Nicotto Town



武蔵が心配そうに

の煙突は飛行機の発着艦を邪魔しないように外側に斜めに倒れている傾斜煙突で、かなり特徴的な空母だ。
「翔鶴お姉ちゃん! 大好き!」
 隼鷹が翔鶴に飛びつく。外見は十二歳くらいなので不自然ではないから自然に見える。
「むぅ???」
 ほんのり頬を赤らめた翔鶴が困ったように隼鷹見詰める。
「コラ姉さん! 翔鶴さんに失礼でしょ!?」
 飛鷹が姉である隼鷹を怒る。隼鷹の行動に問題があるが、それよりも階級に問題があった。
艦魂には軍人で言う階級のようなものがある。以前説明したが、確認すると駆逐艦、潜水艦、その他小型艇(水雷艇、砲艦等)等の軍艦でない艦艇は水兵。(軽?重)巡洋艦、水上機母艦、潜水母艦、正式空母以外の小型空母(軽空母、商船改装空母)等の準主力軍艦は下士官。そして戦艦、正式空母は士官といった具合だ。問題は艦種によって決まっているので昇級ができない(例外はある。金剛型は元々巡洋戦艦だったので金剛姉妹は以前は下士官)ところだが、艦魂達はあまり反発はないらしい。
 大和のように連合艦隊旗艦といかなくても、部隊の旗艦は少し偉う。
 ここで話は戻るが、準主力軍艦に位置する隼鷹(下士官)が、正式空母である翔鶴(士官)に甘えるのはダメだと思ったのだ。だが、
「飛鷹。好きにさせてやれ。私は構わん」
 大人な翔鶴は少し恥ずかしいのを隠して飛鷹に言う。
「しかし???ッ!」
「たまにはいいだろ、な?」
「翔鶴さん
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 飛鷹は心の広い翔鶴をキラキラした瞳で見詰める。それが恥ずかしいのか、翔鶴は視線を逸らす。
「ねぇ、翔鶴お姉ちゃん。頭なでなでして」
「うん? ま、まぁいいが???」
 あまりやった事がないのだろう(実際やってないが)、翔鶴はぎこちない手つきで隼鷹の頭を撫でる。当の隼鷹は仔猫のように幸せな表情を浮かべている。なぜかこの隼鷹、この誰もが恐れる連合艦隊最強の翔鶴をかなり気に入っていて、本当の姉のようになついているのだ。
 そして、その最強少女の妹は、
「うーん、これおいしいよ? 瑞鳳も食べて。ほら、あーん」
「あーん???おいしいね」
 すっかり仲のいい瑞鶴と瑞鳳はお互いに《あーん》し合っている。
 話は戻って大和達はと言うと、
「長谷川はん。これほんまにおいしいどすよ」
「しょ、少尉???これ食べてみてください???」
「少尉。私のもどうぞ」
 伊勢、霧島、陸奥が翔輝に総攻撃(?)を仕掛けていた。
「あ、ありがとう」
 押され気味の翔輝は出されたものを次々に食べる。だが長期戦になったら結構ヤバイかもしれない。胃が。
 大和は不機嫌そうにラムネを飲むと、じっと武蔵を見る。
「???で? あなたは一体何をやってるのよ?」
「???おんぶ」
「そんなの見れば分かるわよ」
「???じゃあなぜ訊く」
「そういう意味じゃないわよッ!」
 大和は「うーッ!」と武蔵に威嚇する。一方武蔵はさりげなく翔輝の背中にピッタリと抱き付いている。いわゆるおんぶの体勢だ。
「大和。そんなに怒らなくても」
 翔輝(背中に武蔵付き)が微笑みながら言う。そんな危機感のない翔輝に大和が吼える。
「少尉も無防備すぎるんです!」
「無防備って、別に警戒する必要はないだろ?」
「うぐ???ッ」
 反論に詰まったのか、大和はプイッとそっぽを向く。そんな大和を見て翔輝はため息する。
「はぁ」
「???重い?」
 後ろにくっ付いている武蔵が心配そうに(無表情)聞いてくる。そんな小さな事まで心配してくれる武蔵に翔輝は微笑む。
「ううん。そんな事ないよ」
「???本当?」
「うん。平気平気。気にしないで」
「???そう。ならばこのままがいい」
 そう言って、武蔵はぎゅっと強く抱き付く。柔らかな感触が背中を包み込む。翔 




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