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シン・ドラマ汁


ドラマ【ハードナッツ!】【実験刑事トトリ2】

ハードナッツ!~数学girlの恋する事件簿~
NHK-BSプレミアム 日曜夜10時~

【あらすじ】くるみは、伴田の気を引くため、数学を利用して料理を作るが、どうにも出来た料理は今ひとつ。理数系の料理研究家の里中舞のサイン会に行き、その原因を尋ねることに。すると、そのサイン会に伴田が現れた。伴田はワイン評論家・夏目が死亡した事件の捜査をしていた。夏目はワインをワインセラーに運んでいる最中、階段から足を滑らせ転落死したものと見られていたが、伴田は現場に残された数式に注目。それを見たくるみは、それがワインの出来を予測するワイン方程式であることを見抜く。

【感想】今回はテーマが方程式であり、他にも割れたビンの散らばり方とか、被害者が浮気相手に送った方程式を解くと、グラフがハートの形になるとか、事件のあちこちに数学が埋め込まれており、このドラマにふさわしい事件でした。しかし実際はこんなに数学が関係する事件なんて、そうそうありませんよねw あるとすれば科捜研とかが科学捜査に利用するくらいでしょうか。橋本の箕輪っぽい演技を楽しみながら見ていたわけですが、今回感じたのは事件関係者の不自然な関係でしたねぇ。家族ぐるみの交際と言いつつ、こっそり不倫していたり、その不倫相手の夫を脅迫して5千万要求したり、おまえらほんとは仲よくないだろと思いながら見てましたよ。なんでそんなギスギスした仲なのに、家族ぐるみで仲良しのフリをしていたんでしょうかね。不思議でなりません。セレブ同士の仲良しなんてそんなもんなんでしょうか? あと、いくら変人とはいえ、今回のくるみは酷すぎたw 未成年だからワインは飲まないけど、当たり屋はやるってかw あれは明らかに犯罪w しかも下手したら命に関わるくらい、まともにぶつかって飛んでましたよね。まぁ、車の方はほとんど止まっていたし、本人がぶつかろうという意志を持ってぶつかったのだから、大丈夫だったのか? 普通だったらここまでしませんよねw どうにか20万稼いで弁償しようとするでしょう…。やはり変人だからなせる業なのか。さて今回のテーマとなったワイン方程式ですが、ネットで調べてみたところ、実在するようですね。ボルドーワインの質に対する回帰式で、プリンストン大学の統計学者アッシェンフェルターが提唱したものらしいです。それまでは専門家の経験や勘でしか予想できなかったものを、生産年ごとの月別降雨量や平均気温を織り込んだかなり単純な数式で表したものであり、当初は当然専門家からは詐欺師扱いされこきおろされました。しかし1986年と1989年の予想が、専門家の予想を覆しピタリと当たったことが、1990年ニューヨークタイムズで取り上げられ、この方程式の信憑性が高まっていったそうです。これは恐らく、ワインが全世界的に投資目的の商品となっていった時期と一致しているような気がしますね。時代が求めた方程式と言えるでしょう。


 
実験刑事トトリ2 最終回
NHK 土曜夜9時~

【あらすじ】とある私立学園の理事長・亜希子は、学園の経理をめぐる不正にひそかに手を染めており、そのことを若い教師・香織に知られ、強く非難される。亜希子香織の口を封じるため、初等科の合唱部の合宿訓練を利用して彼女を殺害する計画を立てる。その合宿所には、瓜二つの建物が森を挟んで建っており、北棟と南棟と呼ばれていた。南棟で亜希子が合唱の指導をしている時、生徒の1人・が外で黒い服を着て金色の仮面を被った怪しい人物を目撃する。

【感想】安永のやめるやめる詐欺に付き合わされた1時間となりましたw 何故あの時、ポン酢を1人で買いに行かせたのか…。刑事が2人いながら全然ダメダメですよね。てか水炊きをするなら、材料と一緒にポン酢1本買ったほうが無難だろう! ポン酢なんて鍋とかしてたらすぐなくなるんだし、1、2本予備を置いておいても全然じゃまにならないですよね。それともうちは家族が多いからそうなのかな。さて事件の方ですが、さほど複雑なトリックはなく、キモは1つだけ、生徒たちが南棟から北棟に移動した時、どうやって北棟ではなく南棟に向かわせたかの1点だけでした。北棟と南棟の間は歩いて約10分。その間に2回分かれ道があり、両方とも左に曲がることで北から南へ行き着きます。分かれ道を起点とすると、それぞれ3分、4分、3分くらいかかるものと思われます。なので、北棟から出た時、2番目の分かれ道の目印である地蔵を見逃し、森の迂回路を一周して、再び北棟へ向かわせる場合、それぞれ3分、8分、3分の時間を要することになり、14分の時間が必要ということになります。暗闇の道で園長扮するオバケに脅かされながらの道のりだとすると、4分差は確かにあまり感じなかったかもしれませんね。これが20分となるとさすがに遠いなと感じる子がいたかもしれませんが。わかってみれば単純なトリックではありましたが、単純がゆえに面白いトリックでした。また、被害者をトリックに利用するなど、巧妙で残酷な手口も面白かったですね。亜希子は、犯行は子供達のためだったと言っていましたが、その子供達をアリバイ作りに利用したり、被害者を利用したりと、やり口はかなり汚かったですなぁ。何よりアリバイ作りに利用された子供達のことを考えると、これはもうどう考えてもトラウマですよね。一生消えない心の傷ですよ。学園がどうなろうが、親さえしっかりしていれば子供達はどうにでもなりますが、この心の傷だけは、大人になろうと消えることはないでしょう。やはり亜希子の動機は、子供達を守るのではなく、保身の意識の方が強かったんじゃないでしょうかね。子供達が大事なら、事件に子供達を利用するなんて、できるはずがないんです。あとちょっと疑問に思ったことなのですが、亜希子が責められていたのは、先代から続く教科書の出版社との癒着で、リベートを受け取っていたことでしたよね。しかしこの学園はどう見ても私立。国公立の学校ならリベートは犯罪ですが、私立の学校でも犯罪に当たるのでしょうか? 民間企業同士のリベートは普通犯罪ではありませんよね。そのへん、あまり法律に明るくないのでちょっとわかりませんでした。




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