呉線と竹原の旅 3日目
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/10/13 16:47:12
10月8日(火)
前日は呉線の広島方向を回りましたので、
今日の目標は三原方向です。
前日に、早朝に出ても外は真っ暗だと勉強したので^^
この日は8時11分竹原発の列車に乗ります。
呉線の場合、朝は山陽線乗り入れが多いです。
そのため、山陽線で使われる113系クロスシート車がよく走ります。
今は濃い黄色に塗り替えが進んでいますが、その前の塗装の
白地に窓周りがグレー帯、その下に青線を引いた色の車体が、
かっこ良く見えます。
でも、来たのは103系らしい濃黄色の電車でした。
昔、山手線で走っていたような、前がまっ平らのやつです。
竹原から広島まで出て、広島から三原までは陸側の風景を撮り、
三原でまた折り返し、一駅目の須波に下車しました。
須波駅のホームはやや高い土盛りの上で、その三原寄りから
降りると、古い木造駅舎があります。開業以来使われている駅です。
見れば、白いペンキははげて来ていますが、瓦屋根の立派な
建物で、昔の村の小学校をイメージしちゃいました。
しかしあまり使われていないのか、待合室にはベンチがあるだけ。
最新のIC簡易改札機はホームの広島方向の端に設置されてます。
こちらは、忘れられた保存展示物みたいに見えました。
須波から広島方向にひと駅乗って、安芸幸崎に降ります。
この駅も開業以来の木造駅舎ですが、近くに大きな造船所が
あるせいか、オレンジ色の瓦もきれいで、活用されてます。
駅からは造船所の大きな鉄の梁が見え、さらに背の高いクレーンが
ゴジラの首のようにぐおおーっと伸びていて恐ろしい程です。
私はここから広島方向にひと駅分、忠海まで歩いてみました。
駅出口から真っ直ぐの短い道を中華料理屋の角を左に曲がり、
JAの前を進むとすぐ中学校があり、もう夕方なので下校時間を
知らせる生徒の放送が流れています。
「あと、〇分ほどで、下校時間です、残っている生徒は速やかに・・・」
懐かしい感じに、ちょっと胸キュンしちゃいますね。
その先の橋を渡る時、ちょうど列車が来たので、これはチャンスと
水路を渡る呉線車両を撮りました。
でもプロみたいに、水に映る車両とは行きませんでした。難しい。
プリントアウトした地図を見ながら目標の幸崎神社を確認しつつ通り、
次の銀行印を曲がって分かりやすい幹線道路に出ます。
この辺り、細い道に木の格子のはまった古い商家などが並び、
自然のままの、昔の町並みを感じられてとても良いのですが、
一時間後の忠海発の列車に間に合いたいので、道草できません。
幹線と言っても上下一車線づつ、歩道無し。やがて海岸線に出ます。
木造の家並みの向こうに、海が、わっと開け、里山のような島影、
その手前を行く船。さざなみ。これこそ瀬戸内海でしょう。
気持ちよい風景を歩くのは楽しいです、が、厳しさもあります。
陸が海に張り出し、山が迫る所で工事中の囲いと赤ランプの列。
近寄ると、そこは呉線の線路のノリ面が崩れかけていて、
現在復旧作業中なのでした。走ってはいますが、怖いです。
やがて道は線路をまたぎ超え陸内に入り、山の脇を通ります。
もう半分は来たかと思いますが、目標物が無く、ハッキリしません。
間に合うのかな。と、汗を拭きながら、誰もいない道を進みます。
「久津公民館」バス停があり、まだ半分の距離があると確認。
その先の地図には何も無く、左の山と右の農地の間を、なだらかに
登りながら、ひたすら歩きます。しばらく後竹原市の市境の標識。
これで三分の二程度? 間に合わなかったら、一時間後か~
でも、頑張って歩いたおかげで、山を出た所で竹原道の駅の看板と
同時に建物が連なり始め、予想より早く、忠海駅に着きました。
忠海の駅は「みなとオアシスただのうみ」という公共施設を併設して
市民の集いの場となっているようです。
駅前には旅館などがあり、ちょっとした賑わいがあります。
フェリー乗り場があるからでしょう。
この先もう少し足を延ばすと、「かぐや姫美術館」があるらしく、
実際行ってみたのですが、そこはなぜかお寺で、
寺の中にあるみたいですが、誰もいないし、とっつき難いし^^;
寺の奥に向かって「たのもぉ~」とは叫べずに、門前で引き返しました。
その後は、呉線に乗って竹原に戻り、ちょうど夕方開く飲食店が
始まる頃だったので、お店を覗いてまわったりしたのでした。
そう言うわけでは無いんですけどね^^
1時間に1本の電車に乗り遅れるのがイヤだったので、
駅に引き返してしまったんですよ。
かぐや姫に線香の一本も上げてくるべきだったかな。
(↑ちょっと違う)
お寺ってとこもなんかいい感じ^^
私だったら ひょこりひょこりと入ってみますが・・・
そこまで行って門前で引き返すなんてもったいなぁいw
なんか邪悪な気配でも しましたか?
月読さんはまだお若いですからね^^
私などは、時間が出来る世代なので、気まぐれに動いてしまいますが。
月読さんの温泉探訪も、良いと思いますよ。
そう言う意味では、呉に足を延ばせなかったのが残念ですが。
造船所は所々にあって、雰囲気は感じましたね。
呉線、戦争中は海側の窓はよろい戸で隠されていたらしいです。見るな、ってね。
今回、貨物船はよく見ましたが、護衛艦は見ませんでした。
旅行者のわがままって言う気もしますが、
その路線誕生以来の古い駅舎が残っていると、
とても、雰囲気良く感じます。
逆に、安芸長浜など展示館みたいな斬新なデザインの駅もあって、
それもまた面白いです。
瀬戸内の海は、実用的だなーと、見ていて思いました。
ドックとか、貨物船とか、高速船には普通におばあちゃんが買い物カゴで乗ってるし。
他の海とはちがうんですね。
なにか独特な感じがするような気がしますねー♪
新しく綺麗な駅舎もいいですが、古い木造駅舎も残っていて欲しいですね^^
仕事の関係で呉や広には行くことがありますが東方面はなかなか足が向きません。
瀬戸内の海を見ながら走る列車は優雅な感じがします。
ノリ面の崩落は、私の勘では前回の大雨を降らせた台風の仕業と思います。
すでに大分手入れが進んでいましたが、ここでまた台風が来たら、と思うと、
さすがにぞっとしますね。
忠海は今は竹原市の一地区で、竹原はその名の通り、竹を特産としています。
それで、かぐや姫も竹原が発祥の地であるとアピールしているんですよ。
その割には、自治体とは関係無さげな寺の境内の施設ですけどね。
実際行ってみると、何だかアヤシくって^^;
私も、興味はありますね。
もう少し時間があったら、本気で潜入したと思うのですが。
工事中だったところは
台風被害でしょうか?
かぐや姫美術館は、インパクトのある名前ですね。
かぐや姫に、ちなんだものが展示してあるのか
そういうわけでもないのか?
興味深いですね…