Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【クロコーチ】

クロコーチ
TBS 金曜夜10時~
【あらすじ】父親の10年目の命日に墓地を訪れた清家は、墓前で手を合わせている身なりのよい老人と出会う。司法研究所の所長をしているというその老人は遠藤と名乗り、5年前に清家の父とともに同じ捜査班にいた警察官だったと話す。何故かその場で話を聞いていた黒河内が、その男が45年前に三億円事件の捜査をしていた可能性があったのではと、当時のことを聞きだしてくるよう清家をけしかける。

【感想】遠山金四郎www いやいや、まさかそんな言葉遊びで桜吹雪会の名前が決まったとは思いませんでした。さて、今回は特に現在進行形の事件も、迷宮入りになった事件も関係なく、ひたすら遠藤の昔語りと、黒河内と清家の命が狙われる様子が描かれた回でした。桜吹雪会の全容は次第に明らかになってきましたね。遠藤があまりにもあっさりペラペラしゃべるので、こりゃまた殺されるんじゃないかと思っていたら、案の定殺されてしまいました。何故彼はあんなにも簡単にいろいろ喋ったのでしょうか。前に、桜吹雪会のトップは沢渡なのか、それとも他に誰かもっと大物がいるのかと、疑問をここに書きましたが、やはり大物はいましたね。しかし遠藤は創立メンバーとはいえ、元々中核となって動いていたメンツではなく、今は年を取ってほぼ引退しているような感じだったので、やはり桜吹雪会の今後を託された沢渡がトップと考えていいでしょう。沢渡にとって、年を取って情にもろくなった遠藤は、目の上のたんこぶのような存在だったのかもしれません。黒河内は、自分たちが遠藤と接触することで、沢渡に遠藤を消さざるを得ない状況にさせた…と、沢渡は考えていたようですが、その問いに黒河内は、「自分はどっちでもよかった」と答えていましたね。その言葉を信じるなら、黒河内は遠藤から真実を引き出すことで、遠藤の身が危険にさらされても構わないと考えていた、ということでしょうか。桜吹雪会を白日の下に晒すためには、遠藤は重要な生き証人です。なのに死んでもいいと考えていたということは、やはり黒河内には桜吹雪会を公にするつもりはない、ということでしょうかね。そして今回、狙っても狙ってもしぶとく生きている黒河内に対し、沢渡が根を上げたのか、ついに黒河内を桜吹雪会に勧誘しました。これは本気なのか罠なのか。いや、そのどちらとも、でしょうか。黒河内が桜吹雪会に入り、会のために働いてくれるならそれでもいいし、ちょっとでも変なそぶりを見せればすぐに消せるように、シッポをつかんでおくこともできます。逆に黒河内も、会に入ることにより情報を引き出せるし、隙を見ていつでも裏切ることもできます。黒河内にとってこの勧誘を断る理由は………今のところないですね。普通のドラマの正義のヒーローなら、まず突っ撥ねるとこですが、黒河内なら入りかねないと思います。ストーリーも終盤に差し掛かり、ついに黒河内対沢渡の丁々発止の心理戦が始まる予感がします!




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.