Nicotto Town


ロング澤翔


尚翔輝の心を独


 死んでも尚翔輝の心を独占している翔香の事が、うらやましく、憎かった。でも、目の前のペンダントはすごくキレイだった。
 しばらく大和が見詰めていると、翔輝はふと、
「なぁに? 欲しいならあげるよ?」
 と言った。
「い、いらないですよ」
 突然の事に顔を真っ赤にして大和はペンダントを翔輝に返す。
「え? でも何か欲しそうだったから」
「いらないです!」
 大和は顔を真っ赤にしたまま叫ぶ。
「???別にいいけど」
 翔輝は上着の前を開け、ペンダントを首に掛けた。
「おかえり、翔香」
 そうかれがささやいたのを、大和は聞き逃さなかった。
 唇を噛み、辛そうな顔を見せない為に背中を向ける。
「大和???まだ怒ってるの?」
 翔輝が恐る恐る聞くと、
「怒ってません」
 大和は低い声で言った。<a href="http://www.cnqxw111.com" title="http://www.cnqxw111.com">http://www.cnqxw111.com</a>
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 そんな大和に翔輝は頬を掻きながら近づく。
「あのさ、僕、君を何で怒らせたのかわからないんだけど、でも僕が何か気に障る事を言ったならごめん。謝るよ」
 翔輝は頭を下げて謝った。そんな翔輝を一瞥して、大和は言った。
「許してほしいなら、条件があります」
「条件?」
 翔輝は大和を見詰める。
 大和は振り向き、寂しそうな顔で言った。
「あまり、艦から降りないでください。私には少尉しかいないんですから」
 その言葉を言った後、大和は翔輝に抱きついた。
「もう、離れたくないんです???」
 嗚咽混じりのその声に、翔輝はただ黙って頭を撫でてやった。
 そんな彼の腕の中で、大和はとても幸せそうな笑みを浮かべていた。
 夕焼けの優しげな光に照らされ、二人はいつまでも抱き合っていた。《雪風(ゆきかぜ)》
 陽炎型駆逐艦八番艦――駆逐艦『雪風』
 出身 佐世保海軍工廠(長崎県)
 身長 152cm
 髪型 小さめなポニーテール
 実年齢(1942年6月現在)2歳
 外見年齢 13、4歳
 誕生日 1月20日
 好きなもの 姉妹?大和?翔輝?平和?無血勝利?クッキー
 嫌いなもの 戦争?無意味な戦い?対空戦闘?自分だけ助かる事?肉料理
 家族構成 姉?三人 妹?十五人(多すぎるので名前はカット)
日本海軍の駆逐艦技術の粋を結集させた陽炎型駆逐艦の一隻。その水上戦闘能力は当時世界最強とも呼ばれたほど強力なもので、世界最強と謳われた日本海軍必殺の兵器である酸素魚雷を使っての水上戦では他の駆逐艦を圧倒するものだった。そんな『雪風』の艦魂である雪風は大和の従兵として彼女直属の補佐をしている。性格は穏やかで優しく、優秀な補佐官でいつも大和の後方支援をしている。いつも自分に優しく接してくれる翔輝に想いを寄せる。そんな彼女は幾多の戦いに出撃し、仲間が次々に死んでいく中、彼女だけはすさまじい幸運でほぼ無傷で生き抜き、《幸運艦》と呼ばれ、終戦まで生き残った。
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第六章 第一節 大和の妹 新鋭戦艦武蔵誕生

 歴史的大敗を喫したミッドウェー海戦で大和達日本艦魂は大切な仲間五人(重巡洋艦『三隈(みくま)』が姉妹艦である重巡洋艦『最上(もがみ)』と衝突。『最上』は大破して『三隈』と駆逐艦『荒潮(あらしお)』に護衛されて戦線を離脱後、空襲を受けて『三隈』沈没。『荒潮』中破という事があった)を失った。しかし、日本海軍は主力空母四隻を失っても意地と根性で勝ち続けた。
 だが、いくら勝とうと艦魂達の悲しみは少しも癒えなかった。
 生まれるものはあっても、それが失われたものの代わりには決してならない。そんな当たり前な事も、彼女達には辛い現実でしかなかった。
 大和も五人の仲間を失った悲しみで立ち直れず、さらにミッドウェー作戦失敗の責任を追及され、彼女の旗艦として 




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