秋に読みたいマンガ
- カテゴリ:マンガ
- 2013/10/25 09:03:10
食欲の秋とこじつけられそうですが、「銀の匙silver spoon」が読みたいです。
フジテレビのノイタミナという深夜アニメのコーナーが、年に2回くらいシリーズで放送されるのですが、それで銀の匙もアニメでやってました。
良い機会なので視聴してみたら、これが面白い。先生も生徒も個性的な蝦夷農業高校の面々と、動物達の生死を巡る日々は、農業の良さと一般には知られることのない苦労、残酷さをわかりやすく伝えています。
畑の作物も、肉も、生き物から命を奪う行為だということを、みんな忘れている。
これはそんな重要なことを、面白おかしく、暗くなり過ぎずに描いている稀有な作品です。
主人公の少年、八軒が可愛がって育てていた家畜のブタは、結局高校のみんなで食べてしまったけれど、不思議と、見ていた私も涙は出ませんでした。もっと泣くかと思ったんですが。
とてつもなく悲しい場面かと思いきや、八軒もちゃんと食べて、うまいと言う。
たぶん、そこで悲しがって吐き戻したりしたら、命をくれた豚丼(ブタの名前)に失礼ですよね。
だからみんな、喜んで食べた。きれいごとではない愛情に気づかされました。
そんなの当たり前だろうと笑い捨てる人よりも、痛みを知り、その上で「ありがとう」と笑顔で言える人が、本当に感謝を知る人なんだと思いました。
いつか全巻そろえて読んでみたい作品のひとつです。
おお、ご覧になってましたか^^
今まで勉強ばかりしてきた八軒が、いろんなことに前向きに取り組む姿に励まされた人も多かろうと思います。
親に抑圧されていたのは、お兄さんも同じだったようで。まるで自分を見せつけるように、のびのび生きている姿が良いですよね。料理は見た目はいいのに、味が殺人的って…素材に失礼すぎますよね(笑)
あのアニメはエンディングテーマも良い歌でした。スキマスイッチのHello Especially。いつもエンディングは見ない方なんですが、この歌は飛ばさずに毎回聴いてました。
で、最後に番組からの注意事項が出てくる…「興味本位で農家を覗きに行かないように。家畜や農家の人に迷惑がかかるから」的な。
それだけ真剣な気持ちで作ったアニメでもあったということですね。
第二期があるそうなので、こちらも楽しみです。
そうそう、鋼錬の作者さんです。ちなみに女性。骨太の絵と作風なので、男の人かと思っていました(笑)
畜産課のインタビューは、たまに新聞の特集などで見るのですが、皆さんとても動物に愛情を持っていますね。
でも、肉として出荷しなければならないので、ただペットをかわいがる愛情とは別の愛情をそそいでいる、といいます。
どの方にも共通している意見なんですよ。
これは、割り切り方と言っていいでしょうね。
昔、若いお兄さんが仕事を体験してリポートする、なんだっけな…「このまちだいすき」的なNHKの小学校社会科の番組で、ブタを飼育して出荷するまでの内容を見たことがあります。
畜産の内容だけじゃなくて、出荷までちゃんと放送されてました。ブタがトラックにたくさん乗せられるところを見送って、そのあと豚肉料理がお兄さんの前にずらりと。お兄さん、おいしいおいしいと、泣きながら食べていたのが今でも忘れられません。
銀の匙に登場するエゾノー(蝦夷農高)の連中は、実家が畜産農家が多いために、家畜を殺して食べることは、魚を釣って来て食べるのと同じ感覚で、特になんとも思っていなかったのですが、今まで農業を知らなかった八軒が、そういったことにいろんな感情を示すことによって、彼らも大切なことに気づかされていくんです。
八軒の感動は、見る我々にも同じ感謝と感動を与えてくれています^^
はがれんで変換したら2回目で鋼錬が出ました。もう鋼錬は標準語なのですね!w
百姓貴族ですか、今度チェックしてみます。コミックス全巻は、あとで中古で大人買い予定です。
鋼錬のコミックスは、おまけのマンガも楽しかったですが、ああいうのを面白く描ける人も少ないんですよね。
なので、百姓貴族も期待大です^^
銀の匙、俺も見てたっす―!
成長物の学園ドラマとして、秀逸っすよね。
食や命をテーマにして、しかも重くなりすぎない絶妙なバランス♪
なに料理してもまずくする、八軒の兄貴がいい味出してて好きだったっすww
銀の匙は見たことがまだありません…(´・艸・`;)
が、養豚場を経営してたおじちゃんの写真集っていうのがありまして。
もうそのまま、みんないずれは食べるために育てているんだけれども、みんなかわいい、と愛情を惜しまず注ぎ、豚さん達もおじちゃんに懐いてるという…
不思議な感覚ですよね。
ビミョーにピンとこないというか。
実際育ててみないと、理解しきれないのかもしれません…
いや、私の理解力がないだけかも(笑)
銀の匙、読んでみたいマンガのひとつです^^
(さすがに『鋼錬』と一緒には並べられないだろう……)
↑
(『はがれん』で一発変換したらこう出た! どんな辞書入れてるの、MS-IME!!)
うんうん、アニメだけでも面白さが伝わりました。
面白い作品は、たとえ物語が途中であっても引き付けられます。
綿密な取材だけじゃなく、原作者の着眼点やキャラづくりもあって、良いマンガになってますよね。
仏様みたいな顔の馬術部顧問とか、豚の飼育担当のミリタリー女性教諭とか、先生もまた楽しいw
ブッダ先生は好きなキャラです。仏の顔で中身が真逆という(笑)
昔のマンガみたいに顔も含めて個性が強烈で、でも人間として愛せる。人間模様もふくめて楽しい作品ですね。
いつかマンガも買わねばw
まだ売れてなかったころは、ゲームのアンソロジーなど書いておられた人なんですが、底力が開花して、鋼の錬金術師は大ヒットしましたね。
第二作目ということで、ここでも一発屋じゃない証明を見せてくれました。作家さんとしても応援したくなる人です^^
原作もオススメです(^-^)
命について、食について、といったテーマもあるし、
舞台が高校なだけに登場人物の成長も描かれているし(^^)
友達のこと、自分のこと、様々なことに向き合う八軒を見てると
心から応援したくなりますね~