青い春 番外編2
- カテゴリ:自作小説
- 2009/08/15 01:35:31
日もすっかり暮れて俺たちがいる教室ではオカルトマニア・野坂
友梨亜による怪談話が繰り広げられていた。
「それからその女生徒は意を決して憧れの彼氏に告白をすることにしたの…でも彼女の容姿はあまりにも醜くて、相手にされるどころ罵されて気味悪がられ、挙句の果てに彼女の気持ちまで踏みにじったの。その女生徒はそれを苦に教室で首を吊って自殺したの…」
こんな話を暗い教室で懐中電灯一本しかない中で良くできるな…てか野坂のしゃべり方も十分怖いよ(汗)
「彼女の足元には憧れの彼の机があって、それを足場にして自殺したらしくて、その机には彼女の遺書が置いてあって…『-絶対に許さない-』て書いてあったそうよ。それから彼は何かに取り憑かれたように狂い、その女生徒と同じように首を吊って死んだの…そしてそれからも…」
まだ続くの!?もう充分です、お腹いっぱいです(汗)
「その机に座った人は謎の死を遂げたり、狂気に見舞われて入院する人が続出したの。流石に学校側も気味が悪いからその机を処分することにしたの。そうしたら…」
「そうしたら…?」
「自殺した女生徒が夜な夜な処分された彼の机を求め学校中の教室を探しまわるそうよ…彼女は外見を馬鹿にされ自殺したから、誰かに自分の姿を見られるのをすごく嫌がるの。もし、彼女に会ってしまったら…口封じのために殺されるそうよ」
怖っ;
「もしかしたらここの教室にも来るかもしれないわね…」
友梨亜、なんでそんなに余裕なんだ?
「その話マジなの…?」
「なんだよ結、ビビってんの?」
「な、ビビってなんかねぇよ!」
「無理しなくても怖いんなら帰って良いんだぜ?なんなら家まで送ってやろうか?」
「そういうヒロちゃんだって俺をだしにして帰ろうとしてんじゃないの?」
「はぁ?いや、俺は全然ビビってなんか…「あぁ~情けないっ」…何だと菜々子」
「男のくせにこんな信憑性のない話を信じちゃって馬鹿みたい」
「んだと…!?」
「紅貴君も来ないし、あたし帰る。じゃぁね」
「家まで送ってくよ」小島が申し出たけど「結構よ」とあっさり断る菜々子。ツンとした態度で教室を出て行った。
紅貴の前では180度態度が変わって可愛い子ぶるくせになんだよ、この差は…?
「まぁ、あいつは放っておいても大丈夫そうだな」とヒロちゃん。
同感。
「でも、気をつけた方がいいわ…」
友梨亜が意味深なことを言い出した。
「どういうことだ?」
「さっきから妙な気配を感じるの、こういうお話をしてると霊を寄せ付けちゃうんですって近くに来てるのかも♪」
「…なんでそんなに楽しそうなんだ?」
「だって本物の幽霊に会えるかもしれないんだもの楽しみだわ」
見たら殺されるんじゃなかったのかよ…野坂 友梨亜、恐るべし(汗)
「きゃぁぁ~!!」
突然、菜々子の悲鳴が響き渡った。
「どうしたんだ!?」とヒロちゃん。
「菜々子ちゃん?」と小島。
「幽霊出現!?」と喜ぶ友梨亜。
俺たちは教室を飛び出し、悲鳴のした方へと駆けだす。
先頭には懐中電灯を持ったヒロちゃん、小島、友梨亜、俺と続く。
隣の教室を通り過ぎようとした瞬間、教室の壁から女の子らしい人影がスルリと突き抜けて出てくるところを見てしまった。
人影と目が合ってしまう。
――見たわね――
はい、ばっちり見ちゃいました(泣)
俺の前方を走るみんなは気づかない。
誰も振り向かない。
俺は蛇に睨まれた蛙というより、金縛りのように身動きが取れない。
しかも声も出せず、助けを呼べない。
――見られたからには…逃がさない――
人影の手がゆっくりと俺に伸びてきた。
【番外編・続】

























怖かったですよ、夜中に二回も書くはめになるなんて…(汗)
すごいですね!心霊物も書けるなんて!!