狐キャラを作るにおいて言っておきたい事がある
- カテゴリ:日記
- 2013/11/16 15:22:54
尻尾があればあるほど強いんじゃないんやーー!!
九尾の狐は狐の最上ランクやないんやーー!!
こんにちは樹乃歌です
最近樹乃歌はおりちゃによく出没するのですが、妖怪おりちゃと言えば九尾、もとい狐キャラは一サークルに最低一匹はいらっしゃる。
猫又、鬼神に並ぶ妖怪おりちゃ人気上位組といっても過言では無いでしょう
だがしかーし、本当に妖狐の事を知っている方があまりにも少なすぎる、少なすぎますよ奥さん!!
妖狐が好きな皆様がいらっしゃるからこそ知っていただきたい!
妖狐について語るには捨てて置けない知識があるんだ!!(暴走)
こっから樹乃歌が妖狐について詳しく解説していきますので、よろしかったら参考までに
(樹乃歌ウゼーとか、そんなことしっとるわい自由にさせろや!な方がいたらごめんなさい)
最初に妖狐の基本中の基本。種類とランクについて説明します
妖狐には大きく分けて二種類います
善狐(ゼンコ)野狐(ヤコ)
文字通り、善狐は良い性質を持つ狐のことです
野狐は逆に、あまりよろしくない性質を持つ狐のことです
善狐、野狐の間はかなり曖昧で善狐でも悪さをしたり野狐でもいい狐もいるのだとか
成長に従い移り変わることもあるのでしょう
そしてここからは狐のランクについて紹介します
間違えやすいのは尻尾の数です
おりちゃでもよく間違えていらっしゃる方が......
では、下位のランクから
阿紫霊狐
・一歳~百歳までを阿紫という
五十歳になってから霊山や霊場に移って修行して仙術を学び
百歳に至って地狐神に昇格する
つまり普通の狐
地狐
・上は五百歳余り、下は百歳以上の狐を言う。
一般に妖狐といえばこちら
これ以上の位へは野狐はいくら歳を重ねよういけません
超有名あの九尾の狐さんもこの位
実は下から二番目なんですね
一応言っておくと、玉藻前に化けた九尾の狐さんの位であって、善狐であるその他の狐は九尾であろうと無かろうと次の位へ行けます
九尾の狐=玉藻前ではないのです
仙狐、または気狐
・上は九百歳以上、下でも五百歳以上
一般に稲荷で祀られている神使のこと
神使とは文字のとおり神様の使いのことです
ほとんどが白狐です
ここまでの位では霊力が上がるに連れて1~9本と尻尾の数が増えていきます
玉藻前も順調に出世できていたらこの位だったはず
良く間違われやすいのですが、稲荷神社の神様は狐ではなく宇迦之御魂神です
*御先稲荷、豊川稲荷など稀に例外あり
天狐
・千年以上生きた善狐がなるといわれている
尻尾の数は4本
少しずつ減っていくのではなく9本から4本へ変わるそうです
仙狐から天狐は変化、というより進化、といったほうがいいのかも知れませんね
とんでもない神通力を持ち、御先稲荷のトップに立ちます
天狐のまま三千年生き、肉体から離れ自然に溶け込むことが可能となれば飯成空狐と呼ばれるようになります
空狐
・三千年以上生きてた善狐
狐の最上位で、肉体を持たないもの
ここまで来ると御先稲荷を引退、隠居することとなります
尻尾の数は0本
文献上では天狐より格下となりますが、御先稲荷での話であり現役より格下になるのは当然のこと
本当は狐の中では一番えらいです
まあ、昭和時代の内閣で言うと
天狐=首相
空狐=枢密院
みたいなものですね
姿も狐ではなく人間となります(耳は狐耳
つまり、
よわい 阿紫<地狐<仙狐or気狐<天狐<空狐 つよい
ですよ!!
お分かりいただけたでしょうか
次に補足として、その他の狐についても説明しておきます
こんどは尻尾ではなく色の違いに焦点をあてますよー
白狐
・白い毛色を持ち、人々に幸福をもたらすとされる、善狐の代表格です
位は仙狐or気狐
稲荷神社に祀られている狐も、ほとんどが白狐です
安倍晴明の母親とされている狐も白狐なんですって
黒狐
・黒い毛色を持ち、北斗七星の化身と呼ばれています。中国の北山に住む神獣であり、王者が太平をもたらしたときに姿を現すとされている吉兆の印らしいです。
白澤みたいですね。
北斗七星ということは四神の玄武と何か関連性があるやもしれません。
金狐、銀狐
・天皇の即位灌頂(秘儀であり詳細は不明)の際に、左右に安置したとされる金銀製の荼枳尼天(辰狐)の像らしいです。金胎両部、陰陽、日月、を象徴するといわれ、江戸時代の随筆にも善狐の一種として登場するが、名前が出てくるだけでみたいです。
赤狐
・白狐とほとんど同じです。
毛色の違いくらいですかね。
狐に関してはこんな感じです。
これらを頭に入れておけば、分かる人には「お、こいつ狐にくわしいなぁ」と関心されるやもしれませんよ!!
最後に、
狐の位に関してはいまだに議論が続いていることもあり、wikiや樹乃歌の情報を鵜呑みにしすぎることなどありませんようにお願いいたします。
(現にwikiなんて尻尾とか赤狐の記述ないし.....)
ではでは皆さんlet’s狐life!!
少しでも参考していただけると幸いです
参考文献
兎園小説拾遺(滝沢馬琴
wikipedia リクエストあればほかの妖怪も解説しちゃいますよ(チラッ
ネット検索から訪問です。
とっても興味深い記事ににやにやしながら読ませていただきました(*´▽`*)
確かに九尾が一番強いーみたいな感じで思い込まれてる方は結構多いので見ててしょんぼりしますねー。
ためになる記事ありがとうございました(*'▽')寒いのでお体にはお気をつけて。
あたくし、色の違いしか知らなかったから勉強になったのぜ(*´艸`*)
創作欲を掻きたてられる内容ですわねおほほ
最近はサークルも放置気味で申し訳ありません(´・ω・`)
ありがとうございます、私の回答がお役に立てたのであれば幸いですw
神道、いいですよねえ
私もいろいろな本を読み漁っていますw
井上円了さんといえばかの東洋大学の創立者、そして私の地元新潟の出身ですよね
(井上円了展行きたかった.....
小泉八雲さんは出雲大社の神職以外は見れないという祭祀に特別に許可を得て同席させて頂いたことがあるのだとか
どちらもあまり本を読んだことは無いのですが、機会があれば是非読んでみたいです
神道に限らず妖怪系であれば京極夏彦さんをお勧めしますよ!(小説ですが
本当に妖怪が出てくる小説はあまり無いのですが、妖怪をモチーフにしたミステリーなどを手掛けています
独特の妖怪観をお持ちの方で、京極堂シリーズや百物語シリーズはとても面白いです
文章は固めですが是非とも読んでみてください!
神道系の幼稚園なんて珍しい.....
初めて聞きました、というか家系も!?
す、凄い
我が家はそんなものまったく聞かないので少しうらやましいです
父方は色々とあったらしいのですが絶縁してしまいましてw
稲荷の分社に関しては一概に言えないところも多く一番はお母様などに聞いてみるのがよろしいかと思います
分社は神使の御狐様も一緒に修行に出てこられるみたいですし、どこの神社かによっても変わりますから
現に伏見稲荷大社は宇迦之御魂神という神道の女神様で豊川稲荷は吒枳尼天という仏教の女神様が御祀神です
神仏習合では同一とされていたのですが、明治になって廃仏毀釈が始まりごちゃごちゃになっちゃったみたいで、いまは別の神様なんですw
ちなみに豊川の狐と伏見の狐はものすごく仲が悪いらしいですからその影響かも知れませんね
>昔から狐とは相性が悪かったです^^;
どちらか御狐さまが座敷神だかはっきりさせておいたほうがいいかもしれませんよ
狐火は狐が食べた動物の骨を打ち鳴らし起こす火だとか、尾をこすり合わせて起こす火、だとか諸説ありますがどれも、何十もの火が一列に連なる、と言うところが共通点のようです
単一の火は、鬼火、人魂、海外ではウィルウィスプなどと呼ばれていますね
現代では、ほぼ科学的に説明されてしまっています
骨に含まれるリンやプラズマなどといった説が有名なようです
証拠に目撃場所は墓地や、プラズマの発生条件である小雨時などで多く目撃されています
狐が食べた骨を~の件はもしかしたらそこから来ているのかも知れません
昔の夜の森という者は一切光なんてありませんから、リンやプラズマなどの光でも遠くまでよく見えてしまったことでしょう
一列に並ぶのは修験者の松明、とも言われています
少し寂しいですがこういう事もあるのでしょう
狐火は見たから、といって悪いものではありませんよ!
むしろ現代でみれた事がラッキーです
科学技術で松明が要らなくなった今、見える狐火はもしかしたら本物かもしれませんものw
科学現象で解き明かされた怪現象は、本当に妖怪じゃないのか
説明できたから妖怪ではなくなるのか、
そうではなく、科学現象も妖怪の側面ではないのだろうかと最近私は思うのです
人魚伝説、承りました!
おいおい書かせていただきます
以前はサークルのほうで、ご回答を頂きありがとうございました。
すごく参考になって、忘れられない出来事です♪
最近神道(古神道)にも興味がわいてきて、狐の他にも
井上円了博士さんや小泉八雲さんのお話を読んだりしていました。
(井上円了さんは霊感が無くて、半信半疑から研究を始めた結論、「霊魂はある」にたどりつき、
小泉八雲さんには霊感があってストーリーを作っていたそうなのですが)
私は仏教寺院に暮らしていますが、
幼稚園は神道の宗派を出ていて、幼稚園行事も全部神道のものを受けました。
それと母方は島根県で安倍倉橋という苗字が変化してあった神道の家系だったのですが
(神楽方、音楽担当、というか、左京太夫の家系らしいです)。
いわゆる狐(稲荷だと思っていた)?が祠に祭られていて、そこは誰も近寄ったり遊んだりしない場所、
だったのですが、宇迦之御魂神という神格さまだったんですね。長年のギモンがまたとけました。
安倍晴明をだしているのも、確か安倍倉橋の家系だったはずなのですが、
昔から狐とは相性が悪かったです^^;
すごく詳しくなりました。ありがとうございます。
狐火というのは、昔から恐れられていますが、
やはり目撃するとわるいものなのでしょうか。知り合いに、みたことあるひとがいるのですが。
夏だったので花火?と勘違いしてましたが。
リクエストはあつかましく、人魚伝説です!ぜひ知りたい。もしお詳しければお願いします。