- 2013/10/03 22:34:07
昨日、担当医と話した内容を書き留めておきたいと思います。
担当医より、血栓が沢山ある事、体力(特に肺活量)が
あまりに低下している事を理由に手術の中止を云われる。
その2つが、何故に手術の妨げになるかを
具体的に素人にも解る様
担当医は丁寧に説明してくれた。
(妹は医療従事者だが私の為に)
先ず、手術の危険性について。
■血栓が沢山あると、何故手術が危険になるか?
血栓とは、血管内部に血の塊が出来、血管に張り付いたりし
血液の流れを妨げたりするようなもので。
この血栓がある事で、手術中に血液と共に血管を巡り
それ(血栓)が、肺に進入してしまうと即死に至る。
ただ、血栓を飛ばさない方法として血管(動脈)に
フィルターをする方法がある。
担当医は、フィルターをしてもその隙間を抜ける血栓も否めないとの事。
だが、血栓に対しては対処法があるようだ。
■体力低下の為、肺活量も著しく低下しているため
万が一、手術が成功しても肺炎になりやすくなったり
呼吸困難に陥る理由からも、一生呼吸器が手放せなくなる
危険性が非常に高い。
これは、喉に穴を開け、呼吸をする方法になる。
母は、通常大人なら4000以上あるはずの肺活量が
800ほどしかなく、手術途中で呼吸困難になり危険との事。
担当医は私に解り易く、こう言った。
「例えるなら、心拍数が100前後つまり早歩きや小走りの状態で
手術が3時間平均かかるとして、お母さんはその3時間をずっと
小走りしている状態なんです。
どうですか?健常者であっても、小走りを3時間も続けるのは
大変な事です。そおゆうことなんです。」
なるほど・・・今の母に耐えられるわけないよね。
そこで妹と悩みに悩んで。
先ずは体力回復と肺活量の回復の為、リハビリをお願いし。
それでも無理だった場合、手術は諦め
穏やかに安らかに過ごせる日々を、家族が一丸となって
母を見守り、手助けしていこう。
そう決めた。
担当医は、曖昧に説明するのではなく
ハッキリ明確に、厳しい意見もきちんと伝えてくれた。
医師曰く。
「手術とは、本来は病気を治すための手段ですが
お母さんの様な状態の方にとっての手術は、
治療、ではなく殺人行為なんです。」
患者のみならず、即死するかもとゆうリスクの中で
手術を施行する医師も、かなりの重荷であろう。
取り敢えずは、リハビリを見守り、励まし
僅かながらの【奇跡】に望みを託すしかない。